2022 セレッソ

【セレッソ】湘南戦: 『上位にいる』という意味

セレッソ 1-1 湘南

2022.10.1 @ヨドコウ桜スタジアム

劇的勝利!・・・と思いきや、劇的引き分け。

なかなか、コメントするのも難しい心境です(苦笑)ただ、試合自体はとても緊迫したいい試合だったな~という印象はあります。

そんな試合を振り返りましょうか。

試合内容・雑感。

●暑い(苦笑)

この日の午前9時半ごろに近くの遊歩道のある溜池で、ウォーキングとかしてました。そこで感じたのが、

今日、めっちゃ暑いな・・(苦笑)

という所でした。午前中の30分程度のウォーキングで、汗だくに(苦笑)

しかも、キックオフが14:00。タフな試合になりそうやな・・・という所でしたが、実際、そんな感じの試合になりましたね。

●とにかく固い試合

この試合、非常に暑かったのもあったと思うのですが、本当に固い試合。そして、湘南側がとにかく対策を打ってきているな・・・という試合で、セレッソの良さが消されまくってたような印象でした。

ただ、ハーフタイムに以下のツイートをしたのですが、こういう試合、個人的には大好きな展開だったりします。

こういう固い試合、

いつ?どこで?どう試合が動くのだろう?

と言う感じで、個人的には試合から目が離せなくなってしまうんですね(苦笑)

加えて、駆け引きが見えやすいというか、固い試合だからこそチームが動いた時に直ぐにそれが分かるのも面白い。だから、こういう展開は、1サッカーファンとして楽しい展開の1つだと感じております。まあ、セレッソが勝ってる時が一番、楽しい展開ではあるのですが(笑)

にしても、固い試合。この試合のハーフタイムのスタッツ、シュート数がセレッソ:2、湘南:3。ここまで固い試合とか、近年では珍しいのではないでしょうかね。

それでも、個人的にはドキドキしながらみてました。ハーフタイムで上のツイートをした通り、

どちらが先に動くか?

に注目していた所、先に動いたのはセレッソでしたね。後半頭からの2枚替え。

●日陰の出るヨドコウ桜スタジアム

何度も書いてますが、とにかく暑い日で気温が28℃。ただ、実は湿度はそんなに高くないという試合。Jリーグ公式サイトで確認すると45%、意外と快適な日でもあったんですね。(ちなみに、昨年のクルピ退任になった湘南戦は、気温30℃、湿度73%!)

そういう状況だと、ピッチ上でも快適なエリアが出てきます。それが、

日陰のエリア

です。皆さんも経験はあると思いますが、湿度が低い日の日陰は気持ち良いですよね。体力勝負のサッカー選手も人間、自分のカバーするエリアが日陰であれば嬉しいと思います(笑)

そして、この時間帯のヨドコウ桜スタジアムには大きく日陰が出来るエリアがあります。それが、メインスタンド側。西日はメインスタンド側から入ってくるので、メインスタンド側に大きな日陰が出るんですね。

この辺、旧・キンチョウスタジアム時代と大きく違うな~と感じてました。日陰の恩恵に預かれる選手が出てくる。試合を見ながら、そんな事を考えてました。

そして、後半、そのメインスタンド側をポジ取りできるのが、左MF:パトリッキ。

パトリッキ、後半からやし、涼しい日陰やし、しっかり行けよ!

という感じで見てましたw 

まあ、後述しますが、パトリッキはしっかりと決めてくれましたね(笑)

●痙攣を起こす選手が続出

小菊さんの試合後のインタビューで知ることになりましたが、

メンタル的にも肉体的にも難しい状況ではあったのですが、痙攣する選手が続出した中で・・・

https://www.cerezo.jp/matches/2022-10-01/

暑さで足にダメージが出た選手が多かったのですね。

タガートは違うようですが、ヨニッチ、奧埜とかがそこに該当してくるでしょうか。タフな2人ですが、急な気候変動は調整が難しいなと思います。飲水タイムがあっても良かったようには思いますが。

タガートは、状況が難しいですね。大きな怪我の後は、無意識に怪我した所をカバーしようとして別の怪我をする・・・という所の典型的な感じのようには思います。ユンさん時代の清武も、このような感じでしたよね。

或いは、来月に迫るW杯もあって、タガートも怪我に慎重になってる所はあるでしょうね。大きな怪我があった選手で、その再発は避けたい。故に、慎重になり過ぎているという印象も個人的にはあります。

プロサッカー選手として自チーム(セレッソ)への貢献と、目の前にある自分のキャリア最高峰の舞台との照らし合わせ。キャリア最高峰の舞台がすぐそこにある状態で、どれだけ無理を効かせるべきか?のバランス。

願わくは、試合早々に2点位取って、後半に引っ込ませるのが現状のタガートの使い方の理想です(苦笑)

●雰囲気がある町野

先のドイツ遠征でも日本代表に選ばれていた、湘南FW:町野。今シーズン、セレッソとの試合でも点を決められ、やはり雰囲気を持った良い選手でした。後半途中から入った後は、やはり危険なシーンを何度も演出されました。

ここの所、好調だった鳥海が翻弄されてるのが驚きでした。行かなければ、ターンで前を向かれる。行っても、フィジカルで抑え込まれる。鳥海は、なかなか難しい対応を迫られてた感じでした。やはり、代表に選ばれるだけの選手だな~と感じました。

この町野選手、今後、どうするんでしょうね?海外に行くのかな?

そんな町野の怖さも感じつつ、試合も終盤。そして、決めてくれました!

●加藤のPK奪取 → パトリッキのゴール!!

日陰のパトリッキのPK!!! 良いゴールでした。湘南GK:谷に反応されて、ヒヤリとはしましたが(苦笑)

ただ、ここは加藤ですよね。このシーンの少し前、湘南の攻撃に対してプレスバックでボールを奪取したのも加藤。そして、そこから右に展開して、最終的にPKを取ったのも加藤。

奧埜張りに加藤が絡んどるやん!

と言う感じで見てました。

加藤らしい流石の動きでした。ただ、だからこそ言いたい事もある。

自分で奪ったPK、自分で蹴れよ!

『PKの一番上手い人が蹴るべき』とか優等生な試合後のコメントがありましたが、個人的には加藤自身に蹴って欲しかったかな。おかげで先制も出来たので不満と言う程ではないですし、あくまで個人的な希望ですが。

FW2枠の争いも激化してますが、それでも加藤の頑張りは随所で目にするので、加藤には数字を取って貰いたい。そう願って止みません。

このPKの時点で、90分+2。劇的な勝利!!!・・ではなかったですね。。。(苦笑)

●オウンゴール

これは加藤は責められないですね。加藤が居た位置は、ニア寄りのセンター。ここは、本来はヨニッチが居るポジションだと思います。ヨニッチは前述の通り、痙攣?で交代済み。それも不運だったなと。

この時、ピッチに居たセレッソのフィールドプレーヤーの中で、加藤(178cm)は鳥海(182cm)に次ぐ2番手の身長。鳥海は、町野(185cm)に対応すべくセンター外側に居たので、加藤がそこに行かざるを得なかったんだろうなと思います。

後は、FKを与えるファールをしてしまったのが、鳥海の町野への対応・・・ですよね。季節外れの暑い中、日陰の無いピッチ中央をフルタイムで走っていた鳥海と、途中交代で入った日本代表FW。

なかなか、鳥海にとっても辛い状況。この町野にファールを与えたシーン後、自分で足を延ばす姿もあって、鳥海自身も足に来てたものだと思います。

ただ、そういう不利な状況化で日本代表選手を抑え切ってこそ、CBの価値が上がるものだとも思います。あえて厳しめに、鳥海には、

自分自身で、自分自身の価値を高めて欲しい

と思います。それ位の領域に、鳥海は来てるとも思いますし。

この試合の鳥海、凄い頑張ってたと思います。ヨニッチ負傷時に、奥埜交代の直前にヨニッチの状況をベンチに伝えに行った姿、そのヨニッチ抜け後、誰よりも早くDFラインを上げる姿勢を見て取れました。

鳥海が次のステージに行くには代表クラスの選手を喰う事だと感じるので、加藤と同じく欲を出していって欲しいなと思います。


そんな感じで、残念な結果だったとは思いますが、個人的に非常に痺れる試合だったなと思います。

そんな所で本題へ。最初の方に書きましたが、今回対戦した湘南は、

めっちゃめちゃ対策してきてるな

と言う印象を持ってました。故に、ものすごい膠着した試合になった印象です。

そこでどんなことが起こなわれていたか?という所、そして、セレッソの狙いという所も書いておこうかと思います。このブログでは主題として扱うのは珍しい、戦術っぽい所のお話を。そして、そこから類推できるセレッソの現状という所を書いていみようと思います。

湘南の狙い

湘南ベルマーレと聞いて、真っ先に思い描けるワードと言えばどんなモノでしょうか?

僕個人のざっくりとした湘南のイメージですが、

  • チーム全員が走れる。運動量豊富。
  • 走力ベースでオープンな展開を好む。
  • 球際が強い。

と言うようなイメージ。湘南を逐一追ってる訳ではないので、厳密には違っているかも知れないです。ただ、セレサポの皆様においても、多かれ少なかれ、このように感じてる人は多いのではないかな?と思います。

だから、前半の半ば位に、この試合の流れを見てみて、

湘南相手に、こんな膠着した固いサッカーになるんや

と、かなり意外に感じてました。

これには、暑さという所のもあったとは思います。ただ、それ以上に

湘南のセレッソ対策

が大きく影響していたように思います。次に、湘南の狙いという所を書いて行こうかと思います。

湘南の対策①:ジンヒョン

まず最初・・・というか、膠着したサッカーになった最大の要素は、もう間違いなく、

ジンヒョンのミドルパス対策

という所でしょうね。ジンヒョンがボールを持っても、全く喰いついて来ない。

ジンヒョンがボールを持った時の湘南の最前列は、セレッソの1ボランチの位置でした。

湘南の最前列の位置

徳真を2人で挟み込むような形ですよね。ジンヒョンがボールを持っている際、2トップはそこからほぼ動かず。全く、ジンヒョンに喰いついてくる様子はなかったです。

先日に対戦した鳥栖も、ジンヒョンには喰いついてきませんでした。ただ、鳥栖はまだマンマーク気味だった(奧埜のコメントより)ようです。なので、フィールドプレーヤーの動きようによっては、マークを外してジンヒョンのミドルパスの供給先になり得てました。

ただ、今回の湘南はマンマークではなくて、ブロックを組んできてた印象。DAZN観戦なんで厳密に選手の位置は分かりかねる所ですが、選手の人数を比較すると、セレッソがジンヒョンの脇に2CBが落ちるので、ジンヒョンのパスの出し所は8人

対する湘南は、フィールドプレーヤー全員でブロックを組むので10人。8vs10だと、どうしてもパスの出し所は消されてしまいますよね。10人でブロックを組めば、その密度も一番高い所で保たれますし、単純な人数差でカバー役に2人も居ることになりますからね。

人数によるジンヒョンのパスの出し所の無さ

このような感じで、セレッソのビルドアップの最大の武器:ジンヒョンがボールを持っても、出し所はほとんど消されてた印象です。故に、ジンヒョンからセンターバックに預けるパターンが多かったかな?という所です。

ただ、これは湘南に上手くやられた!という事ではなく、湘南側からすれば、

ジンヒョンでハメに行くのは完全に諦めモード

と言う印象でしたね。

湘南の選手がジンヒョンにチェックに来たこともありましたが、僕が見る限り、その全てが単独プレスでした。これは、チーム全体でハメに来た!と言うのではなく、単なる、

ジンヒョン、早くボールを放せ!

と言うだけのプレスに見えました。

それだけ、『ジンヒョンのミドルパスは脅威』、『ジンヒョンに行くのは労力の無駄』という湘南の認識だったという所だと思います。運動量の凄いチームが追わないと言うだけで、どれだけジンヒョンが凄いのか!という所の裏返しでもありますよね。

そして、それだけマークされていても、33分13秒頃の山中へのパスを通したのとか、ジンヒョンは流石・・・という感じでもありました(笑)

湘南の対策②: サイドMF裏を起点

続いて、湘南のセレッソ対策は、

サイドMF裏のスペース

という所ですかね。具体的には、毎熊・為田の後ろのスペースという所。

湘南の3CBに対して、セレッソは2トップ。セレッソが湘南をハメに行こうとすると、左右のサイドMF:毎熊・為田のいずれか(ボールサイド側)が、2トップと連動して湘南3CBにプレスを掛ける必要があります。

そして、

毎熊・為田を喰いつかせておいて、その裏を突く

という所が多く見られた印象でした。

湘南のビルドアップの起点

湘南の選手の上げ方からして、毎熊がCBに行く事が多かった印象です。

毎熊のサイド側の崩しでもう少し具体的に書くと、3CBの右(毎熊の反対サイド側)から、中央CB→左CB(毎熊の対面)とパスが回り、その直後に以下のラインでパスを通されるような形。この左CBからのクサビは、怖かったです。

左CBからのクサビのライン

21:10~、このパスのラインをCBにドリブル突破されたシーンもありました。これには、かなりヒヤッとさせられましたよね。

ここで、地味に効いてたのが3CBの横パス。反対サイドからパスを回すので、セレッソのブロックは横にスライドします。加えて、逆サイドの毎熊で喰いつかせるつかせることで、

セレッソの2ボランチが動かされまくってるな

という所は何度となく見えてました。

セレッソ4-4-2の4枚のMFの内、外2枚が湘南3CBに喰いつく。その喰いついたサイドMFの裏スペースは、その横のボランチかその後ろのSBが見るべきですよね。

ただ、湘南には大外レーンにウイングが居るので、SBはどうしてもそのウイングに引っ張られる。故に、サイドMFの裏スペースはボランチがカバーすることが多くなっていた印象です。

毎熊の裏を、陸がカバーするか?奧埜がカバーするか?

相手CBの横パスに合わせて、奥埜・徳真の2ボランチもスライド。その上で、更にその向こうのサイドMFの裏のスペースまで見る。ボランチにとっては、なかなか大変な作業だと思います。横幅68mの7割位を凡そ2人で見るような形ですよね。

ここ、湘南3CBとセレッソ2トップの人数差から、ずっとズラされてた印象でした。ここも、セレッソのプレスがどう仕掛けてくるのか?を踏まえて、どうやったらズラすことが出来るのか?湘南は、とても研究していたように思います。

ただ、2ボランチの頑張りが素晴らしかった!!湘南の狙いに崩されかけたシーンもありましたが、それでもそこまで大きなピンチには至らなかったと思います。それには、陰で頑張っていた2人の存在があると思います。

奧埜と徳真、陰で黙々とタスクを遂行しとるな。ボランチの所は日陰はないのに

と思ってました。

膠着したサッカーの裏側で、セレッソの守備が安定してたのは、2ボランチの黙々さを無くしては語れません。本当、頭が下がる思いですよね。

『上位にいる』という意味

このような感じで、セレッソと湘南のビルドアップの立ち上がりの所を、湘南目線で書いてみました。

上で挙げた2つの湘南の狙い、ジンヒョンのミドルパスを防ぐのに『待つ』。最終ラインから組み立てて、セレッソのサイドMFが喰いつくのを『待つ』。両方とも、『待つ』がベースにあるのですね。

だから、運動量ベースのサッカーを得意とする湘南相手でも、試合自体は大きく動かなかったという印象があります。湘南からして結果的に勝ち点1を得た訳ですので、それなりに成果のあった対策だったという事は言えると思います。

反対に、これをセレッソ目線で見るとどういう事が言えるのか?

この湘南戦を見る限り、

はっきりと研究・警戒されていた

という事は言えますよね。かなりのパワーをかけられて、セレッソの出方の対策を練られている印象は感じました。

そこから類推される現在のセレッソの立場というのは、

今年の開幕の頃と比べて、立場が大きく変わった

という事ははっきりと理解できますよね。

今年の開幕前、前年リーグ12位のチームで且、主力選手だった日本代表候補2人:歩夢・坂元が抜けました。補強はJ2からの個人昇格がほとんどで、強烈に目立った有力選手は居らず(しばらくして、ヨニッチが復帰)。故に、

降格候補とは言わないものの、上位戦線には入ってこれないだろう

というのが、ファン・識者の大方の見方だったと思います。

当時のセレッソは ONE OF THEM。その他大勢の位置付けだったんですね。故に、

開幕当初のセレッソは、ONE OF THEM として他チームをマークする立場だった

という事は言えると思います。謙虚に行こうぜ!みたいな空気感は、セレサポの中でもありましたよね。

それが、今のセレッソはリーグ4位。ルヴァンに至っては、2年連続となる決勝進出。他チーム目線で見ると顕著で、はっきりと上位チームの1つとして認識されている訳です。現時点で、ONLY ONE に近い存在になってきていると思います。だからこそ、

現時点のセレッソは、ONE OF THEM のチームからマークされる立場になった

という事は言えると思います。

先日の鳥栖戦、今回の湘南戦と、ジンヒョンのミドルパス封じを見ると顕著にそれが分かりますよね。マークされてなかった頃は、バンバン、ジンヒョンのミドルパスが炸裂してましたからね。

個人的な推測ですが、

今シーズンの残り試合、このような苦しい試合は続くんやろな。。

と思っています。何故なら、鳥栖・湘南に限らず他チームも間違いなく研究・警戒してくるから。小菊体制が続く限り、来シーズンもそういう立ち位置になるだろうな・・・と感じてます。

故に、小菊セレッソの真価が問われるのは、ここから。

対策が取られた時に、次の一手があるのか?

という所。今後の試合で、この次の手が見えるかどうか?で話は大きく違ってくると思います。

でも、個人的にはあまり大きな心配はしてません。今回の湘南戦でも、それはしっかりと見えてましたので(笑)

最後に、少しだけこの試合のセレッソの狙いを見てみましょうか。

セレッソの狙い。

セレッソの狙いも少し書きます。と言っても、実は上で挙げた湘南の狙いのとほぼ一緒です。

湘南3MFの脇

この試合、湘南のボール非保持時、上でも書きましたが、5-3-2みたいな配置になってました。DFラインで5レーンを埋め、自チームの攻撃の目を潰さないためにも前線2トップを置く。

そして、その間、MFラインが3枚。ここ、DAZN解説:柱谷さんも指摘してましたが、3ボランチでピッチ横幅68mをカバーする必要があります。

セレッソのパスワーク、このMF3枚をめっちゃ動かしてましたね。ちょうど良い例が、DAZNのハイライトで収められてましたので、挙げておきます。

この右SB:陸を起点としてのサイドチェンジ!!! これが、めちゃめちゃ効いてました。

ボールサイドに寄せると、どうしてもボールと反対サイドの3枚の脇は空いてきます。

ボールと反対サイドの3MFの脇

上の動画でも、陸が見事な剥がしで相手を置き去りにして時間を作り、そのままサイドチェンジを出した時点で為田と山中の2人がフリーになっている状態。相手3枚の弱い所を突くには、こういう展開は素晴らしいですよね。

このシーンはほんの一例で、陸から反対サイドへの展開はかなり多かったです。元々、セレッソの右サイドに寄せられて反対まで振られる。その度に、湘南の3枚のMFは横スライドに追われます。上の奧埜・徳真の例と同じくですね。

これ以外でも、縦の揺さぶりも多かったですよね?ジンヒョンや、DFラインから縦一本で裏に抜け出させるヤツも含め、前後にも動かすことは出来てたと思います。

お気づきになられた方が居られるか?は分かりませんが、湘南のスタートのMF3枚、後半23分までに全員が交代してます。戦略的な交代か?までは判断が付きませんが、セレッソの揺さぶりは間違いなく効いていたと考えます。

このように、上で書いた、

対策が取られた時に、次の一手があるのか?

と問われた時に、僕は、

小菊セレッソに次の一手はある。

と言うことは出来ると思ってます。このサイドチェンジの狙いは、湘南の出方を伺った上での対応(非保持時に3MFにしてきた場合の狙い)で、準備してきたものだと感じますしね。

元々、小菊セレッソのサッカーが『相手のストロングを消して、自分達のストロングを出す』という、

後の先を取るサッカー

と言う性質は持っていると感じてました。そのサッカーの性質上、行う事は上位に居ようが何ら変わりなく、まず間違いなく次の一手は準備されているはずだ・・・と考えるのは自然な所ではないかな?とは思います。

そして、上でジンヒョンや奧埜・徳真を例に挙げましたが、

戦術を実践できるタレントも揃っている

とも思いますしね。選手の能力が高ければ、それだけ戦術の幅も広がりますしね。

サポの願望?かも知れないのですが(笑)、今回の湘南戦ではそれらが見えたと思うし、サポとしてはそう信じて応援しようと思います。

そして、最後に・・・少しお詫びを。

【さがっそ大阪】準備が遅れてます。すみません(苦笑)

8月に第一回目を実施させてもらってから、第2回を9月末~10月頭で実施する!と申してましたが、準備が遅れてます(苦笑)

私事ですが、実は9月から奈良の客先に常駐するような形になってまして(苦笑)朝5時半起きで、片道2時間を通勤に費やしている毎日です。移動の電車内だけで、既に小説を3冊も読んでしまいましたw 

このレビューブログは頑張って書いてますが、さがっそ大阪の準備まではなかなか手が回ってない現状です。

どれだけの方にお待ち頂いているか?は分からないのですが、お待ち頂いている皆様にお詫び申し上げます。申し訳ありません。ただ、必ず行いたいと思いますので、今しばらくお待ち頂ければと存じます。次回開催目標は、

10月末ごろ

とさせてください(苦笑)

・・・で、ここまでお読み頂いて、

そもそも、『さがっそ大阪』って何やねん?

と思われた方は、以下を確認してみて下さい。


ご存じの方も居られると思いますが、ゲームイベント:『さがっそ大阪』を始動させました

ゲームの概要は、大阪の街を使った『謎解き』と、大阪メトロの一日乗車券を使った『散策』、そして『チーム対抗戦』と言ったところです。参加して頂いた皆様の協力の下、2022年8月15日に記念すべき第1回目を行い大好評でした!

ルールは第1回のもの(近いうちに再整理します)ですが、以下のようなところです。

https://note.com/dotou_eng_crz/n/n1d1ef251ab9b

知らなかった!と言う方は、是非、上のページで内容を確認してみて下さい。そして、

また、近いうちに第2回を開催します!

ので、興味の沸いた方はTwitterのコメントなりDMなりでお問い合わせください!

次回の開催日は追って告知しようと思いますが、

第2回さがっそ大阪(テスト回): 10月末に実施予定

という所です。次回もテスト回、無料の予定です(笑)

こちらも、どうぞよろしくお願い致します。

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