どもども、最近は毎回書いているような気がしますが、ご無沙汰しております(笑)
気付けば、開幕を週末に向かえたJリーグ。セレッソは、全チームの先陣を切る形で金J:大阪ダービーに望みます。
個人的にですが、仕事、別趣味に色々と忙しくて、セレッソの情報もタイムラインもあまり追っておらず、
えっ?もう、開幕なのか!?
と言う感じでして・・・すみません(苦笑)ボチボチ、エンジンをかけて行こうと思います。
そんな所で、今回は今シーズンを占ってみようかと思います。簡単に・・・・ですけど(笑)
普通に楽しみ
昨年より退団選手が多く、TLでは悲観的な声も多かったようには思います。確かに、レオセアラの抜けは堪えましたね(苦笑)
冷静に加入選手を見ていくと、
普通に楽しみ
という所ですかね。
あくまで、個人的に・・・ですが、居なくなった選手に後ろ髪を引かれ続けるよりかは、入ってきた選手に注目して楽しみを見つける。例年、そんなスタイルで、新チームの立ち上げ時を見つめています。だから、楽しみ(笑)
今回、今シーズンのセレッソを僕自身がどう見てるか?という所にフォーカスしてみようと思います。
CB:畠中槙之輔の存在
昨年の総括として、以下の記事を書きました。
この記事内でも書いたのですが、昨年のセレッソの不調だった時は、
CBの下支えが出来てないな・・・
という所はずっと思っておりました。勿論、DFラインに怪我人が集中したのもあって、容赦出来る所もあったのですが、
それでもDFライン、もう少しラインを高く保てない?
と言う風にずっと思っておりました。
圧力の高い攻撃を生むのも、DFラインがハイラインを保てるからこそ。その下支えがしっかり出来てないと、攻撃もまともに機能しない。昨今の戦術では、
下がらずに跳ね返せるCB
がマストで必要な所だな・・・と、昨年のセレッソを見ていて逆説的に感じておりました。
先日、Youtubeのセレッソ公式チャンネルで、嘉人とノボリの対談が上がってましたが、ちょうど以下の所、
この動画でノボリは、
急にプレーが変わる・・・負けていきなりポジションを後ろに取るようになった
と言うてるのですが、僕はこれははっきりとDFラインの事だと思っております。
(※ノボリ、嘉人とやっぱり言葉が違いますよね。この動画は、別に書きたい所があるので、また記事に起こそうと思います)
ポジショナルプレーの概念で言えば、1人が適性なポジションを取れないと、戦術は成立しない。以前、この考え方の礎を築いたとされるヨハン・クライフの話を以前にしましたが、
この記事内にも書きましたがクライフは、
上手く行かないのは、ポジショニングが悪いか、選手の能力が低いからだ
と言っています。この言葉を昨年のセレッソに当てはめると、
DFラインにも言えることだったのではないかな?
と思っております。あくまで、主観ですけども。
選手の能力と言うより、ノボリの言うように、メンタル的にポジションを下げてしまう。上の総括記事でも書いた事ですが、
前に出る守備をもっと積極的に見せて欲しかった
新チーム発表会の際にフロント陣からも話したがあったと思いますが、特にDFラインを中心に、メンタル的にももっと強気に前に出て行くプレーを見たかったなと。
このような流れで、
下がらずに跳ね返せるDF
がセレッソには必要と思っていたので、
CB:畠中槙之輔の加入は大きいな~
と言う風に思っております。
やはり、あの強かった頃のFマリノスを下支えしていたCB、実績が凄いですよね。怪我がどうこう言われているようですが、僕自身は期待しかないですね(笑)
元彦の帰還
そして、次に書くべきは注目の、
中島元彦
ですよね。おかえり!と言う感じです(笑)
セレッソからレンタルでJ2に修行に出た選手に常々思う事は、
J2で結果・数字を残せない選手が、J1で結果・数字を残せるはずがないよ!
という所かな?と思います。非常にシンプル。
近年で言うなら、毎熊、坂元の海外移籍を果した選手たち。彼らはJ2でレギュラーでシーズンを通して活躍し、得点・アシストと言う形で所属チームに大きく貢献。
こういう選手は、J1でも強いし生き残ってくる。同じように、上門もセレッソで4年目、他チームに移籍しましたが中原なんかも、きっちりとJ1で生き残ってますよね。
まれに、J2でパッとしなくてもJ1で輝く選手が居たりしますが、J2で残す数字の実績は、J1で活躍できる裏付けになる所はあると思います。
今回、帰還する中島元彦の成績は、
38試合出場、13得点5アシスト
と、もう堂々たる数字だと思います。
ざっと、上で挙げた他の4人の数字も出してみます。
- 2021年:毎熊(38試合出場、3得点10アシスト)
- 2021年:上門(41試合出場、13得点1アシスト)
- 2021年:中原(41試合出場、6得点8アシスト)
- 2019年:坂元(42試合出場、7得点3アシスト)
ポジションの違いがあるので、一概に比較はできないのですが、昨年の元彦は彼ら以上の数字を残してるのは明確で、
実績的にも、かなり楽しみな存在
という所は言えると思います。
また、何より楽しみなのが、個人的には、
セカンドトップ的なポジションに強い選手が欲しかった
というところ。
このポジションの重要性・・・という所で、小菊セレッソベースで話をします。
個人的に小菊セレッソで一番、綺麗に相手を崩せてゴールを決めたな!と思うのが、
2023年 アウェイ横浜FC戦のゴール
です。
このゴール、中央起点(真司)で相手ブロックを中に絞らせ、そこからサイドチェンジ。カピシャーバと相手SB(山根永遠でしたね)と1vs1の状況を作り、クロスにレオセアラ・・・と言う形でした。
以下に動画を貼りますが、注目は最初にボールを持ち運ぶ毎熊です。そこからボールを追うのではなく、
真司にパスを出した以降の毎熊の動きだけに注目
してみて下さい。
完璧、狙い通りの展開ですよね。小菊セレッソでは色々と劇的なゴールも多かったですが、このゴールが個人的にNO.1のゴールでしたね。多くの選手が絡み、綺麗に崩し切っての得点でした。
で、この時の毎熊、注目してもらうと分かると思うのですが、
毎熊のニアサイドに飛び込む動きが秀逸
なんですよね。右SBの毎熊が、左からのクロスにニアサイドに飛び込むという・・・毎熊の能力の高さに驚かされるのですけど(笑)
そして、毎熊の動きに横浜FC#2のCBが釣られてるんですね。結果、レオセアラが相手CBと1vs1の局面を作り出せ、そのレオセアラも駆け引き(レオセアラの相手CBの視界から消える動きも秀逸!)で相手CBを出し抜いてゴールを決めるという形。
ただ、昨年の特に調子を落としていた時期は、真司の怪我とかもあって、
ニアのエリアに飛び込む選手が少なかった
印象でした。
これも上の総括記事で貼った自分のポストですが、
IHは前のフォローに注力すべきかな?と個人的には思う。責任の切り分けを、明確にしたい所。
— 土塔えんじ🌸オタク系セレサポ (@dotou_eng_crz) August 11, 2024
逆に、IHが後ろのフォローに入れば、あちょ・ノボリ辺りが前に出る、、とかも見たい。あくまでレオを孤立させない。
本当、ちょっとした所で変わる所は変わると思うんだけど、、これが難しいんやろな(苦笑)
ここも、昨年の調子が悪かった時期の課題だったと思います。そう、1トップ:レオセアラのフォローを誰がするんだ?というところ。
ただ、ここもまずはDFラインが下がり過ぎる問題の影響だったかな?と。これも上の総括記事で書きましたが、『CBが下支え出来てない』→『ボランチやインサイドハーフがCBのフォローに下がる』。こういった悪循環が生まれ、最終的にレオセアラが孤立してたような印象でした。
レオセアラの能力の高さで何とかしてましたけど、
インサイドハーフ、もっとニアサイドに突っ込んで行けよ!
と言う風にも思ってました。
昨年の奧埜や上門は、人が好過ぎるのかな?という気がしてて、直ぐに仲間のフォローに下がってしまってる印象を持っていました。ただ、それでは正解の立ち位置からは外れていく事になる。
上でクライフのくだりを書きましたが、それは、つまり戦術が成立しないということ。奧埜、上門も昨年は無得点でしたよね。
こうならない為に、インサイドハーフは前を向くこと。それが、攻撃の厚みに繋がる。
なので、DFラインが下がろうとも、もう少し我慢して、自分のポジションをキープすべきだったかな?と感じてます。『もっと、しっかり前まで繋げろ!』と言う感じで、DFラインに強く要求して欲しかったなと(そして、DFラインも『おう、やったろうやないか!』という強気な気持ちで、その要求に応えて欲しかったと思います)。
個人的に元彦に期待するのは、こういう役割ですね。まだ、どこで起用されるか?は分からないですけど、インサイドハーフやセカンドトップとして、攻撃に厚みを持たせる役割。昨年に残した数字から、期待はとても大きいです。
・・・と言う以前に、単純に元彦のプレーは楽しみですね(笑)元々、キックの上手さは折り紙付きだったので、そこからプレーがどう進化しているのか?多くのセレサポさんがそうだと思いますが、本当に見たかった選手。非常に楽しみですね。
タイトルを知る男、凪生
後、個人的にもう1人期待したいのは、
松本凪生
ですかね。昨年、あまり試合に絡めてなかったようですが、一昨年以前は甲府で主力として活躍。十二分に数字は持ってると思います。
何より、
凪生は、甲府でタイトルを取ってる
んですよね。
一昨年の天皇杯で、奇跡の甲府優勝。しっかりと試合に絡んで、貢献。PK戦までもつれ込んだ決勝でも、途中から試合終了まで出場。PK戦で3人目のキッカーとして登場し、見事に決める活躍。
タイトル獲得と言う視点では、今年のセレッソのメンバーでも上位に入る実績ということになるかな?と。ジンヒョン、ノボリ、畠中らに次ぐ存在とも言えるのかと。
元彦もそうですが、長くレンタルで出ていた選手の帰還というのは、帰ってきた本人も期するものがあるのではないかな?と。ボランチの層は厚いですが、経験値という面でも期待したい選手ですね。
アーサーパパス監督への期待
最後に、監督:アーサーパパスさんへの期待を書いてみようかな?と思います。
前回、以下のような記事を書きました。
この告知投稿のフォロワーさんからのコメントの返信に、書いたことなのですが、
小菊さん含め日本人監督は、『✕✕が出来ないから使わない』と言う方が多いと感じます。逆に、外国人監督は『○○が出来るから使う』が多い印象。パパスさんに期待です(笑)
というところ。
上の通りそのままですが、昨年までの小菊さんは減点方式で選手選考をしている節を感じてました。つまり、『××ができないから使わない』と言うスタンス。逆に、クルピなんかは端的でしたが、『〇〇ができるから使う』というスタンスの起用方法なんですよね。
クルピ最後の日本人の教え子?中村敬斗。ガンバで、クルピは高卒ルーキーの時から使ってたと記憶してます。ただ、クルピ解任後、ツネ様が監督になった途端、中村は使われなくなった。FC東京加入直後の久保建英に対する、長谷川健太監督の起用なんかもこんな感じでしたよね。
日本人監督は統率が取れなくなることを嫌う。だから、『××ができない』為に統率が取れなくなることを嫌い、その選手を起用しない。そんな印象が強いです。
こういう選手起用、デメリットもあって、それはチームが小さくまとまってしまう・・・というところかと。この辺、パパスさん、つまり外国籍の監督になったことで、
『○○ができるから使う』という選手起用を期待したい
のですよね。
もう少し端的に話すと、
ブエノの起用はどうなるのか?
という所ですね。
ブエノ、個人的には、はっきりとオフェンスでは超一流の能力の持ち主だと思います。昨年の共にアウェイ:鳥栖戦、フロンターレ戦のゴールがそれを証明していますよね。
反面、ディフェンスは三流という(苦笑)小菊さんにはその守備の所を嫌われてた印象でしたが、今回、監督が変わってオフェンス期待で起用してもらいたいな・・・というのが個人的な希望ですね。オフェンス固定でブエノが躍動すれば、直ぐにレオセアラの穴は埋まる。それ位の期待感は、個人的に持っています。
まあ、全ては競争ではあるんですけど、ブエノの躍動は期待したいですね。
言わせておけば良い
そんな所で、この記事の〆に入って行きます。
ぼちぼちと順位予想なんかも出してる所はあるのかな?最近、タイムラインを細かく追ってないので分からない所はありますが、セレッソの予想順位は、軒並み、低いモノとなっているようです。
昨年の得点の半分を取ったレオセアラ退団が、大きくその要因だとは思います。確かに不安があることは否めません。
ただ、ここで1つ。過去の大エースが抜けた翌年のセレッソの成績を振り返ってみましょうか?
セレッソ唯一の得点王:ファン・ソンフォン。1999年に得点王を奪取も、その年に退団 → 2000年のセレッソは、2部制の1ステージで2位(最初の長居の悲劇)。
大久保嘉人。2004年、15ゴールを奪って、チームをJ1残留に導いて海外移籍 → 2005年のセレッソは、リーグ5位(残り5分までは首位も、2度目の長居の悲劇)。
・・・・とまあ、両方とも長居の悲劇という欠点は付くのですけど(苦笑)得点王争いに絡むような大エースが抜けた翌年は、実は共に上位争いをしてるんですよね。
この2シーズンのシーズン前予想、個人的な記憶ですが、低い順位を付けられてたと記憶してます。特に、2005年は、前年の降格間際だったチームからエース:嘉人が抜けた!という状況でしたのでね。
加えて、このブログでも何度も書いているのですが、
Jリーグは出る杭が打たれるリーグ
だと思っています。
反骨精神というか、判官贔屓というか、妬み嫉みというか(笑)日本人の気質、そういう所が色濃く出るリーグだな?と。昨年のスタートダッシュに成功したセレッソ、失速したのも当初より他チームのマークが強くなった・・という所はあると思います。
だから、今年で言えば、昨年上位の神戸、広島、町田、レオセアラを補強した鹿島や、マテウスサヴィオを補強した浦和辺りが、『出る杭』になると思います。目の敵にされるのは、これらのチーム。
むしろ、評価が低いということは、逆にマークも緩む可能性がある・・・というところ。少なくとも対戦相手は、無意識レベルで、上の5チームと対戦するようなモチベーションにはないと考えます。
むしろ好都合。個人的に、シーズン前の評価が低い時は、こう捉えるようにしてます。
だから、プロの有識者とか素人戦術家がセレッソの不安を仰ぐようなことを言ってくると思いますが、個人的には、
言わせておけば良い
と言う感じで思ってます。
2000年や2005年のような事を起こせるのが、セレッソの魅力。チームを信じていれば、周囲がアホみたいに煽ろうとも動じる必要もないです。
セレサポさんの中でも、やたら何かしら『マイナス材料』に目を向けて不安がられる方も見受けたりしますが、『プラス材料』に目を向ければ良いだけだと思うのですけどね。
個人的に、上で真っ先に挙げた畠中の存在は楽しみで仕方ないのですよね。
昨年よりDFラインの下支えが見込めるので、チームバランスも向上しそうだな~
と楽しみにしてます(笑)僕は、こうやってセレッソを、サッカーを楽しんでます。
結局、楽しいかどうか?を決めるのはシンプルに自分の心意気、決心次第だと思うのですよね。だから、自分で決めてあくまで楽しむ。仮にチームの成績が悪ければ、チームと一緒に泣く・・・と決めてます(笑)
そして、毎度書いていますが、
サポは応援するのみ
なのですよね。個人的に、愚痴や野次をSNSやこのブログで書く事がチームに良い影響を与えるとは1ピコグラムも思ってません。それはつまり、サポートとは言えないとも思っています。
だから、個人的には今年も前向きに応援しようと思います。
そんな所で、また今年も適当にブログを書いて行こうと思いますので、よろしくお願い致します。