2023年2月1日、ついにこのニュースが来ましたね~
とりあえず、一言、
真司、お帰り!!
超ビッグになっても、何だかんだとセレッソに戻ってきてくれる。やっぱり、嬉しいことですよね~。
そんな所で、帰還記念と申しますか、今回の記事は真司を取り上げてみようかと思います。ちょうど探してた動画が公式サイトで見つかったので、今回はこのサイトの年一位の更新w の【動画で説明】コーナーでの紹介とします。
Jリーグ時代の真司のプレー動画
個人的に、ドルトムント移籍後、真司のプレーを通して見る機会は多くなかったと思います。ハイライトでは見ることはありましたが、1試合通して見るのはそれこそ代表戦位なもので。
なので、今回に取り上げる動画も真司のセレッソ所属時代のものです。セレッソに復帰した今、『セレッソ所属時代』と書くのもややこしいのですが(苦笑)まあ、以前のJリーグ時代の動画ですね。2007年~2010年頃のプレーですね。
当時からのセレサポの方は、この頃の真司のプレーをハッキリと覚えておられる方も多いと思います。鮮烈なプレーを連発してましたしね。
この頃の真司は、乾とのコンビネーションもさることながら、
ドリブラー
でしたよね。キレッキレのドリブルは、本当に凄かった。
本当かどうか?は分かりませんが、
GKをドリブルでかわしてからシュートを打て!!
当時のセレッソ監督:クルピ(2期目)から、こんな指示を受けていたらしいです。とんでもない指示ですよね(笑)それだけ、クルピは真司の才能を疑ってなかったのだろうなとも思います。
ただ・・・そのクルピのトンデモ指示に対して、
本当にGKをドリブルでかわしてシュートを決めた!
という事が2009年にありました。今回、紹介するのはそのシーンの動画です。
ドリブルでGKをかわした札幌戦
その動画が以下です。
このゴール、当時を見ていた方ならハッキリと覚えていると思います。いや、もうエグすぎですよね(笑)
乾とのワンツーで抜け出してから、
- 切り返しで股抜きでDF1人をかわす。
- 2人目のDFのスライディングを左へ切り込んでかわす。
- GK+DFを更に左へ切れ込んでかわす。
- キックフェイントでGKの手をかわす。
- シュート!
と、流れるようなプレーでのスーパーゴール!
クルピの『GKをかわして・・』をまさか本当に実現させるとか・・・(笑)上の動画は、Jリーグ公式が上げているJリーグ時代の真司のゴールのTOP10とのことですが、こっちが1位でしょ!というところですね。
・・・とまあ、ここまで読んで頂いて、もう見たまんまですね。『動画で解説』と言う割には、動画を紹介しているだけですので、ここで本題。僕なりに解説を入れてみます。
ただ、その解説は、
たった1言だけ
です。
このゴールで付け加える1言。
ここから解説に入りますが、前述の通り1言だけ。その1言を付け加えることで更にこのゴールの凄さ、強いては、香川真司の凄さが伝わるのではないかな?と思います。
その一言とは・・・真司のこのドリブルシュート、
ほとんどが『利き足ではない左足』で行った
と言うことですね。
真司の公式の効き足は、右足です。それを踏まえて上のプレーの流れを書くと、
- 【右足】切り返しで股抜きでDF1人をかわす。
- 【左足】2人目のDFのスライディングを左へ切り込んでかわす。
- 【左足】GK+DFを更に左へ切れ込んでかわす。
- 【左足】キックフェイントでGKの手をかわす。
- 【左足】シュート!
利き足の右を使ったのは、最初の1回のみ。そこから、全てが左足でのタッチなんですね。
プロサッカー選手では、ほぼ全員が両方の足を使えると思います。ただ、ここで言う『両方の足を使える』の定義は、
- パスで使うインサイドキック
- 中長距離のパスを出せるインフロントキック
- 強シュートを打つインステップキック
と、キックを指すことがほとんどだと思います。そこに基本的には、
ドリブルは含まれない
のですね。
サッカーを少しでもかじった事のある方は分かると思いますが、普通、ドリブルは利き足で行いますよね。まして、相手を抜き去ろうとする『仕掛けるドリブル』はプロでも利き足で行う場合がほとんど。器用な選手でも逆足をドリブルで使うのは、ダブルタッチとか跨ぎフェイントとかで補助的に使う程度です。
この時の真司は、利き足でない左足でゴンゴン切り込んでいってるんですね。それも、シュートフェイントを入れてGKをかわすまでを左足で行っている!のです。当時、このシュートを冷静に振り返った時、
どんなけ上手いねん・・・
と、何かちょっと変な溜息みたいなものが出たのを記憶しています。もう、凄いしか出てこない(笑)
同じ動画内ですが、TOP10の4位のゴールも、同じく左足ドリブルで切り込んでいっています。
このプレーは、
右足でドリブルしてたけどCBに右足を切られたから、左足に持ち替えました!
みたいな(笑)こんなスムーズに足を切り替えられたら、DFは狙いを絞れないですよね。
この2動画が示す通り、
香川真司は『両足利き』
という事が言えるのではないかな?と思います。 その基準は上でも書いた通り、キックだけでなく『仕掛けるドリブル』も両足でできる・・・という所。
僕自身、長い事サッカー観戦をしております。色々と技巧派の選手も見てきてますが、世界広しと言えどこういう『仕掛けるドリブル』をはっきりと両足でしてたのは、記憶の限り、真司と三浦カズ位ですね。カズさんも、右足でも左足でドリブルで切れ込めたから、
カズの代名詞:跨ぎフェイント
が威力を発揮したのですよね。
後は、以前のU21代表戦で見せたゴール、鈴木唯人も両足利きの可能性を感じますよね。
鈴木唯人も利き足は右。このシーンはドリブルとまでは言えないですが、利き足と反対の左足でボールを置き直して、左足でのシュートでゴール。この流れるようなプレーは逆足を感じさせないですよね。
奇しくも、カズさんも鈴木唯人も、真司とは入れ違いで海外挑戦。この2人にも期待したいです。
上手い選手というのは、それだけで魅力たっぷりですよね。
真司に期待したいです。
真司のセレッソ復帰後、既にWEBメディアやSNSで懐疑的な声が上がってきてます。やれ、『今やJでも通用しない』とか『セレッソも使わない訳には行かないので、チームに不協和音が・・・』とか。
知らんがなw
と言う感じで鼻でワロとりますw セレサポが心配するのはまだしも、外野は心配に及びません。
ただ、セレッソに、強いてはJリーグに復帰するだけでこれだけ話題になるというのは、真司がそれだけビッグネームになったんだな~と言う風に捉えてもいます。やっぱり、凄いなと(笑)
個人的には、期待しかないです。怪我でスピードは落ちたかも知れないですが、上で紹介したような
技術は錆びない
と思っているからです。必ず、チームに貢献してくれるものと思います。
そして、小菊さんの存在ですよね。真司と小菊さんの関係性は、セレサポならよく知る所だと思います。それだけに、小菊さんが居られるだけで、何の心配もないような気がしてます。
真司がゴールを決めて、2人の熱い抱擁が見たい!!! なんか、そんな気分も湧いてます。とても、感動的なシーンになりそうな予感がしますよね(笑)
いやぁ、また楽しみが増えたな(笑)2023年の小菊セレッソ、そして香川真司に期待します。