セレッソ 1-0 鹿島
2022.3.2 @県立カシマサッカースタジアム(ルヴァン グループA第2節)
相変わらず、ルヴァンカップはハイライト観戦によるショート版です(苦笑)
ご存じの通り、記念すべき試合にもなりましたので、記録に残しておきます。
試合内容・雑感
●ハイライト動画
この動画を見ての感想になります。
●颯太、プロ初ゴール!!!
北野颯太、プロ初ゴール!いやぁ、本当に凄いですね~。
それでも、前の試合のリーグ:京都戦でかなり惜しいシーンを演出できていたので、近いうちにあるだろう・・・とは思ってましたが、このタイミング。早い時間帯でのゴールでしたが、タイムラインで追うと3度目の正直で・・・とのことだったようで(苦笑)いやいや、それでも素晴らしい(笑)
ただ、試合を見てなかったので、僕個人は至って冷静にこのゴールを見てました。初めて映像を見た時の個人的な感想、
ファーストタッチが意図的なのか?偶然なのか?
でかなり評価が違うかな?と感じました。
プレーを振り返ると、ボールサイドの相手CB(6番:三竿)の裏に颯太が走り込み、そこに山中からボールが来ます。相手CBのもう片方(20番:キム・ミンテ)がカバーで颯太に付いてきました。
その後、颯太がファーストタッチで進行方向と逆側にボールを置くようなトラップをします。
こうなると、キム・ミンテのベクトル(矢印)の裏が空き、しかもボールはそのベクトルの裏にあります。颯太の体に付けてたキム・ミンテの逆を取ることに成功してます。颯太のファーストタッチで、キムミンテの防御線からもボールを外せてます。
これ、なかなか狙ってできるようなプレーではないと思うのですね。だから、最初、
いい所にボールがこぼれたな。
と思いました。こぼれた・・・つまり、トラップを少しミスったのだと思ったのですね。それが結果的に、相手CBからズレた所にボールに置くことになったと。
ただ、そう思う反面、
狙ったファーストタッチなら、エグいな。
というのも感じてたのも事実でした。この辺、本人の知る所でしかないので、確実に出てくるであろう試合後の颯太のコメントを楽しみにしてました。
そして、その颯太のコメントが以下。
https://www.cerezo.jp/matches/2022-03-02/
亮輔くんからいいクロスが入って、自分もファーストタッチが決まった。ゴールも見えたので、思い切り振り抜いたら、入りました。
このコメントから、意図的なトラップであったとのこと。はい、
颯太はエグい奴
でした(笑)トラップミスかも?と思ったのに対して、颯太にお詫び申し上げますw
多くのセレサポさんがそうだと思うのですが、颯太には期待しかないですね。半面、いつまでセレッソに居てくれるのだろう?という思いも感じます。それ故の現段階でのプロ契約なのだろうとも思います。
ヨーロッパにサッカーの主流がある以上、仕方のない流れだと思うのですが、どうにかならんモンですかね(苦笑)逆に、颯太のプレーを目に焼き付けるべく、1試合1試合を集中してみようとも思います。
●西尾のミドルパス
この動画のセレッソの序盤のシュートシーン、
- 颯太のGK正面
- 颯太のゴール!!
- 上門のバー直撃
この3つのシーンの、1、3で最初の仕掛けのパスを出してるのが西尾。
昨今のポジショナルプレーの概念的に、ボール保持時に前線で数的な優位性を保つ為、5枚くらいを前でワイドに張り付かせることが多いのは、最近よく知られている所かと思います。裏を返すと、それだけ後ろの枚数が少なくなるのですね。
後ろの枚数が少なくなるという事は、それだけパスコースが少なくなる。基本的に最後尾でボールを回す役割を担うCBは、それ故に、
ボール保持能力、パス能力が試される
という所は言えると思います。この1,3のシーンの西尾のミドルパス、惚れ惚れしますよね(笑)
昨年のCB陣、歩夢のパス能力はよく知られてますが、ダンクレー、チアゴもこの距離感のパスを難なく通してました。西尾も良いパスを持ってるのは知ってるので、彼らが抜けた今年、そのパスでしっかりチームをコントロールしてそうなのはとても好感が持てます。
U21にも選ばれた西尾、期待したいですね。
●舩木CB
そんな西尾の相方のCBが、舩木翔。
ハイライトでCBの良さを見るのは難しいのですが(苦笑)ハイライト動画の3:17頃のカバーリングとか、その上手さは感じます。そして何より、鹿島のエヴェラウドや途中出場:上田綺世を相手にして、90分無失点で耐えたのは素晴らしいと思います。
前回のルヴァン:お隣戦でも、CBとして出場して勝利。今回も勝利と、結果を残し始めた舩木。このまま結果を残して行けば、
リーグ戦で見てみたい
と思うようになると思います。貴重な左利きCBの誕生ですからね。
舩木もユン体制時に期待の若手選手でしたし、ロティーナ体制では開幕スタメンを取りました。ボールを持った時のセンスは感じるんですよね。かなり、昔に書いた記事ですけど(笑)
ただ、期待の若手の1人でしたけど、ここまで振るわず。そんな中でセレッソに戻ってきた今季、舩木自身も今年に懸ける思いは強いと思います。
舩木には失礼な書き方にはなるのですが、意外な所から貴重な戦力になってくれることを期待しています。
思い出/自慢話: 北野颯太と香川真司のプロ初ゴールにまつわるお話
少し余談にお付き合いを。
颯太のプロ初ゴールの際、以下のようなツイートをしました。
水曜日の茨城県で、プロ初ゴール。
— 土塔えんじ🌸オタク系セレサポ (@dotou_eng_crz) March 2, 2022
これ、香川真司と同じですね~。
真司は水戸でしたけども。
始まったな(笑) https://t.co/cBF62tcUHt
そうなんです。
今回、水曜日の茨城県(鹿島)でプロ初ゴールを決めた颯太。そして、その15年前に同じく水曜日の茨城県(水戸)でプロ初ゴールを決めたのが香川真司です。
懐かしいですね。というのも、この試合、私、見に行っておりました!もう、15年も前の事ですか、そら歳とりますね(笑)
昔ですし、J2時代。カメラも1アングル(苦笑)セレッソオフィシャルサイトでの結果も貼っておきます。(地味に、小松塁もこの試合でプロ初ゴールを決めてます)
この試合、2007年の都並監督が解任された直後。第二次クルピ政権の最初の試合で、『セレッソがどう変わるのか?』という視点で注目の1戦ではあったんですね。見に行きたい。ただ、
でも、水戸か。しかも、水曜日か。
当時、関東(千葉)に住んでたのですが、そんな感じで思ってました。
この記事をお読み頂いてるセレサポの方は関西の方が多いと思うので、少し関東の土地勘を説明します。首都圏から水戸までは、車で凡そ1時間半(google調べ)。大阪から、広島や名古屋への遠征と比べれば、距離的に遠過ぎるという感じではないです。
でも、通常、平日の出勤時は電車が基本ですよね。17:30に退勤したとして電車移動を考慮するも、水戸までの本数はそこまで多く出てる訳ではないのです。また、水戸駅からスタジアムまでも遠く、定時上がりでも電車ではキックオフには間に合わないです。車でも、会社から帰宅して車に乗って・・・でも、間に合わないですよね。
更には、定時上がり移動を想定すると行きの移動が時間的にギリギリになるので、晩御飯は必然的に試合後になります。試合後にどこかお店に移動、食べてから帰宅する事を考えると、家に着くのは日付が変わるか?みたいな時間帯になってしまいます。
こんな感じで、水戸(鹿島)の平日開催は、首都圏でも時間的にかなり難しい遠征を強いられる形になるんですね。有休、午後休を使う、あるいは住んでる場所によっては1泊するという選択肢も出てくるような感じ。実際、僕もこの試合は午後休を取っていきました。
そのような感じで、同じ関東なのに、水戸は交通の便と時間の壁があるような感じです。大阪で言うと、白浜とか舞鶴とか姫路で、平日開催されるようなイメージですかね。当時、横浜FCサポーターの友達と、
水曜・水戸に行けるか?
で盛り上がった位に、行くのに躊躇してしまう距離感というか(苦笑)
そんな労力を掛けて行った試合だからこそ、香川のプロ初ゴールは本当によく覚えています。ちょうど、このハイライト映像と同じ角度(メインスタンド)で見てたのもあって、本当にそのまんまの映像で記憶してます。そして、その空気感も(若手が躍動して、当時のクルピ政権の期待が高まるような感じでしたね)。
ちなみに、来場者数1291人との発表でしたが、
絶対に水増ししてるやろww
という位、観客は入ってなかったです(苦笑)本当に、数えられるんじゃないか?と思う位で、僕の肌感覚では多く見積もって200人位でしたww ゴール裏のセレサポも、20人も居なかったのではないかな?と。
そんな中での香川真司プロ初ゴールを目撃した訳ですので、やはり希少性はあるのかと(笑)かなり余談が過ぎましたがw、そんな事も思い出させてくれた北野颯太のプロ初ゴールでした!!!
鹿島も水戸と同じような距離感です。現地観戦されたセレサポの方は恐らくそこまで多くないと思いますので、香川のプロ初ゴールと同様、希少性は高いと思います。数年後、今の僕みたいに自慢できると思います(笑)そういう意味でも、颯太の活躍に期待したいですね。
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