2025 セレッソ

【セレッソ】最近のアレコレ。奧埜やヒゲカジさん、そして誹謗中傷。

ヒゲカジさん退任について

2期目就任の2020年から、まあ色々とセレサポ内で言われておりました(苦笑)1期目、2007年からで言うと、どちらかというと敏腕である評価が多かった印象ですが、何があったんだろうか(苦笑)?と言う感じです。

個人的に、ヒゲカジさんについては特に悪い印象もないです。2009年でしたかね、裏方の職に就いた後でもサインを頂いたこともあり、どちらかと言うと良い印象すらあります(笑)

また、僕が若い頃、まだ大阪に居た頃の日々餡のマネージャーに誘われて、『ヒゲカジ・フットサル』なるものに参加させてもらってたのもあって、感謝をしている所も多いんですよね。

そして何より、シンプルにGMだとか強化部だとか、スタッフの仕事を語るには知識が無さ過ぎる・・・という所は大きいです。情報が少な過ぎる・・・と言う言い方でも良いかも知れません。だから、敏腕とか無能だとかの判断がつかないというか(笑)

結局、全てがチームの順位でしか語れない。所謂、結果論ですね。または、感情論になってしまう。それはフェアではないなと。

このブログを常に読んで頂いてる方でご存じの方もいてくれると思のですが、僕は選手を主語でサッカーを語る感じです。その結果論で語るにしても、選手のプレー次第。なら、

選手のプレーに集中しましょうか

と言う所に至る感じです。

・・・と書いてしまうと、何も語れないのでw 強化部としての仕事で分かり易い選手獲得論でも少しだけ書いてみましょうか。個人的にですが、そこにヒゲカジさんの苦悩、嘆きも感じたところがあり・・・でして、その辺を。

選手獲得からみるヒゲカジさんの苦悩

ヒゲカジさんの一番最初の大きな功績として良く知られてるのが、クルピー真司・乾のラインですかね。

前身のヤンマー時代からの盟友:モリシの影響もあってか、ヒゲカジさんは小柄だけどテクニカルでスピーディーな選手を攻撃の中心に据えてチーム作りをする印象が強かったです。

真司・乾のコンビから、清武、曜一朗、南野拓実とか、1期目に大きな功績を挙げたのも知られる所。この辺は、セレサポでも良く知る所ですよね。

その流れは、2期目2020年以降にも続いていて、どちらかと言うと小兵の選手を多く獲得してた印象が強いです。

でも、個人的にここ数年になって感じてたのは、

ヒゲカジさん、めっちゃ方針転換したな

というところ。それが何かと言うと、

外国籍選手をオフェンスの中心に据えるようになった

という所ですね。

元々、1期目の頃だと思うのですが、ヒゲカジさんは、

オフェンスは日本人中心に据える

と言うことを仰っていたのを記憶してます。2010年前後からのサポさんであれば、記憶してる方も居られるんではないですかね?

多分、これはヒゲカジさんの信念の部分だと思います。それこそが、モリシ・アキ・嘉人・真司・・・と続く、セレッソの伝統だと。

ただ、ここ最近は、レオセアラ、パトリッキ、カピシャーバ、クルークス、ルーカスフェルナンデス、チアゴアンドラーデ、ハットンと、外国籍選手のオフェンスの選手を獲得していく変化が生まれてます。

ここに、ヒゲカジさんの苦悩は見て取れる印象です。

日本人をオフェンスの中心に据えたいけど、任せられる日本人選手が日本にほとんど居ない

というところなんだろうな・・・と。

奧埜の所でも書きましたが、今は1vs1の強さ、強度がモノを言うサッカー。特にサイドに強烈なウイングが居ないと戦術が成立しないんですが、それが出来る日本人選手が日本にそもそも居ない。現れたとしても、直ぐに海外移籍をしてしまう。

ヒゲカジは時代遅れだ!みたいな論調を見たりしてましたが、『今の戦術を踏襲する為に、選手にどんな能力が必要か?』『今の日本人選手の市場の状況はどうか?』という所を見極めて、信念を曲げて獲得方針を変えた印象は個人的にはありますね。

信念を曲げるのは、勇気のいることだったろうな・・・と思っておりました。時代の流れというのは、怖いモノですね(苦笑)

そして、もう1つ苦しんだのが、恐らくは『予算』というところ。

チーム人件費は下位争い

2023年の各チームの決算と言うのが、Jリーグから発表されてます(昨年度ももうそろそろ発表されますかね)。それを元に言うと、セレッソのチーム人件費は、

18チーム中 12位

というところになります。はっきりと、下位グループと言う感じです。

この年、神戸が優勝したように、Jリーグもマネーゲームの様相が強くなってる昨今、リーグ優勝を目指すのにはこの順位はなかなかに心許ないですよね(苦笑)

金額で言うと、セレッソ(20.1億)は首位の浦和(38.6億)より、ほぼ半分という規模感です。やりようがあると言えばあるんでしょうけど、なかなかに難しい。

僕自身、この数字を把握するようになってから、セレッソと言うチームは、

上手く嚙み合った年に、優勝争いに絡めたりできる規模のチーム

という理解はできました。これからどういう変化があるか?は分からないですが、のんびり待ってようと思います(笑)

とは言え、今を戦うチームにはそれは言い訳になる。勿論、強化部も。

外国籍選手をオフェンスに据えるという方針は良いにしても、外国籍選手はお金が掛かる印象ですよね。そして、それが日本人選手獲得にしわ寄せが来る印象。代表歴を持ってる中堅です!みたいな実績のある選手は、多く揃えられない。

平たく言うと、ヒゲカジ体制下の日本人獲得のメインは、

可能性を持ってる選手に賭けること

という所だったんだと思います。

J2、J3で活躍した若手~中堅、J1で出場機会が減少しているがまだまだやれる!という感じのベテラン選手。加藤陸次樹であったり、毎熊であったり、ノボリや柴山なんかは分かり易いですかね。なので、ここ数年のセレッソは、

可能性に賭ける故に安定感は望めないが、噛み合った時の爆発力はある。そんな期待をかけるチーム編成

という印象です。

これで最良の結果を求めるのは、やっぱり難しいですよね(苦笑)大変な仕事だと思います。

懸念はヒゲカジさんが口説いた選手達のモチベーション

ヒゲカジさんの退任について、チームへの影響のところも書いておこうと思います。

先日に、Xでポストしたのですが、

基本的に、上のポストの通り、

選手から見て強化部というのは、チャンス、仕事、サッカーを出来る場を提供してくれた存在

だと思います。

強化部がオファーを出し、選手が同意して契約する。だから、感謝こそすれど、

強化部を嫌う選手は、ほとんど居ない

と言う風には思ってます。長年在籍しているような選手であれば分からないですけど、直近で入った選手に強化部を嫌う人は少ないのではないかな?と。

そもそもなんですが、

強化部が嫌な人だった場合、その選手はサインなんかしないでしょ?

と言うことも思います。移籍をする最終的な決断は選手自身、最後にサインするのは選手。

だから、ヒゲカジさんは、

選手とはうまく関係性を築いてたのではないかな?

というのは感じる所です。ノボリなんかも、入団時に言うてましたよね?そのまま川崎に残ればレジェンド扱いだったものの、森島さんと梶野さんに口説かれて・・・みたいな感じで。

ノボリ以外でも、田中駿汰のような実力者、J2からでも毎熊を筆頭に良い選手を獲得してきてくれた。隠し玉的に、ニコみたいな選手も獲得。そういった選手らとの関係性が、悪いはずはないと思うのですね。

(先日、過去にセレッソに所属した舩津がちょっとした強化部への愚痴っぽいことを言うてた記事を見かけましたけどw気持ちは分からんではないですが、奧埜の所でも書きましたが、プロサッカー選手は自分の価値は自分自身で証明するしかないからナントモカントモ・・・という印象でした)

だから、ヒゲカジさん退任に当たり、

ヒゲカジさんに口説かれて、セレッソに来てくれた選手のモチベーション

は少し心配な面はあります。

言うて、彼らもプロだから大きく心配してる訳でもないです。ただ、上のポストの曜一朗のように、第三者的に選手は苦しめられるようには思います。

自分が結果を出せなかったが故に、自分にチャンスをくれた強化部が批判されている

という感じで。自分だけを責めろ!という記事の曜一朗の気持ちは、まさにこういう感じですよね。

強化部、しいてはフロント批判は、選手にこういった感情を芽生えさせる可能性がある。

これ、サポーターの振舞いとして、選手の為になってます?あくまで僕の意見ですが、為になってるとは思いません。

セレサポ目線ですが、ヒゲカジさんが退任するタイミングで、それとは関係のない所でこういう曜一朗のコメントが出るのは何とも因果なもんだな・・・と言う風に思いました。


こんな所で色々と書いてきましたが、裏方の人のことを題材に書くのは難しいですね(苦笑)

(また、ヒゲカジさんにまつわる噂レベルの大ネタを聞いた事もあるのですが・・・真偽不明の為、すみませんが内容は伏せます。が、もしそれが本当なら、ヒゲカジさんは本当に辛かっただろうな・・・と思います(苦笑))

ヒゲカジさんは、ヤンマー時代からチームを知る存在。本当に長い間、お疲れさまでした。特に2010年前後、サッカーを心から楽しませてもらったのはとても感謝しております。ありがとうございました。

そんな所で、最後、ヒゲカジさんに係る所で『誹謗中傷』という所に行きますか。題材的に、まったくサッカーと関係のない記事になりそうですが(苦笑)

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