まいど、どうもです。最近の更新では毎回書いてますが、ご無沙汰しております(笑)すっかり幽霊部員ならぬ幽霊サポ化しておりますがw、忘れられないようにブログも動かしておこうかと思います。
好調のセレッソ、先日のFマリ戦で見事3連勝!一時は、降格圏の心配もあるような順位でしたが、このFマリ戦終了時点で暫定7位。例年にも増して団子状態にあり、下位との勝ち点差も小さいので油断は出来ないものの、少しホッとしたのも正直な所ですよね。
そんな好調のセレッソ、その要因や個人的に思う所でも、今回は綴っていこうかな?と思います。
宜しければ、お付き合いください。
テーマは3つです。
今回は、この辺をテーマに書いていこうと思います。
- システム変更
- DFの下支え
- 相手を見てサッカーをする
まずは、システム変更という所から入ります。
システム変更によるバランス改善
東京V戦の田中駿汰の怪我により、3CBへの変更。田中駿汰の怪我はヒヤリとしましたが、このシステム変更で、逆にバランスが良くなったように思います。
調子が上がらなかった頃に対応に苦労していたのが、相手のサイドチェンジでしたよね。
その時にセレッソが採用してたシステムが、4バックでした。当り前ですが、基本的に4バックは4人でピッチ幅68mをカバーすることになります。この時に戦術のキモになってくるのが、
守備ブロック全体での横スライドの速さ
という所ですよね。
サイドチェンジをされたら、守備ブロックを崩さず全体で素早く逆に移動する。至極当然の約束事。ただ、5レーン理論が一般的になった昨今において、4バックで守ろうとするチームの生命線になる守備戦術とも言えると思います。
それは勿論、4バックを敷いてた頃のシーズン序盤のセレッソにおいても言えることでした。
そのセレッソは、試合の序盤から中盤にかけては基本的に上手く対応できてるように見受けてました。ただ、選手に疲れが出る試合終盤になると、それが覚束なくなる。90分は持たない。そう言った事を繰り返していたかな?と思います。
そして、スライドが間に合わないシーンが増え守備が破綻する。アウェイ柏戦が、まさにそんな感じでしたよね。
この辺が、開幕当初のセレッソの問題点だな・・・と感じておりました。
これが、田中駿汰の怪我に伴い3CBに変更。それに加えて、ニコや奥田(時にはルーカスとか)の両サイドを含めた5人でピッチ幅68mをフォローする形になりました。
シンプルに人数が増えたことによって、4バックよりスライドの移動が楽になりますよね。スライドが楽になった分、
体力が持つようになって、試合終盤も踏ん張りが効くようになった
と言う印象はあります。
田中駿汰の怪我で、絶望的になったサポも多かったと思います。が、この辺、まさに怪我の功名と言えると思いますが、逆にシステムのバランスが良くなった印象でした。
大黒柱の1人が抜けたにもかかわらず、バランス改善。改めて、サッカーは本当に分からんもんだな・・・と思いますね(笑)また、逆に田中駿汰が戻ってきた際、パパスさんがどういう配置を取るか?とか楽しみも出てきますよね(笑)
この辺が1つ目、好調の要因なところの1つだと思います。で、2つ目に入っていきます。
DFの下支え
2つ目は、前述のシステム変更にも少し関係する所もありますが
DFの下支え
という所ですかね。
パパス・サッカーの狙いは、シンプルに、
相手陣内でサッカーをすること
というのは名言されてますよね。最近では、多くのチームがこれを標榜していると言いますか、所謂、攻撃的に行こう!というところ。
これを実現するのに、勿論、デザインされたビルドアップ~とか、ウンチャラ~とかあるんだとは思いますが、ここで話すのは、
相手陣にボールを持ち運んだ『後』の話
がメインになりますかね。もう少し細かく言うと、ボールを失った直後、所謂、
ネガティブトランジション時の話
という所の話。
非常にシンプルなんですが、相手陣内でサッカーをし続ける為に、
ボールを失った後でも、ハイラインを敷くDF陣がボールを跳ね返し続ければ、常に相手陣内でサッカーが出来る
んですよね。
これも至極当然の話なんですが、重要な考え方だと思います。
DF陣の下支えが重要
というところ。
実はこの話題、去年の総括にも書いたのですが、
主観ではあるのですが、去年は本当にこれが出来てなかったんですよね(苦笑)
去年も今年と同じように、怪我人続出。特に不調が続いた時期は、DF陣に怪我人が集中してました。西尾のU-23代表での抜けとかもあり、今年と同様に自転車操業の様相がDFラインで怒ってたのは記憶に新しいですよね。
残ったメンバーでやりくりするも、本来であればカバー役を担う事の多い鳥海と翔が2CBコンビが潰し屋を担う事に(苦笑)
DF陣がボールを跳ね返せなかったら、どうなるか?これも昨年のアウェイ広島戦でポストした内容ですが、
IHは前のフォローに注力すべきかな?と個人的には思う。責任の切り分けを、明確にしたい所。
— 土塔えんじ🌸オタク系セレサポ (@dotou_eng_crz) August 11, 2024
逆に、IHが後ろのフォローに入れば、あちょ・ノボリ辺りが前に出る、、とかも見たい。あくまでレオを孤立させない。
本当、ちょっとした所で変わる所は変わると思うんだけど、、これが難しいんやろな(苦笑)
DF陣がボールを跳ね返せないことで生れる状況は、
- DF陣がボールを跳ね返せず、相手を引き込む
- 味方のボランチやインサイドハーフが、DF陣のフォローに下がる
- この時のボランチ・インサイドハーフは、相手ゴールに対して後ろ向きのプレーを強いられる
- 結果、FWはボランチ・インサイドハーフのフォローを受けられず孤立する。
という悪循環が生まれますよね。
FWを孤立させないという視点から見て、インサイドハーフ・ボランチを前向きにプレーさせることは重要。その意味でも、
DF陣は、しっかり跳ね返せ!
なんですよね。
そして、今年について個人的な印象ですが、
DF陣の下支えは、かなり良くなってるな
と言う印象です。進藤、西尾は、この辺、やはり強いですよね。そして、畠中の存在。この3人の跳ね返し力は凄い。
そして、前述の
3CBへの変更も大きな要素
と思います。1人が相手FWを潰しに前に出ても、残りの2人で中央を守れる安心感。この安心感を持って、前に出る1人はより強い鋭さを持って前に出ることが出来る。
この強みが分かり易く見えたシーンが、Fマリ戦のゴールですかね。
相手陣内で西尾が相手FWを潰して、そこからの流れでハットンの得点。DFラインの下支えとは、こういうプレーですね。相手のクサビのボール潰して、相手を押し込むプレー。素晴らしいですよね。
(※ちなみに西尾は、アウェイ柏戦でもこのプレーで颯太のゴールに繋げてましたよね。
この時、セレッソは4バック(2CB)の時。2CBでも鋭く前に出る・・・、今シーズンの西尾のプレーから、昨シーズン以前よりも強い覚悟・責任感を感じます)
最終ラインで跳ね返す。可能であれば、味方に繋げる。そうすることで、相手陣で連続攻撃を仕掛けることができる。パパスの狙いを表現するのであれば、このDFの下支えは重要なところだと思います。
DF陣(主に、CB)の踏ん張りに期待したいところです。
そして、最後に『相手を見てサッカーをする』というところ。
ここでは、僕自身が感じている戦術や選手のプレーにおける『サッカーの本質』なところを書いてみようかと思います。