2022 セレッソ

【セレッソ】浦和戦: クイックスタートの名手(小ネタ)

セレッソ 1-0 浦和

2022.9.14 @埼玉スタジアム2002

アウェイで勝利!

点差こそ1点差でしたが、完勝と言って良い位に危なげななかったなと思います。こう言う試合も出来るんですね(笑)そんな試合を振り返りましょうか。

そして、すみません。現在、仕事が忙しい上、既に次節が差し迫っている状況(苦笑)今回は、メインのお題は小ネタとさせて頂きます。

試合内容・雑感

●加藤のゴール!!

加藤のゴール!!試合の主導権を握るのには、良い時間帯でしたね。

徳真のクイックリスタートから、為田の持ち込み→右アウトサイドキック→加藤のダイレクトボレー!綺麗なカウンターでした。1人1人、見ていきましょう。

まずは、徳真のクイック

浦和#24のオーバーラップ後のファールで、自分が戻る時間を稼ごうとしたのですね。ドリブルでちょっと運び、その後にヒールでボールを蹴るというようなことをやってました。ただ、そのヒールキックのボールの行く先に居たのが徳真。ラッキーでしたね(笑)

ただ、その半面、徳真の相手の隙を見逃さなかった次の判断が素晴らしかったですよね。ボールを持って、直ぐにリスタート。ここで、半分は勝負ありでしたね。

そして、為田

クセのある蹴り方(笑) は勿論ですが、数的同数になるのを見越して一目散に縦にドリブルした判断が素晴らしいなと思いますね。前にこんな記事を書いたのですが、


ここでの趣旨は、

サッカーはラグビーと同じくボールを前に運ぶスポーツ

と言うところ。ラグビーと同じく、自分1人で前にボールを運べる状況であれば、そのまま自分で運べば良いんですよね。当たり前の事ですが、為田のドリブルはセオリーに則ったとても重要なプレーだったと思います。

山田も取り上げときます。

為田のドリブルに対して、山田は為田をチェックに来た浦和CB:#28の裏を突く動きをしてますよね。こうなると、為田と山田に対して浦和は#28の1枚、2vs1の局面を作り出すことに成功します。

こういう形を作られると、浦和のもう一人のCB:#20は、カバーで山田に付かざるを得ないですよね。そうすることで、2CBを2枚ともセレッソの左サイドに引っ張り出すことに成功。

これは、山田の動き出しあってのもの。間違いなく、山田の陰のアシストですね。ただ、山田は自身がボールを貰って得点なり、直接のアシストなりの数字が欲しかった所だと思います。為田のクセ・キックで、それが無くなった(笑)次、頑張れ。

最後に、シュートを決めた加藤

絶好球だったので、一瞬、大丈夫か?と思いましたが、吹かさなくて良かったw とても、素晴らしいゴール!シュートも素晴らしいですが、その直前の動き出しも、また見事でした。

走りながら、ドリブルする為田の様子を伺っていたようですが、並行して山田にマークを付こうとする浦和CB#20の動きも見てますよね。山田のマークで、#20がニアに引っ張られたのを確認して、加藤自身はファーに逃げる。結果、どフリーのポジションに入り込めた形。

とりあえず、試合後のDAZNのインタビューは、周りのチャチャ入れを無視した方が良いんではないかい?w でも、雰囲気の良さは伝わったな(笑)

●良かったゲームコントロール、2トップの守備

先制してからは、セレッソは無理に行かない、、、という感じでカウンター狙いに徹してたような感じでしたね。浦和がそもそもボールを持てるチーム、無理に行って剥がされることを徹底的に排除したような感じ。

守備面で、2トップが効いてましたかね。常に相手ボランチの所を締めて、浦和のパス回しがブロックの外を回らせていたのに、大きく貢献してたと思います。山田はオフェンス面では、得点シーン以外はコンビネーションが合ってなかった印象ですが、ディフェンス面は良かったなと思います。

●守備面でもう1人:毎熊晟矢の復調

そして、毎熊ですね。毎熊も、良かった。

広島戦、鳥栖戦と、先に動いて毎熊の背中を突かれる形で失点しましたが、今日は常に後出しで丁寧にプレスに行ってました。

そうそう毎熊はこれ、これ!!

という感じで見てました。良い頃の毎熊の姿勢が見て取れたような気がしました。

この試合に懸けてたんでしょうね。失点に絡んでしまった鳥栖戦の交代後、悔しそうでしたもんね。サッカーの悔しさを晴らすのには、サッカーしかない。毎熊の覚悟も見えたような印象でした。この調子で!

●判断が上手い選手が多い浦和ならでは・・な感じかな?

この試合、浦和の攻撃で怖いシーンはほとんどなし。セレッソの守備ブロックが完璧だったのもあるのですが、

浦和のようなチームならでは・・で陥りそうな展開やな

という印象を持って見てました。

浦和の選手は、基本的に上手い選手が多い。ここで言う上手いとは、

判断が優れている

という意味合いで捉えて貰いたいです。判断が優れ過ぎている・・・と言っても良いかと思います。

判断の優れている選手は、基本的にボールロストを嫌います。故に、無理には行かない。別の選手にボールを回して、次のチャンスを狙うような事をします。

この試合、浦和の選手がボールを持ってセレッソのブロックと対峙した時、セレッソのブロックが完璧だったこともあり、

ブロックに穴がない

と感じてたと思います。そうなると、他の選手にパスを回して、別の角度からもう一度、隙を伺う。ただ、次にパスを受けた選手も、

ブロックに穴がない

となって、次の選手に回してしまう。

結果、その繰り返し。上手い(判断の良すぎる)選手が多いと、こういう展開に陥り易いのだと思います。判断が良すぎて、結果、チャレンジングなパスやドリブルの仕掛けが出難くなる・・という展開ですね。

加えて、セレッソはリードしてるので無理にブロックを崩してこない。だから、隙はなかなか空いて来ない。見てる側としては、ヤキモキする展開ですよね。

こういう時に、

イチかバチか、行ってみたろ!

とか、

ここで、アピールしたろ!

みたいな若手とかが案外、活路を見出したりするのですが、試合終盤に出てきたのが、これまた判断の優れる江坂とかでしたからね。

そんなに大きく展開は動かないな。

という見方はしていました。

ここでは浦和視点でしたが、勿論、

セレッソの守備が良かった裏返し

でもあります(笑)まあ、結果論ですね。


そんな所で本題へ。といっても、今回は短めです。すみません(苦笑)

結果的に決勝ゴールになった加藤のゴール、その始まりは徳真のクイックでした。こういうクイックスタートを見ると、個人的に真っ先に思い浮かぶ選手が居ます。その選手は誰か?

今回は、僕が思うセレッソのクイックスタートの名手を紹介したいと思います。

見出しに抜けがあります。

実は見出しに、抜けがありました。

『クイックスタートの名手』と謳いましたが、正確には、

『相手の』クイックスタートを『防ぐ』名手

と言った所です。変に出し惜しみしました(苦笑)

その選手とは誰か?僕が考えるクイックスタートを『防ぐ』名手は、

松田陸

です。

相手のクイックスタートを防ぐセレッソの名手:松田陸

この試合で、徳真にクイックを許した形の浦和#24、試合後に浦和GK:西川に指摘されてましたね。細部に拘れ!的な感じで。

そう、僕も凄い思ったのですね。リプレーを見て、軽いプレーをやったな~と。いや、セレッソの得点に繋げてくれたので、軽いプレーを『やってくれた!』ですね(笑)

そして、相手選手にそう思うのと同時に、

陸は絶対にあんな軽いプレーをしないな

と反面的に思いました。

今回の浦和#24も陸もそうですが、サイドバックはポジション的にオーバーラップをする必要があります。サイドバックのオーバーラップは攻撃に厚みをもたらす半面、裏返されるとポッカリと危険なスペースを空けることになる。

だから、オーバーラップ後にチームがボールロストした瞬間、サイドバックの選手は急いで自分の所定の位置に戻らないといけない。およそ30mを戻るとして、

所定の位置まで戻るのに5秒前後は掛かる

のですね。

今回の徳真は1秒位でリスタートさせてましたが、こうなるとサイドバックはもう後追いしか出来なくなる。だから、オーバーラップ後のボールロストからの5秒は、サイドバックにとって生き死にの問題になってくるのだと思います。

だから、サイドバックは自分で時間を作れる時は必ず、

自分が所定に戻るための5秒を何とか捻出する

という事をやりますよね。本当、あの手この手を使って、その時間を作ってる印象です。今回の浦和#24は完全に失敗しましたけど、あれもその工夫のつもりだったんだと思います。

そして、その5秒の捻出が、

陸が抜群に上手い!

と感じてます。その状況に合わせて、適切に時間稼ぎをするような感じですね。

僕の記憶にある中で、1例だけ挙げておきます。

フィールド中央でセレッソFWと相手CBの競り合いで、右サイドにボールが流れるも、セレッソのFWが相手CBへのファールで相手ボールになったという場合でした。

右サイドに流れたボールを受けたのが、オーバーラップした陸。陸はボールを受けると、ボールを受けた場所(右サイド)に止めて、自分の所定の位置に戻ろうとしました。

こうなると、相手はリスタートするのに『陸がボールを止めた右サイドから、ファールのあったフィールド中央までボールを戻す』という作業が発生し、陸は時間を稼ぎ、結果的に相手のリスタートを遅らせることが出来た・・・というような感じですね。

また、時間稼ぎなので、あんまり派手にやり過ぎると警告を受けかねない場面でもあります。が、陸のクイック防止プレーは、そのさじ加減が絶妙(笑) 戻るための時間稼ぎで、イエローを貰ったのは記憶にありません。

そして、当然ですが、所定の位置まで戻るのに陸は全力疾走。所定の位置まで戻ってから一息ついてるような感じですね。

この相手のクイック防止を実行している陸を見ていると、

試合が切れても、集中は切らさない

というのは物凄く伝わるのですね。

  • 相手のクイック防止の為に、ボールをどこに置くべきか?を瞬時に判断する。
  • ボールを置いた後は、全力疾走で戻る。

こういう所を常に意識してるのは見て取れます。

そして、それは間違いなく、

陸の責任感の強さ

だと感じるのですね。このブログの記念すべき1つ目の記事は、松田陸についてなんですが、この時にもそう書きました。

今回、クイックで浦和の選手の不用意だったプレーを見て、陸の凄さを再確認していました。責任感の強さが軸にある陸だからこそ、サポとしても信頼を置ける・・・という感じはありますね。

陸の相手クイックを防ぐプレー、DAZNのハイライトではまず取り上げられないです(苦笑) ただ、個人的には大好きなシーンでもありますので、注目してみて下さい。

そして・・・、最後に『さっがそ大阪』の宣伝ですが、第2回をやる!と言いつつ、冒頭にも書いた通り仕事が忙しくて準備出来てません(苦笑)すみません。ただ、毎度おなじみの宣伝は貼っておきますので宜しければご覧下さい。

【さがっそ大阪】始めました。

ご存じの方も居られると思いますが、ゲームイベント:『さがっそ大阪』を始動させました

ゲームの概要は、大阪の街を使った『謎解き』と、大阪メトロの一日乗車券を使った『散策』、そして『チーム対抗戦』と言ったところです。参加して頂いた皆様の協力の下、2022年8月15日に記念すべき第1回目を行い大好評でした!

ルールは第1回のもの(近いうちに再整理します)ですが、以下のようなところです。

https://note.com/dotou_eng_crz/n/n1d1ef251ab9b

知らなかった!と言う方は、是非、上のページで内容を確認してみて下さい。そして、

また、近いうちに第2回を開催します!

ので、興味の沸いた方はTwitterのコメントなりDMなりでお問い合わせください!

次回の開催日は追って告知しようと思いますが、

第2回さがっそ大阪(テスト回): 
9月末 ~ 10月頭に実施予定

という所です。次回もテスト回、無料の予定です(笑)

こちらも、どうぞよろしくお願い致します。

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