セレッソ 1-2 磐田
2024.10.19
小菊セレッソの終焉が決まった初の試合で、敗戦・・・。
小菊さんの最後で、意気込み過ぎた?ここ数試合で良い成績を残せてために、想像してなかった隙が生まれた?何ともチグハグな試合でしたかね。
小菊セレッソの最後、久々にレビューでも書いてみますか。
試合内容・雑感
●ジンヒョンのキックミスからの失点
結果的に・・・ではあるのですけど、この失点が全てと言った所になってしまいました。
たまにあるジンヒョンのミスからの失点。ジンヒョンのチームへの貢献度から言えば、こういうミスも大目に見ることは出来るのですが、えらいタイミングで出たなと(苦笑)
●相手の策にハマった締まった前半
ここのところ、セレッソが上手く立ち回れていた際、特に大阪ダービーなんかがそうでしたが、前線のプレスが効いてた印象です。
前線のプレスで、相手DFラインでのパス回しに余裕を与えず、苦し紛れに縦に入れた所を3バック(西尾、あちょ、進藤)で潰す。このサイクルがハマっている時、セレッソはチームとして上手く機能しているという感じですかね。
ただ、今日の試合、
セレッソが前線プレスを仕掛けられない内に、磐田はロングボールを入れてた
という感じでしたかね。GK川島なんかは、DFラインで繋ぐ意識よりかは、簡単にロングボールを入れる意識の方が高かった印象でした。
ここで厄介だったのが、ジャーメイン良。強かったですね(苦笑)セレッソの現在の3CBも強いと思うのですけど、結構、ジャーメインに競り負けてた印象でした。
簡単なロングボールで前線のプレスは打てず、DFラインではジャーメインに起点を作られる。作られないまでも、ボールを強く弾き飛ばす事も出来ない。そんな状況が続いたので、
上手くハメることが出来てないな・・・
と言う感じでしたかね。
奧埜をDFラインに下げて、DFラインで起点を作って逆にロングボールを狙うも、今度は相手のDFハッサンヒルに弾き飛ばされる。そんな繰り返し。この辺、なかなか難しかったな・・・という印象でした。
●後半、巻き返すもミスから失点
後半はセレッソも上手くボールを前に持ち運べていたと思います。DFラインのボール回しで相手の前線を引き付けて、その前線の裏でボールを受ける。この形が綺麗に決まるシーンも多く見受けられました。
1点返せばあるいは逆転まで!?という空気感も感じましたが、ここで痛恨のミス(苦笑)上門のサイドチェンジが相手に引っ掛けられて、そこからショートカウンターでの失点。結果論ですけど、その後の試合展開を考えれば・・・うーん、勿体ない失点やったなと。
この失点が勿体なかった最大の理由、それが、、、
●レオセアラのゴール!!
カピのグラウンダークロスからのレオのゴール!!
レオセアラ、1トップと言うこともあるんですけど、まずファーサイドで相手CBの視界から消えるんですよね。で、クロスが上がるかどうか?のタイミングで、その相手CBの前に入る。今シーズンのクロスからの得点パターンのほとんどが、この動き。
この得点シーンでも、まず外に膨らむレオの動きが見て取れます。そして、相手を外に釣ったところで内を突く。で、フリーになってます。
本当、上手い駆け引きやな
という感じです。
動画を貼っておきます。レオの動きに注目してみて下さい。
カピシャーバのクロスは文句なく完璧。そして、2失点目のきっかけになってしまった上門、でも、この得点シーンでは上門のボールカットから始まってますよね。ルーズになったボールを諦めずに奪い切って、カピシャーバに繋げた。この辺は、とても良いプレーだったなと思います。
でもって、クライマックスは・・・川島でしたね(苦笑)
●レオのPK外し
いやもうこれは、相手GK:川島を褒めるべきでしょうね。レオセアラが責められる要素はないです。
そんな感じの敗戦。結果的に、ミス2つで2失点。両方とも、相手にパスが引っ掛かってのもの。本当、防げた失点だったなと思います。
相手に上手く運ばれてた所もあったと思いますが、後半には2失点を挽回できる直前まで行った。そういう意味では、上でも書きましたが勿体ない敗戦だったなと思います。
そんな所で、本題へ。こういう試合でもそうですけど、負け試合に付き物なのが『戦術がない!』とか『監督の采配が悪かった』とかという批判。その辺の話をしてみましょうかね。
テーマとしては、
戦術が成立しない理由とは何か?
という所です。
戦術が成立しない理由
セレッソの、或いは応援するチームの試合を見てて、
何か、上手いこと行ってへんな!?
と感じることは往々にしてあると思います。
同じ趣旨の言葉で置き換えると、
戦術がハマってないんちゃうか?
みたいなところ。
そういう試合後は、戦術論争が巻き起こるようなイメージがありますが、ここで一旦、冷静に考えてみましょう。
では、何故、戦術が成立しなかったと思いますか?
こう問われてどう答えますでしょうか?
恐らくは2極化すると思います。
選手に問題はない。戦術、強いては監督に問題がある。
或いは、
戦術どうこうではなく、選手のプレーに問題がある。
と言う感じのもの。
また、後者において強いては、
チームの選手集めが悪いからだ。
みたいなところまで行く人も居る印象です。
色々と多種多様、人のサッカーの見方も千差万別。
そして、この問いに対して僕の考えを以降に書き連ねていく訳ですが、僕の大雑把な回答は、
戦術が上手くいかないのは、選手のプレーに問題があることが多い。
という所になります。
勿論、全部が全部そうだとは言いませんが、個人的な感覚では9割程度は選手のプレーに問題があって成立させられてないという見方をしてます。
それがどういうことか?という所を書いて行こうと思います。
選手目線で戦術を見る
小菊さんがよく言葉にされているもので、
『良い立ち位置を取って・・・』
というものがあります。ロティーナなんかも良く使ってたものとしてセレサポではお馴染みですし、ポジショナルプレーの概念が浸透した今、当たり前のように使われるワードではあります。
ボールの位置、味方選手の位置、相手選手の位置、これらの要素で、その時々で良い立ち位置を取っていこう。詳しくは突っ込みませんが、戦術的な志向で言えばそんな感じの所。
以降の話の大前提として、戦術的に『良い立ち位置』とは、つまり、
必ず『正解の立ち位置』がある
と言う事ですよね。様々な状況に応じてそれは変化はするものの、その時々で『正解の立ち位置はある』は必ずあるはずなんですよね。
それを踏まえて、
フィールドプレーヤー10人全員で『正解の立ち位置』で役割を果せて初めて、戦術を成立させることが出来る
みたいな所だろうなと思います。そうすることで、チームを機能させるんだろうな・・・と。
これはスタンドで見てるサポ、観客の方が分かり易いですよね。俯瞰で見ていて、何となく『バランスがいいな~。上手く回ってるな~。』と感じられるような状態だと思います。個人的な感覚でも、上手く回っている時は『正解の立ち位置に立てることが出来ている』というのは感じます。
図示すると、こんな感じ。ある瞬間の『正解の立ち位置』が、このような並び(黄色の箇所)であったとして、そこに全FPが立つことが出来ている状態が、所謂、戦術的に上手く回ってる状態である・・・と。
これに対して、逆に『戦術が成立してない場合』を考えます。
その答えは、シンプルに逆の場合ですよね。『正解の立ち位置』に立つ・・という思想の下では、
『正解の立ち位置』に立てなかった場合
という所と言うのは想像に難くないですよね。
これ、上で挙げた例の図を元に、順を追っていけば良く分かると思います。
例えば、右SBからボールを受けた右CBが『正解の立ち位置』に立てなかったとします。ボールを受けた時点で、『正解の立ち位置』より下がってしまったという状況。
こうなった場合、その『正解ではない立ち位置』の右CBのフォローで、隣の左CBも下がらざるを得ないですよね。そして、左CBは『正解の立ち位置』から外れてしまう。
その流れで、左CBが下がってしまったことで、左CBからパスを受けるには遠くなる左IHもポジションを下げる動きを取ってしまう。つまり、左IHも『正解の立ち位置』から外れてしまう。
このような流れで、
1人の選手が『正解の立ち位置』に立てなかったことで、芋づる式に他の選手も本来の『正解の立ち位置』から外れてしまう
と言う事態に陥るのですね。こういう状態になってしまうと、
戦術が成立しなくなる
というのは明確ですよね。
システムは連動する。1つの綻びが、他の所に影響を与えてしまう。そんな感じですよね。
でもって、ここからもう少し深堀りします。上の例で戦術が成立しなくなったきっかけ、
右CBが『正解の立ち位置』に立てなかった要因は何か?
を考えてみます。
『戦術の精度』=『選手のプレーの精度』
『正解の立ち位置』に立てなかった理由、考え得る候補をパラパラっと挙げていきます。
『正解の立ち位置』から外れる直前のプレーが、右SB→右CBへのパスだったとします。パス交換が行われた際、
- 右SBのパスが右CBの後ろにズレた
- 右CBがトラップミスをしてボールを後ろにこぼした
- 右CBが相手FWのプレスに怯んで下がってしまった
- 右CBがその瞬間の『正解の立ち位置』を理解していなかった
ざっと、こんなところではないかな?と思います。
こうやって挙げてみると、意外に理由はシンプルだと思いません?
パスがズレた、トラップミスした、相手に怯んだ、立ち位置を分かってなかった・・・選手個々のミスの要素が大きいのですよね。
でもって、ここで改めて皆さんにお聞きします。
戦術が成立しないのは、監督が原因なのでしょうか?
多分そうではないですよね。
前述の通りなのですが、個人的にはそうは思わず、
成立しない要因は、選手のプレーに起因することが多い
と思ってます。
上で挙げた中では、『正解の立ち位置を理解してなかった』は監督の要素もあるとは思います。適正な指示が出来ておらず、選手に混乱を招いた可能性もある・・・というところで。
が、瞬間瞬間で『正解の立ち位置』が変わるサッカーにおいて、
その瞬間の『正解の立ち位置』を見つけられない選手にも問題がある
と個人的には思っています。
勿論、相手システムとの嚙み合わせで、なかなか『正解の立ち位置』は見つけ辛いとは思います。監督の指示もあるべきとは思いますが、それでも、
いちいち監督の指示を待つような選手で戦えるんか?
と言う話ですね。
上で挙げたのは分かり易いミスですが、ミスとは言えないような分かり辛いものもあって、
- 右SBのパススピードが遅くなり、右CBがボールを受けた時点で相手FWに間合いを詰められ、体を後ろ向きにしてボールを受けるしかなかった
- 右CBのトラップした際、体の向きが前向きではなく外向きになった為に窮屈な状態になってしまい、そこを相手FWに詰められて後ろを向くしかなくなった
こんな感じの要因。
ミスと呼ベる程ではないけど、プレーの精度に問題があるようなパターンですね。こういうプレー精度の問題も含めて、戦術が成立しないのは選手のプレーに起因することが多い印象です。前述しましたが、個人的な感覚で言うと9割程度はそんな感じの印象です。
以前の記事で、クライフの思想に触れたことがありましたが、
上の記事でも書きましたが、ポジショナルプレーの起源とも言うべきクライフの思想では、
上手く行かないのは、ポジショニングが悪いか、選手の能力が低いからだ
となってます。上で紹介した『正解の立ち位置』の説明は、このクライフの言葉の僕なりの解釈です。
このようなサッカー観を持っているので、
『戦術の精度』=『選手のプレーの精度』
になります。故に、
戦術論も、選手のプレー精度をベースにして見るべき
と言う風にも感じます。
このブログで何度となく書いてますが、サッカーは選手が主役だというところ。
4-4-2だとか、3-5-2だとか、単なる数字の羅列でしかないんですよね。5-4-1にしたのが最適解だった!みたいな論評を見たりしますが、瞬間瞬間で『正解の立ち位置』が変わるサッカーにおいて、それは単に『その瞬間の最適解だった』という結果論でしかないんですよね。
そして、その最適解も、
選手のプレーの質が良かったから、最適解になった
のであって、
褒められるべきは戦術ではなくて選手のプレーだ
という所を訴えたいと思います(笑)
土塔えんじ流:監督論
こう書いていくと、
じゃあ、テメェは監督は要らないとでも言うんか?
という所を言われそうです(笑)その辺、僕が監督論も少し書いてみます。
巷で良く言われる配置論とか、別に軽視している訳ではないです。監督が戦術をより多く知ってるべきだと思ってます。
とはいうモノの、監督が多くの戦術を知ってるかどうか?よりも、重要なポイントはやはり、
選手がそれを出来るかどうか?
だと思います。
戦術を分かり易く解説する元選手とかが監督になったりすると、期待が集まったりします。最近で言うと、戸田和幸なんかがそうでしたかね。でも、結局、
監督が戦術を知ってても、その戦術を選手が成立させられないと意味はないよね?
と言う感じで見てます。
例えば、大学受験を控えた高校生が居たとします。その高校生に、東大生の家庭教師が付きました。では、
東大生の家庭教師が付いたという理由で、その高校生は東大に合格できるのか?
この問いに対して、多くの方は『そうとは言い切れない』と言うと思います。何故なら、東大生が教えたとして、より良い大学に行けるかどうか?は、
その高校生の学力次第でしかない
からですよね。
これはサッカーにおいても同じなはずで、選手によって実力の違いが出てくると思います。戦術を選手に落とし込める監督・コーチをチームに欲しい・・・と言う論評を見たりもしますが、
- 1つの指示を聞いて、1しか出来ない選手
- 1つの指示を聞いて、10の事が出来る選手
- 指示が無くても、30の事が出来る選手
みたいな差が出てくるはず。当然、1聞いて1しかできない選手ばかりが集まっても、
チーム戦術の出来る幅は増えないよね!?
というところです。
逆に『 指示が無くても、30の事が出来る選手 』の集まりは、どう考えても強いですよね。何でも出来ますよね。
この辺の話で言うと、ここ数年の川崎フロンターレが非常に分かり易いですかね。
先日退任が発表された川崎:鬼木監督、3‐4年前に最強フロンターレを築いたのは、ご存じですよね。そこから数年、ごっそり抜けた日本代表クラスや、レアンドロダミアンらが抜け、今現在は中位に落ち着くチームになった。
選手の能力が下がり、比例して戦術の精度も下がったのが川崎の失速の要因
というのは想像できますよね。
鬼木さんが監督を続けていた以上、
戦術はそう大きくは変わらないはず。変わったのは選手。
なんです。チーム力を計るのに、戦術の要素よりかは、選手の能力値を考える方が圧倒的にすっきり筋が通る印象が強いです。
このような感じで、結局は選手のプレーに目が行く感じです。
『戦術の精度』=『選手のプレーの精度』
結論としては上で書いたものと同じに行き着きます。このブログでは度々、
監督目線でサッカーを語る趣味はない
とか書くんですが、それはこのような理由です。
ブログでご法度にしているワード
タイムラインとかで監督人事の話で盛り上がったりするのは見かけます。誰が良くて、誰が悪くて・・・みたいなやつですね。
ただ、僕自身はこのような感じでサッカーを見てるので、
監督の評価は、めちゃめちゃ難しい
と感じます。なぜなら、
選手個々のプレー精度を見ないと、その戦術が良いかどうか?の判断がつかない
からです。
卵が先か?鶏が先か?みたいな話になってくるのですけど、戦術が成立しないのが選手のミスと言え、そのミスが戦術が悪いからミスをするのか?選手のレベルでミスをするのか?の判断が難しい・・・と言う感じですね。
サポ目線レベルでは、それを切り分ける情報もない。知りようもない。僕の観点で言えば、ほぼ後者だと感じてるのですけど(苦笑)
まあ、選手のプレーの良し悪しを見ていく方が楽しいから、そういう見方をしてるかな?というのが本当の所。 『戦術の精度』=『選手のプレーの精度』 と言う位なので、選手のプレーに注視するのが、つまり、選手へのリスペクトという所です。
この辺の話で、僕のブログ(及びSNS)ではご法度にしてるワードがあります。それが、
監督(戦術)が良かったから、試合に勝てた!
という類のもの。
戦ったのは、選手なんですよね。あくまで、監督・スタッフは選手のサポートの役割のはずで。勿論、監督・スタッフへの労いという所はあってしかるべきなんですけど、
勝ったことの主要因は選手のプレーだ!
と言うことは忘れてはアカンなと。
例えば上で挙げた東大生の家庭教師がついた高校生が本人の不断の努力で東大に合格できたとして、親や友人からの第一声が、
東大生の家庭教師の教え方が良かったおかげで、東大に合格できたね!
だったら、この高校生はどう思うか?
まず、ワシが頑張ったからや!
となると思うんですね。
もし、これをお読み頂いている方が社会人であるなら、自身が担当する顧客に対してニーズを完璧に満たす完璧な仕事を遂行。100%の顧客満足度を得られる仕事が出来たとして、顧客からの評価が、
あなたの上司の指示が良かったから、完璧な仕事になりましたね!
だったら、あなたはどう思いますか?
まず、ワシが頑張ったからや!
となると思うんです。
同じように、次の試合に備えてコンディションを完璧に整え、戦術的に自分が行うプレーを完璧に整理して。実際に試合に戦って勝利した選手がSNSを見て、サポからの評価が、
監督(戦術)が良かったから、試合に勝てた!
となっていたら、選手はどう思うか?
まず、 ワシが頑張ったからや!
だと、やっぱり思うんですよね。
だから僕は、選手のプレーに注視している所はあります。試合内容について監督目線で語ることを基本的にしないのは、この理由も含みます。監督は二の次、三の次、、、十一の次ですね(笑)
でもって、もう1つ。最近になってNGワードにしたのが、
戦術がないから、試合に負けた!
というもの。
この表現、負けた原因は戦術、強いては監督のせいと言われれば選手の心理的な負担が減る。実際にプレーをする選手の負担が減るので、だから別に使っても良いワードかな?と思っておりました。
が、それを阻害する存在が出てきまして・・・それが、森保JAPAN。
森保さん、常に言われるのが『戦術がなくて選手任せだ!』というところ。実際、ボトムアップ型のチームとして、選手が主体となって詰めていくスタイルですよね。
戦術論隆盛の今、それがサポに受け入れられてない所はあるように見受けてて、事ある毎に批判を受けてるように思います。
でも、強い。 森保JAPAN は、圧倒的に強いですよね。
日本代表でも歴代最強とも言えるような強さで、W杯でドイツ・スペインに勝ち、アウェイでドイツを4-1で返り討ちするようなチームになってるんですよね。オールドサッカーファンからして、信じられない(苦笑)
今年初旬のアジア杯の敗退を受けて、守田の指摘もあって今は違うアプローチも入ってると思いますが、それでもこのチームは選手が主体。悪い言い方では、選手任せなチーム。でも、ワールドカップ最終予選も今の所で危なげがない。
これらはつまり、
選手のレベルが高く、監督が掲示する戦術がなくても勝てる
ということですよね。
これを踏まえると、セレッソの試合で、
戦術がないから、試合に負けた!
と言ってしまうと、その試合に出ていたセレッソの選手は、
『戦術がなくても勝てる現日本代表選手』の中には割り込んで行けない
と言う風に繋がってしまうようになったんです(苦笑)
『戦術がなくて負けたチーム(セレッソ)』の選手が『戦術がなくても勝てるチーム(日本代表)』に選ばれるはずがない。
『負けを戦術のせい』と言うことで、
サポがそれを認めたらアカンな
最近、日本代表の強さの本質を見るにつれ、そう感じるようになってきました。これはあくまで主観ですけど、だから、少なくとも僕は負けを戦術のせいにしない。
結局、言いたいことは単純で、
サッカーは選手が主役。選手は強くあれ!
ということですね。セレッソの選手には、上で書いた
指示が無くても、30の事が出来る選手
と言うレベルになって欲しいと願うばかりです。
長々と書いてきましたが、戦術目線で語ってもこれが言いたいだけでございました(笑)なんかレビューっぽくは無くなってしまいましたが、いつもの与太話という所でご容赦をw