2023 セレッソ

【セレッソ】ガンバ戦:木か?林か?森か?

セレッソ 2-1 ガンバ

2023.5.3 @パナソニックスタジアム吹田

劇的勝利!!!!いやぁ、良かった(笑)

リプレイを何度も見直してますが、やはりダービーの勝利は格別。

そんな試合を振り返ります。

試合内容・雑感

●スタメンはいつも通り

スタメンはもうお馴染みになった、4-3-3と言う形。レオセアラの得点力を活かしたい小菊さんの意向を、とても感じる布陣です。加えて、原川ー真司ー奧埜のトライアングルのボール保持を狙う形。

改めて言うと、この布陣はボールを持った時に強みを持つようなイメージですかね。反面、守備面では受けに回り易い所はありそう。この辺り、どうボールを保持できるか?という所がカギにはなるような感じですね。

そのボールを持った展開で、見事な先制ゴールが生まれます!

●レオセアラの先制ゴール!!!

レオセアラの豪快ヘッド!!!・・・からの膝スライディング失敗(笑)

まあ、膝スラ失敗は置いておいて、あの豪快なヘディングは、

レオセアラには、これを求めてたんよ!!!

というらしさ満開のゴールだったと思います。昨年の敵として対峙して、セレッソが逃げ切れなかったFマリ戦の同点ゴールのような。この迫力が欲しかった。

動画も貼っておきます。陸と奧埜のプレーを1つ1つ見ていきます。

まずは、レオセアラの豪快ヘッドを生んだ陸のクロス!!! 正確無比なクロスは勿論のことですが、以下のツイートをしましたが、

こういうトラップ、大好物です(笑)

1stタッチで、蹴り易い所に完璧にボールをコントロールしてますよね。これによって、

相手ブロックが下がりきる時間を与えてない

のです。動画で相手DFラインを見てもらえれば分かりますが、ずっと後ろ向きの矢印が出てるんですね。DFラインが後ろ向きで、当然、レオセアラは前向き。つまり、『矢印の方向が合う』のです。そうなると、強くは当たりに行けないですよね。

この状況を生んだのは間違いなく、

陸のトラップからクロスを蹴るまでの流れが非常にスムーズだから

という所だと思います。流石、陸!!!

そして、奥埜ですね。

このブログで、散々紹介しておりますが、中央(相手ブロック内)で起点を作ってのサイドチェンジ。ボールを中央で起点を作ると、ブロックは必ず内に絞る動き(内向きの矢印)を取ります。それに対して、サイドチェンジは(外向きの矢印)を出さないと行けなくなる。

内向き→外向きと大きく揺さぶりをかけた奧埜の起点を作るプレーも見事ですよね。

また、奧埜がヨニッチとかにバックパスしてたら、相手ブロックに下がる余裕を与える。そういう意味で、

不必要に奧埜がボールを下げなかったのも好プレー!

と言うことは言えます。相手FWのプレスバックを切り返しでかわすのとか、唸りますよね(笑)

この崩し、完璧でしたね。ゴールに絡んだ3者3様の上手さを堪能できました。

とはいえ、ダービー。そう簡単には行きません。。。

●同点ゴールを許す。

この同点ゴール、完璧に崩された、、、みたいな論調が多いようですが、個人的な視点では、

宇佐美、エグッッッッゥゥ・・・

と言う感じでした(苦笑)僕の中では、

宇佐美の圧倒的な個人技で崩されたシーン

という印象でした。

このシーン、宇佐美のクロスに対して、セレッソの選手の多くが足が止まったような感覚は無かったですか?足が動いていたのは、ジェバリのマークに付いていた鳥海くらいですかね。そう、宇佐美のプレーで時間を止められたような感覚がありました。

何故なら、セレッソの選手の立ち配置は特に問題はなかったはずだったからです。セレッソの選手からすると、出てくるはずのない所からボールが出てきた。だから、一瞬判断に迷いが出た・・・そんな所かと。

このシーン、宇佐美のマークに奧埜が付いていて、奧埜は宇佐美を窮屈な所には追いやってるんですね。で、宇佐美のゴール前へのパスコースとして、2コースには限定できている。その2コースには、ヨニッチと原川が待ち構えている。でも、パスを出されたのはそのどちらでもなかった

上の図の通りですが、奧埜の身体を通されてる。つまり、股抜きですね。

低重心の奧埜の股を抜くとか・・・(苦笑)何でそこを通せるねん!!と言う感じで、

宇佐美、エグッッッッゥゥ・・・

となるの理解頂けるかと(苦笑)

この時の宇佐美のクロスは、パンッ!とボールを蹴るのではなくて、ググッとボールを押すような感覚で蹴ってると思います。また、引っ掛け気味にして、ボールの方向も少し変える。僕の頭の中で浮かんだのは、ホッケーのプッシュパス(と言うらしいです)ですね。こういうヤツです。

こういうパスを、宇佐美は足で蹴ってるんです。しかも、ドリブルしながら動いているボールに対して。しかも、効き足ではない左足で。サッカー経験者なら分かると思いますが、これ、相当難しいプレーですよ(苦笑)ってか、プロ選手でも出来る人は少ないと思います。

このプレーをする事で、

奧埜のブロックのタイミングをズラした

という所になると思います。元々カットインからのシュートで、同じような股抜きシュートを宇佐美が持ってるのは知ってましたが、その応用ですね。

あくまで僕の中での定説ではあるのですが、サッカーのオフェンスで上手い人は、

クロスを蹴る時に、対面にいる相手ブロックに引っ掛けない

というのがあります。上手い選手は必ず目の前の相手を見て、その対峙する相手の足が届かない所や、タイミングをズラしてボールを蹴ってます。1人称ではなくて2人称でプレーをする。この時の宇佐美が、まさにこれですよね。

また、『川崎の太陽』と称されたジュニーニョ。ジュニーニョも、対面の相手にクロスを絶対に引っ掛けさせなかったのですね。こういう選手は、見ていて本当に楽しいです。

この試合のハイライトシーンを何度も振り返りましたが、レオセアラや加藤のゴールより、この宇佐美のプレーを振り返る回数の方が多かった位です。本当、メインのお題にしようかと悩んだくらいで(苦笑)敵ながら、本当に唸らされました。

こういうプレーを見せられると、個人的にですが、

失点しても納得できる

という所はあります。サッカーは色んな見方が出来ますが、相手が凄い場合は、どうやっても防げない。それならば自チームを責めるよりかは、そのまま相手を賞賛すべき。そう思います。

はい、こんな所で、勝ったからこそ?の余裕の相手チームの賞賛でした。決勝ゴール、行きますか(笑)

●陸次樹の決勝ゴール!!!

綺麗なカウンターからの陸次樹のヘッド!!!

陸次樹のゴールが決まった瞬間、2017年ルヴァン準決勝の木本のゴールを思い浮かべたましたね。『パナスタのガンバ戦』『試合終了間際、クロスからのヘディング』と言う2シチュエーションが、昨年のパトリッキよりも木本の方を印象付けたようなところです。

これ、まずは香川真司の颯太への落しですよね。相手が前向きにプレスを掛け続けていたので、その真逆方向への矢印のボール。相手の矢印と真逆なので、アバウトでもパスは通ります。

真司は、相手の矢印を常に意識したプレーをしているように思います。常に逆を突く。突けなければ、ボールをいったん止めて、相手の矢印を消してからパスを出す。こう言った状況判断の速さ、流石です。

そして、颯太ですね。パスを受けた後のドリブルで2-3持ち上がりも素敵だったし、

山中にパスを出した後のスプリント!

これ、凄かったですよね。颯太のマークを振りきり、強引に最前線に絡むことで、2vs2の数的同数の状況を作り出した。これ、凄かったと思います。

颯太の顔付き、ちょっと変わりましたよね。選手の成長を見せる時、顔付がグッと変わることをよく見かけます。一般人でもそうだと思いますが、そういう時というのは必ず『仕事に対して厳しさを持つとき』だと思います。僕の中では若手の1人と言う感じの颯太でしたが、更に期待してみたくなりました。

(理屈人間ではあるのですが、こういう非科学的根拠でも、期待したい選手は出てきたりします(笑))

クロスを上げた山中、山中もスプリントですね。颯太にボールが出た瞬間にスプリント開始。相手を追い抜いて、自分がフリーになる状況を作れてます。試合の最終盤にも関わらず、これだけのスピード。山中も、足速いですね。

ようやっと、陸次樹(笑)

陸次樹は、もう既にNHK放送の解説だった嘉人がその素晴らしさを言うてるので重複しますが、颯太が山中に展開した後のファーに逃げる動きが秀逸ですよね。一旦、相手CBから消える。そこから、侵入のタイミングを図る。

ちょうど、ここで前述の颯太の進入があったので、陸次樹はファーで消えたままでのどフリーのヘディングシュート!もうクロスが上がった時点で、勝負は見えてましたね。

決勝ゴールも、先制点と同じく、色んな選手が絡んでの綺麗なゴール!!でしたが、もう一つ。

上の一連の流れの1つ前、真司に落とした上門の競り合いのところ。ここで、個人的に思ったのは、

ガンバ、ファールしてくるなよ!!

というようなことでした。上門に競ったのが札幌の荒野であれば、ここで必ずファールで上門を止めてくるんですねw ファールで止められて、セレッソはカウンターを打てなくなる。

相手がどこでファールしてくるか?を読んでしまうという、Jリーグの悪しき習慣に毒された自分のサッカー観が少し嫌になってしまいました(苦笑)そういう意味で、上門の競り合いをクリーンに戦ってくれたガンバ#3:半田陸にも感謝ですね。


そんな所で本題へ。今回は、概念的なお話。

まあ、僕のサッカーの見方と言うか、そんな所です。お気楽に読んでみて下さい。

サッカーチームの【木】【林】【森】という所の話

サッカーの見方も様々ですが、個人的にサッカーを語ろうとするとき、【木】【林】【森】という分類を意識しています。

何となくイメージの分類ですが、

  • 木:選手個々のプレー
  • 林:グループ戦術、チーム戦術
  • 森:チーム方針、大まかな戦い方

と言うような所ですかね。

【木】は分かり易いですね。選手個々のプレーの話。上で挙げた宇佐美のプレーなんか、端的な所ですね。【林】は【木】から枠を大きくして、グループ戦術やチーム戦術と言った所の話。

最後の【森】は更に枠を大きくして、何となくこう攻めたい、何となくボール保持してるよね・・・と言うの大まかに見えてるという所。サッカー観戦をし始めた人が持つような感覚の所ですかね。

ここは想像ですが、チームの戦い方もこれに則しているような所はあると思います。ここは一番大枠の【森】から説明すると、例えば、

  • 【森】ボールを保持して戦おう
  • 【林】ボール保持するために、戦術はコレを使おう
  • 【木】戦術上、選手はこういうプレーをしないといけないよね

と言う順を追って作業を細分化していくようなイメージです。もう少し言い換えると、

  • 【森】クラブのフィロソフィー的なところ
  • 【林】監督の仕事
  • 【木】選手の仕事

というところですかね。

所で、何故、こんな話をしているか?と言うと、サッカーはこの基準だけでも色々と理解できる所はあると感じる所はあります。

僕のブログを読んで頂いてる方はお気付きの方も多いと思うのですが、僕は【木】:選手中心で話すことが多いです。サッカーの試合も、ほとんど【木】を見るようにしてます。何故、【木】を見るのかと言うと、

【木】が【木】でない限り【林】も【森】も成立させられないから

ですね。

【木】が『草』だったら、【森】レベルに数を植え込んでも大草原にしかならないのですwww 【林】や【森】になるには、その一番小さい単位の【木】がしっかりと幹を持った【木】でないといけないのですね。

これをサッカーに戻して具体的に書くと、監督・チームがいくら高度な戦術【林】・戦い方【森】を用いたとしても、選手【木】が理解してプレーに落とし込めないとまるで無意味ということ。裏を返せば、

戦術を理解してプレーに落とし込めるには、選手もそれ相応のレベルが必要

というところ。

戸田監督が就任して注目されてましたJ3リーグ:FC相模原ですが、順位的にとても苦しんでいるようです。また、今は持ち直しましたが、岩政監督の鹿島も序盤は大きく苦しんでいたのは周知のところかと。この2チームに共通するのは、

【林】のレベルが凄過ぎて、【木】のレベルが追い付いてない

という所だろうなと想像しています。セレッソしか追ってないので、知らないですけど(笑)

学校と全く同じで、先生(監督)が100を説明しても、生徒(選手)の理解度は100を知ることができる生徒もいれば、10しか知ることが出来ない生徒もいてバラツキが出る。故に、平均点とか偏差値とかという概念が出てくるのですよね。サッカーも同じことが言えると思います。

逆に言えば、【木】がよりしっかりしていれば、輝いてくる監督になる可能性もあるというのは感じます。

上で書いた宇佐美。その技術の高さから、他の選手より明らかに通せるパスのエリアの広さが違いますよね。

優れた選手が集まれば、監督の取れる戦術の幅も広がる

と言うことは言えると思います。

出来る事が多い選手は、それだけどんな監督からも使われる。清武とか端的ですよね。ヨーロッパでも、日本でも、もっと言えば代表でも、恐らく10人以上の監督の指揮の下でサッカーをしてると思いますが、そのほとんどのチームでエース級の選手として迎えられていたかと。

ただ、予算は限られるので、清武クラスを11人集めることは不可能。どうしてもバラツキは出るが、そのバラつきのなかで纏めないといけない。そこは、

監督の仕事

というところ。

まいど、前置きが長くなりましたが、この大阪ダービーを【木】【林】【森】という所で、もう一度、簡単に振り返りたいと思います。

【木】【林】【森】で見る大阪ダービー

この試合の胆となるのは、ガンバの戦い方【森】にセレッソがどう向き合うか?という所だったと思います。

ガンバの戦い方【森】は、『ボール保持【森】』+『ポジショナルプレーの概念に沿う立ち位置【林】』と言う感じだったでしょうか。良い立ち位置を取って、ボールをキープして・・・みたいな感じで、試合を支配するような戦い方。

これに対して・・・というか、この2年弱位の小菊体制時のセレッソが常に

後の先を取るサッカー【森】

という感じですね。相手に先に出させてから、その裏を突くようなやり方。今回のガンバに対する手段は、

カウンター狙い【森】

という所でしたかね。

ガンバの視点で、良い立ち位置を取って試合を支配しようとするには、前掛かりに攻める必要が出てくる【森】。大まかな人員配置は、

  • 前線:5人
  • 中盤(繋ぎ):2~3人
  • 守備(カウンター対策):3~2人

と言うようなイメージ【林】。なので、小菊セレッソの狙い目としては、人数が少なくなる中盤と守備のところ。

こう考えると、この試合の勝負の分かれ目となるのは、

ガンバが前線5枚に繋げて攻撃に移せるか? 

セレッソがガンバの中盤~守備の所でカットしてカウンターを打てるか?【森】

というような所だったかと。

また、試合を通じて、ガンバの選手が荒くはなかった【木】。ファールで止めてくることもなく、正々堂々と真っ向勝負をしてきた感じ。故に、セレッソもボールを持った際にファールで止められることなく、比較的ボールを回せることが出来た。

そこで生まれたのが、先制点。ブロック中央で起点を作ってのサイドに展開、そこからのクロスで得点。中央→外→中央と、セオリー通りの展開【林】でした。

以降、ガンバの攻勢が目立つ。特に後半立ち上がり。

ポジショナルプレーというのは、選手が良い立ち位置を取ることによって、相手を動かす事が胆。1つの選手【木】を動かす事で、1つ空くスペースが出来る。そのスペースをボールホルダー、および、2番目3番目の動き出しのできる選手がそこを見つけられるか?が重要になる。つまり、選手が戦術を成立させるためのレベルが必要になる【木】。

これがハマると、特に相手が守備ブロックを形成してゾーンを守る時に効果を発揮するようなイメージがあります【林】。が、選手に対してマンマーク気味に付かれると良い立ち位置という概念が消え、パスを繋ぐにはタイミングの問題になってくる所はあるかと思います【木】【林】。広島とか、札幌とか、そうやって相手の戦い方を消してますよね【森】。

話を戻して、セレッソが困ったガンバの立ち位置がCBのところ。

失点シーンが端的で、セレッソの左→右に展開されて、ガンバ左CBにボールが渡った時点で、セレッソ右サイドで4vs3の数的不利な状況を作られる形になってます【林】。ここで問題は、

ガンバのCBに、セレッソの圧が掛かってなくて常にフリーにしてた

という所。

セレッソは、4-3-3というか、引くと4-1-4-1みたいな陣形になってしまう。また、1トップ:レオセアラも、そこまでボールを追うというタスクは与えてられてないような印象はあります。故に、横に1度振るだけで、相手CBはフリーでボールを展開できることが多い。

そこから、宇佐美のスーパーなプレーも出て【木】、失点。ここ、1トップの弊害という所だとは思います【林】。レオセアラの得点力【木】を活かしたいが為の手段が、4-3-3【林】と言う感じだろうのでね。

いつもならここでレオセアラを使うことを粘っていたと思いますが、この試合の小菊さんの英断は早かった。レオセアラを諦めて、2トップ:4-4-2に変更【林】

フリーにしていた2CBの数を合わせる形にしてきた。昨年までのベース、立ち返ったと言えるのかな?(67:20)。

少し潮目が変わったかな?と感じたのが、(70:50)からのハイプレスの連続【林】。ここから約3分程度の間に、ハイプレスを実行することで、ガンバがGK:谷までボールを下げる回数が増えたのですね。

少し、相手の圧力を押し下げられたな【森】

という所はあったと思います。

ここで思い出して欲しいのが、この章の冒頭で書いた勝負の分かれ目。

ガンバが前線5枚に繋げて攻撃に移せるか? 

セレッソがガンバの中盤~守備の所でカットしてカウンターを打てるか?【森】

この時間帯のセレッソのハイプレスは、この勝負の分かれ目の後半部分、

ガンバの中盤~守備 の所でボールが回り始めさせた

という所にも繋がります。つまり、

セレッソの狙いたい所まで、ボールを下げることに成功している【森】

という見方は出来ていました。

なので、

勝ち越せるチャンスは十二分にある

というのは、【森】レベルで見ているとよく分かりました。勝ちの目も出てきたな~と。相手を押し返すのに、上門や加藤のプレス【木】はとても強力。また、颯太、中原のプレスも鋭くなってたな~と言う印象でした。

ただ、諸刃の剣ではあるのですが、問題はこのアジリティの優れる前線4人のプレスに対して、そのカバーをする奧埜・真司のボランチコンビ。片や途中交代で入った行の良い若手、片や先発フル出場で試合終盤まで来たベテラン。

この2人がどこまで、若手4人のスピードについて行けるか?と言った所でしたか。ここも走力と経験値でカバー【木】と言った感じでしたね。杞憂に終わった所はありました。

何度か前線4人でカットしてカウンターに繋げられた事もあり、カウンターに活路を見出せる感じは出てきました。そして、最終的に陸次樹のゴールに繋がった・・・というような所になったのかと思います。


面白いかな?と僕なりの【木】【林】【森】の試合展開内で分類を書いてみましたが、ちょっとゴチャついた感じになりましたね(苦笑)お許しを(苦笑)

【木】が『桜』であれば桜並木を作りたい。

試合後の小菊さんのコメントで、とても印象に残るものがあります。

それが、以下の一説。

私は、システムと戦い方は、選手一人一人が輝けるかどうかが大事だと思っています。・・・チームの戦い方プラス、選手が輝けるかどうか。

https://www.cerezo.jp/matches/result/2023050308/

小菊さん、結果が出ない時に色々と言われることがありましたが、僕はこういう考え方が出来る監督は好きですね。とても共感を覚えます。

サッカーの試合は、あくまで選手がメイン。選手が輝けるかどうか?が重要。選手の個性に合わせた戦い方を取れれば、選手もストレスなく戦えるのだと思います。戦術論隆盛の昨今、戦い方に一貫性がないという見方をする人が多いと思うのですが、

『選手がストレスなく戦える』という小菊さんの環境作りは一貫している

とは思ってます。

モチベーターとしては優秀という言われ方をする小菊さんですが、戦術的にも選手にストレスを与えないようにしている気遣いは感じますね。それらは、良い方向に進むのではないかな?と。

反例を挙げると、昨年の片野坂・ガンバですね。『カタノサッカー』と評されていた大分時代のサッカーを見て、

ガッチガチの『枠』にハメたサッカーをしてくる

というイメージが非常に強かったのですね。ドリブルで持ち上がればいいだけの所をパスで繋いだり、選手の選択がパターン化しているように見えた所があった為です。多分、戦術的な約束事や制限の多いサッカーだったのだろうなと。

こういうチームの作り方は良し悪しがあると思っています。良い面は、選手が変われど同じサッカーを出来る。反面、ある程度、周回を重ねると戦い方が読み易く、J1チームの選手層だと通用しない・・・というようなところ。

言ってしまえば、『指示を忠実に守る選手』が多い場合にこういうサッカーを取るとハマると思います。でも、限界はあると思いますね。

『指示を忠実に守る選手』の反対は、『主体性を持ってプレーできる選手』というところ。ガンバの選手を見ていて、後者『主体性を持ってプレーできる選手』が圧倒的に多い印象を持ってました。なので、

片野坂さんって、ガンバに合うの?

と言う思いは持ってました。片野坂さんが『主体性を持つ選手』の能力を引き出せる戦い方を示せるのであれば問題はないだろうけど、主体性を持つ選手を『枠』にハメると、【木】の部分で窮屈な感じは出るだろうな~と。

(ちなみにですが、海外主要リーグや代表レベルの選手は、僕の見た目で全員『主体性を持ってプレーできる選手』です。こちらの方が、圧倒的に価値のある選手というのは言えると思います。)

今書くのは後付けでしかないのですけど、ガンバでイラついた選手、昨年のダービーであぶり出されてましたよね(苦笑)想像でしかないですが、選手にやってるサッカーに対して窮屈感はあったものと想像しています。【木】の種類が『松』なのに、『松林』ではなくて『竹林』を作ろうとしてた・・・そんな感じだったのではないですかね。

その片野坂・ガンバの反対に居るのであろうのが、今年の吉田・神戸ですかね。【木】が極上なだけに、難しいことをしなくても【林】も【森】も極上のものが出来上がるイメージです。

このような所で、僕はあくまで【木】からサッカーを見ると、小菊さんの戦い方を理にかなっている所はあるかな?と思っています。(どんな戦い方でもフォローできる、奧埜・真司・清武らベテラン勢の【木】も重要な役割を果たしますよね)。

小菊さんには、セレッソの【木】で見事な桜並木を作って欲しいなと思います。

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