サッカー系コラム

【サッカー】Jチームのチーム強化戦略の色 × 『稲盛和夫』の言葉:セレッソ(2パターン)・川崎・神戸の場合。

オフシーズン、皆様は如何お過ごしでしょうか?来シーズンに向けての新チーム体制の発表も行われ始め、チームのメンバー編成に一喜一憂するのも落ち着き始めた頃でしょうか。

オフシーズンは、ブログ記事を書く人間からしても死活問題で(苦笑)何とか存在を忘れられないよう記事をアップしようと思い、キーボードを叩いてますw

逆に言うと、セレッソの試合ネタがない中で、普段では書かないようなサッカーネタも自由に書けるタイミングでもあります。オフシーズンは、いくつかそういう記事を書いて行こうかな?と思っています。セレッソに捕らわれず(今回は含めてます)に、フリーダムに。

そんな所で、今回はJチームにおけるチーム強化という所を書いてみようかと思います。調査したというものでもなく雑感レベルですが、お付き合い頂ければ幸いかと。

チーム強化方針を稲盛和夫の言葉で照らし合わせる

Jリーグも、スタートしてもうすぐ30年になろうとしています。他国と比べると短いかも知れませんが、なかなか長い期間になってきたのではないかな?と感じますよね。

30年も経過していると、

各チームで『色』が出始めてきている

印象がありますよね。チームのフィロソフィー的な部分にもかかる所かとは思いますが、眺めてみると面白いです。

そんな所で、気になってるチームの強化方針について、個人的な視点を書いて行こうかと思います。気になっているチームとは、記事タイトルにもありますが、

  • セレッソ大阪
  • 川崎フロンターレ
  • ヴィッセル神戸

の3チームとしてます。

そして、この記事も在り来たりにならないように少し色を出してみます。この3チームの方針に対して、

稲盛和夫さんの言葉と照らし合わせる

ということしてみようと思います(笑)

稲盛さんの言葉。

稲盛和夫さんは、言わずと知れた京セラ、KDDIの創設者。ビジネスマンとして、日本トップの存在でもありますよね。著書も多く、長友佑都なんかも稲盛さんの著書を読んでいる事は有名です。

そんな稲盛さんの著書は僕も好きで、事ある毎に読み返したりしてます。今回は、著書の中の1つ『生き方』より引用させて頂きます。

稲盛さんの『生き方』より、以下の言葉を今回使用させて頂きます。

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

詳細は本書を読んで頂くとして、この言葉の概要を書いておきます。

人生・仕事の結果は、その人の持つ考え方、熱意、能力の掛け算で生み出されるものであるということですね。その3項が大きければ大きい程、結果も大きくなる。熱意が少なくても、能力が低くても駄目。また、考え方はマイナス方向にも持っていかれる。人として正しい考え方を持ってなさいよ・・というようなニュアンスです。

この考え方なんですが、

サッカーチームにも当てはまるのでは?

と思ったのが、今回この記事を書こうと思ったきっかけです。

選手の熱意・能力がなければ、大きな結果は得られない。また、チームの方向性(考え方)がおかしければ、チームはあらぬ方向に向かってしまう。そういった所を、今回、僕が気になっているセレッソ・川崎・神戸に当てはめてみようかな?と思っています。

それでは、まず我がセレッソ大阪から。セレッソについては、少し前と今と2パターンを書いて行きますが、まずは少し前のパターンから。

セレッソ大阪のチーム強化方針(1994~2014年)

セレッソの1994年~2014年頃についてみてみます。

高卒の若手選手を獲得し育成する強化方針

セレッソ初期から中期にかけてのチーム方針として、生え抜きで有力な高卒選手(特にオフェンス)を集めてますよね。香川真司から南野拓実まで、2010年頃からの海外移籍ラッシュでのイメージが強いと思いますが、セレッソ創設時からこれは変わらない印象です。

個人的に、変な理論を持っていて、

3-5年周期で有力な若手選手が入団する

というようなイメージを持ってます。彼らは、後に攻撃の選手としてセレッソを象徴するような選手になってます。

具体的な名前を挙げると、

  • 森島寛晃(1991年入団)
  • 西澤明訓(1995年入団)
  • 西谷正也(1997年入団)
  • 大久保嘉人(2001年入団)
  • 香川真司・柿谷曜一朗(2006年入団)
  • 清武弘嗣(2010年入団)
  • 南野拓実(2013年入団)

ざっと、こんな感じです。どうでしょう?なかなか、いい線を突く理論だと思っています(笑)

まあ、西谷については少し微妙(それでも、1999~2000年は凄かったですよ)、清武については高卒のセレッソ入団ではないです(苦笑)若干、穴のある理論ですけどそこはご容赦を(苦笑)また、拓実以降はイマイチな感じですね。元彦(2018年入団)とか鳥栖にレンタルされましたが西川潤(2020年入団)とか、この系譜を継いでほしいんですけどね。

そして、こういった有力な若手は、海外留学をさせてたりします。初期の頃のモリシ、ヒゲカジ、山橋、皆本、清水和夫とかはブラジル。アキは、オランダ。高卒の入団選手としては、魅力のある育成プランだと思います。残念ながら、蛍や丸橋位で海外留学の流れは無くなってしまったですかね。

ここまでのセレッソの強化方針として、

高卒の若手を育てる。

という所は魅力があったと思います。では、これを稲盛さんの言葉に照らし合わせるとどうなるか?

セレッソ初期~中期に対して、稲盛さんの言葉を当てはめる。

『考え方』という視点では、とても素晴らしかったと思います。海外留学させるという所も、入団する選手からすると非常に魅力的。一説によると、西澤アキはオランダ留学がセレッソ入団の1つの決め手だったとも聞きます。

入団した選手からして、海外留学をさせてもらえたりすると、当然、チームに還元する意識が芽生えると思います。そういう視点で、選手の『熱意』という所でも優れているのかと。『能力』という所は、入団選手の顔ぶれからしても後にモリシ・アキ・嘉人・香川・曜一朗・蛍とW杯に出場。しかも、モリシ・嘉人・香川・蛍の4人はW杯に2度出場してますしね。『能力』もピカイチであることは間違いない。

そういう意味で、

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

という所の最大値はかなり高かったと思います。その結晶が、2013年だったかな?と。

ただ、迎えた2014年、フィロソフィー転換『史上最攻』。これが、

『考え方』をマイナスにした印象

でしたね。『熱意』は当時のチームには凄くあったと思います。フォルランを獲得する位、開幕前は本気度も見えていたと思います。『能力』は、フォルラン・蛍・曜一朗・扇原が居たチームですから言わずもがな。

ただ、『考え方』だけがマイナス。

いくら『能力』や『熱意』が高くても『考え方』がマイナスであれば、その掛け算の結果はマイナス。稲盛さんの言葉と照らし合わせて、J2降格は『考え方』=『チームの方向性』がおかしかったと、更に強く感じた所でしたね。やはり、チームの方向性、フィロソフィーというのは重要なのだと。

また、時代の流れと言うか、ある意味、仕方のない事ですが、

『熱意』がチームに還元されるのが難しくなった

という印象も2014年頃からはありますよね。ロティーナが言ってたと思いますが、日本人はお金ではなく名誉のためにヨーロッパに行きたがると。いくらお金を積んでも、サッカーの主流がヨーロッパにある以上、『能力』の高い選手の流出は避けられないんですよね。

若い有力選手が多ければ多い程、その問題に直面して、そこから何度もチームを立て直す必要性が出てきてました。それが、2010~2014年頃のセレッソだったんではないかな?と。

そういった時代の流れも踏まえて、セレッソのチーム強化方針は変更を余儀なくされていった印象でした。その変わっていった方針は、後編として最後に書きます。

続いて、川崎フロンターレを。

川崎フロンターレのチーム強化方針

ここから、川崎フロンターレの強化方針についてみていきます。

大卒選手を育てる強化方針

このチームの強化方針は昔から分かり易く、『大卒選手を中心に獲る』という所。よく知られている所ですよね。中村憲剛、小林悠を筆頭に、谷口彰悟や車屋紳太郎ら、チームに長く在籍する大卒選手が多いのも特徴的だと思います。

そして、今でこそ、三笘薫や旗手怜央など、大学No.1の選手が来てくれるようなチーム実績になってますが、中村憲剛や小林悠は、恐らくはその年の大卒でNo.1の選手ではなかったと思います。彼らは、川崎のチームを通して強くなっていった印象がありますよね。

この辺り、川崎と言うチームは、

大卒選手を育てる

という強化方針があったんではないかな?と思います。これ、上手いやり方やな~と思ってました。

大卒選手を大事にしてくれるチーム』というブランドが確立されていれば、大卒の有力選手は選びやすい。また、少し前まで、大学出身選手がJリーグで実績を積んで海外に行くと年齢が高くなり過ぎる・・・という風潮があって、海外移籍をする選手が少なかったんですよね。

だから、大卒選手はチームには長く在籍してくれる。そうなると、チームの強化プランも立てやすい。そういう川崎の狙いもあったんではないかな?と。2010年頃に、

どんどん海外移籍していくセレッソとは、全く正反対やな・・

と、嬉し悲しく感じてた記憶がありますね。

加えて、ここ3-4年位は、

プロとして生き抜く術を大学4年間で考え抜いてくる

大卒選手が急増してきた印象で、大卒選手を取ってきた川崎にとっても追い風になってた印象ですね。加えて、2017年にリーグタイトルを取ってからは、大学No.1の選手が川崎を選ぶようになって、三笘(元々川崎のユースでしたが)や旗手なんかを容易に獲得できてた印象が強いです。とても、素晴らしい上昇スパイラルに入ったような印象すらあります。

川崎に対して、稲盛さんの言葉を当てはめる。

『考え方』というのは、やはり素晴らしいですよね。大卒選手を育てる・・・大卒選手は、悪い言い方をすれば、高卒でプロになれなかった選手。そういった選手をより見続けてきたやり方というのは、凄いな~と素直に思います。

また、『熱意』という所も、川崎に獲って貰ったと考える選手も多いと思います。その象徴とも言えるような(引退しましたが)中村憲剛や小林悠が、ずっとチームを支えている訳です。しかも、彼らは日本代表経験者。『能力』も抜群に高い。

こういう中村憲剛や小林悠のような、チームを強くしたいという『熱意』があって、しかも『能力』が高い選手が長年チームに在籍するというのは、とてもこのチームにとっては大きかったのではないかな?と感じます。何度も貼りますが、

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

上の掛け算の部分で、彼らの『熱意』と『能力』がとてつもなく大きい要素だったんだと。

セレッソに置き換えるとモリシ・アキでしたし、今で言うと、ジンヒョン・丸橋・清武・乾あたりの選手達。『能力』も高くて、チームに対して『熱意』がある。こういう選手達が居てくれる間に、リーグタイトルを取って川崎のような上昇スパイラルに乗せたいですよね(笑)

(逆に、昨年の大型大量補強した清水や、いつぞや20人近く入れ替えた千葉とか、主力の大半を入れ替えるようなチームだと、選手のチームに対する『熱意』がどうしても弱くなって上手く行かなくなる部分が出るんだと感じます。)

少し話が逸れましたが、川崎に話を戻します。

このような形で、現在進行形で、良い上昇スパイラルに乗せている川崎。これからも安泰か?と言えば、案外、そうとも限らない印象はあります。時代の流れが少し変わってきて、

大卒選手も海外移籍をし始めている

という所。川崎で言えば、守田・三笘・旗手ら。他にも、今や代表のエース格:伊東純也、古橋享吾、我がセレッソから坂元ら。この辺、有力な大卒選手の多い(高卒選手も有力選手が多いですが)川崎は、2010年初頭のセレッソのようにもなりかねないのではないかな?という気もしてます。

この辺り、川崎の経営陣が今後どのように強化を組んで行くのか?個人的に、今後、注目したい所ではあります。

ヴィッセル神戸のチーム強化方針

神戸も分かり易いですよね。明らか過ぎる程に(笑)

大型補強

神戸のチーム強化方針は一言で、

大型補強

という所ですね。

ポドルスキやイニエスタに行き、それ以降は蛍、高徳、大迫、武藤、扇原と現役・元日本代表選手のオンパレード。フェルマーレンやサンペール等の豪華外国人も。菊池のようなJ2上がりの選手も居ますが、やはり豪華メンバーに目が行ってしまいますね。

ただ、神戸については強化方針というよりかは、

チームのマネジメントが素晴らしい

ですかね。

この辺、僕の例と言うか、自慢というか(苦笑)を交えて、今の神戸で何が起きているのか?を説明したいと思います。

高校時代の土塔えんじの同級生の話。

ブログ記事で、僕みたいな者が自分語りをするのは読む側は面白くないと思うのですが、少しお付き合いください。高校時代の話です。

実は1度、Twitter でツイートしたことがあるのですが、高校時代の同級生(同窓生という表現が良いかも?です)に

ツネ様こと宮本恒靖がいた!!

のですね。しっかりと、一緒の卒アルに載ってます(笑)

頃合いで言うと、僕らが高2の時にJリーグが開幕(1993年)。Jリーグ開幕直後の空前絶後のサッカーブームの頃ですね。そんな中で、同級生に未来のJリーガーの有望株が居るという状況。

加えて、Jリーグ開幕直後の1993年夏に、U-17サッカー世界選手権(後のU-17W杯)が日本で開催されました。その大会に、日本代表として同じ学年のツネ様(当時、松下電器ユース所属)が選ばれるという出来事がありました。

当然、学校内は盛り上がりますよね(笑)元々、サッカーが上手いし男前で評判でしたけど、Jリーグ人気とU-17での活躍も相まって、高2の夏休み明けからのツネ様人気は凄まじかったですよw

このような状況になると、同級生が思う事は1つ。

ツネ様と同じクラスになって、友達になっておきたい!

ということですよね(笑)有名人とお近づきになれるチャンスですからね(笑)

まあ、残念ながら・・・・一緒のクラスにはなれなかったのですが(苦笑) だから腹いせに、セレサポになりました!!嘘ですw

ただ、高校の同級生にツネ様が居るのにセレサポになった僕は、やはり変わり者なんだろうな・・・と、たまにですが冷静に考える事はありますw

とりあえず、ここまでで僕の話は終わります。

イニエスタとサッカーがしたい!

ここで、何故こんな僕の高校時代のエピソードを持ってきたか?と言うと、今のJリーグではこの高校時代の僕と同じことが起こっていると考えるからです。

高校時代の僕で言うツネ様の存在は、今のJリーガーで言うとイニエスタになると思うのです。僕がツネ様と同じクラスになりたい!と思ったのと同じく、

神戸からオファーを貰って、イニエスタと一緒にサッカーがしたい!

こう思っているJリーガーは多いと思います。特に日本代表を経験したような実力者は。意味深な言葉を残してセレッソを去りましたが、蛍なんか絶対にコレだと思いますしね(苦笑)

ひと昔は、尚既神断(なお、すでに、こうべに、ことわりをいれた)というネットスラングがあった通り、有力選手の移籍先の選択肢として、神戸は上位に上がらないチームでした。それなのに、現状は明らかに移籍先の有力候補ですよね。ポドルスキではブランド力が弱く、イニエスタを獲得したからこその効果だと思います。

そして、更にマネジメントが上手いと思ったのが、イニエスタの契約延長発表のタイミング。

イニエスタが、いつまで神戸にいるか?

イニエスタとサッカーがしたい!』と神戸からのオファー待ちのJリーガーにとって、気になるのがこれ。2022年で38歳、いつ引退してもおかしくない年齢になってますしね。神戸のオファーを受けて入団した所で、イニエスタ退団ですれ違うと目論見が外れますからね。

ただ、この疑問に対して神戸は、

イニエスタの2年契約延長を昨年5月11日(イニエスタの誕生日)というチーム編成の発表としては異例の早さで大々的に行う

ということをしてます。こうなると、2021年の夏の移籍市場から2023年の夏まで、神戸は有力選手の獲得は有利に進められますよね。2023年まではイニエスタが居る確約を表明した訳ですからね。

この契約更新の発表を5月に魅せられた時、神戸のマネジメント力、強いては三木谷さん、やっぱり凄いな~と感じさせられました。

神戸に対して、稲盛さんの言葉を当てはめる。

そんな神戸に、稲盛さんの言葉を当てはめてみます。恒例で、言葉を張り付けておきます。

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

神戸で、注目すべきは『能力』ですよね。もう、圧倒的(笑)チーム強化的に、方向性は大型補強のドリームチームを作ることだと思うので、『考え方』としても問題はない。

『熱意』と言う部分がどれだけ保てるか?という所もありますけど、『熱意』を補って余るほど『能力』が凄過ぎるのではないですかね。それほど、選手の『能力』値が絶大になってきている印象はあります。

本当に怖い存在になってきたな・・・と感じさせられるチームになってますよね。順位が神戸より低いチームのサポが言うのもおかしな話ですが(苦笑)

ただ、神戸について1つ言えることは、

神戸の現在の信用 = ほぼイニエスタの信用

という事ですね。イニエスタの信用無くして、今の神戸は成り立たないと思います。イニエスタが居なければ、恐らく蛍も移籍はしかなっただろうし、サンペールやフェルマーレン、ボージャンみたいな海外の有力選手も来なかったでしょうしね。

だから、イニエスタ退団後が神戸にとっては勝負所かな?と思います。

その辺、また同じチーム戦略を取るのであれば、イニエスタ級の実力・影響力を持つ選手が必要になります。影響力まで考慮すれば、イニエスタは今でも間違いなく世界でトップ3に入る選手だと思ってます。イニエスタと同等あるいはイニエスタを超えるブランド力を持つ選手は・・・もう、クリ・ロナかメッシ位しか居らんでしょうしね(苦笑)

多分、神戸としてはイニエスタが居る間に、

イニエスタの信用度を、チームの信用度まで昇華させたい

というのは分かります。それ故の大型補強の連続なのだと。この2年の間でリーグタイトルは是が非でも欲しい所でしょうね。

さて、神戸の取る方針は?ここも、近年で注目してみたい所ですね。

セレッソ大阪のチーム強化方針(最近)

だいぶ長くなってきましたが、セレッソの後編も。

今年の補強具合を見ても分かる通り、昨今、24-5歳位のJ2の有力選手をかき集めてる印象はありますよね。

  • 坂元達裕 (2020年入団)
  • 加藤陸次樹 (2021年入団)
  • 新井直人 (2021年入団)→ 徳島(2022年レンタル)
  • 毎熊晟矢 (2022年入団)
  • 中原輝 (2022年入団)
  • 上門知樹 (2022年入団)

レンタルの延長を発表された新井春樹も含めれば7人。明らかに、狙って補強しているのは伺えます。

以下に貼る表は、ちょうど1年前の表なのです。ここ数年のセレッソは、ちょうどサッカー選手として働き盛りの20代中頃の選手が圧倒的に少ないんですよね。

昨年、加藤が活躍しましたが、坂元が海外移籍、松本泰・新井直・小池・永石は退団しました。進藤や鳥海、元彦はスタメンを勝ち取れず。そういう意味で、まだまだ明らかに層が薄い所なんですね。それ故の、今期の毎熊、中原、上門の補強なんだろうな・・・というのは分かります。

ここの年齢層・・・上の表の一番右のメンバーを見ると分かるのですが、U-23時代初期の選手がモノにならなかったのがよく分かります。歩夢・西尾筆頭に2000年以降生まれの選手でU-23の実績は残せてますが、庄司や前川、西本ら初期のU-23メンバーが誰一人、トップチームに残れなかったのが痛かったんですよね。

だから、補強に頼るしかない。かと言って、上位チームからこの年代の有力選手を引き抜ける財力はない。そこで、J2から獲ってくる。そういう意味で、最近のJ2からの補強は、

自然な流れなのかな?

という気がしますね。

ただ、坂元を引いたのは幸運でしたよね。

大卒J2上がりの選手でも、日本代表に選ばれ海外移籍を果せた。そういう前例を作れた今、セレッソは、

選手層もそこまで厚くはなく、かと言って降格の心配も少ない。海外移籍もし易い。J2からのステップアップとしては、ちょうど良いチーム

という認識があるのではないかな?と思います。良くも悪くも(笑)

J2上がりの選手は浦和も多いですし、神戸の古橋なんかは端的な成功例だと思うのですが、浦和や神戸は選手層の厚さがステップアップを狙う選手はネックになってくるのではないかな?とも思います。そういう視点で、浦和や神戸を選ぶのは難しい。ただ、セレッソはそこまでの層の厚さも感じないと思うので(苦笑)、やはりちょうど良いのだろうな・・・と(苦笑)

上手くステップアップを狙いたい選手と、その年齢層を補強したいセレッソのニーズが合致しているように感じます。セレッソから見て、上手い手だとも思いますね。そんな感じでチームの強化方針としては、今後もこれがしばらく続くと思います。

そして、その内に出てくるであろう、

風間プロジェクトを通ってきた下部組織出身の選手に期待!!!

と言った所になるんですかね。そういう意味で、一期生:岡澤選手には期待している所もあります。

現在のセレッソに対して、稲盛さんの言葉を当てはめる。

最後の最後も、稲盛語録を貼っておきますね。

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

少し上でも書いたのですが、ジンヒョンや清武、乾、丸橋ら、セレッソ愛の強い選手が居る間は、『熱意』と『能力』はある程度の質は保てると感じてます。特に『熱意』と言う部分、他のチームに対して強い部分があると思います。信じてます・・・というニュアンスかも知れません(笑)

後は、こういった選手たちが加入してくる選手に対して、どう『熱意』を伝えられるか?だとも思うのですよね。セレッソに入団できる選手というのは、総じて『能力』は水準以上はあるとと思ってます。『考え方』も2014年を経て、大きく間違う事はないと考えます。

(ここで昨年を指摘する方も居ると思いますが、総括にも書きましたが昨年はACLがあった為に上手く行かなかったと個人的には思ってます)

その補強した20代中頃の選手たちが活躍した後、清武らの系譜を継いでくれるのか?はたまた、坂元のように巣立っていくのか?この辺りが、今後のセレッソの強化の分岐点になるように思いますね。

本当、チームサポとしては痛し痒しな選手のキャリアアップ。モリシやアキ、中村憲剛や小林悠みたいな『熱意』も『能力』もある選手は貴重だな・・・と最近、本当に感じます。そういう意味で、Jリーグチームの強化戦略は難しいと感じさせられますね。海外は基本はマネーゲームなんでしょうけど、Jリーグは日本人の奥ゆかしさも考慮に入れたい所ですしね(苦笑)


如何でしたでしょうか?ちょっと余談も多く、ダラダラと書き連ねてしまいましたが(苦笑)

上でも書いてますが、サッカーの主流がヨーロッパであり続けるのであれば、若手有力選手の流出は避けられません。そんな中でJチームの強化戦略というのは、各々で違った色が出てきていると感じます。そこに注目してみるのも、面白いのではないかな?と感じます。また、別のチームにも注目してみたいと思います。

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