セレッソ 2-2 磐田
2022.9.17 @ヤマハスタジアム
非情に勿体ない引き分け。
後半の失点癖は、抜け切れてなかったですね。。。
何とも消化不良感の強い試合でしたが、振り返ってみます。
試合内容・雑感
●トラブル?ターンオーバー?ただ、楽しみなコンビ
この試合、前節よりスタメンを8人も入れ替えたスタメンでした。故に、試合内容的に不安定な所はでるだろうな・・・?というのは感じてました。
試合直前に発表のあったコロナの影響によるトラブルか?ターンオーバーなのか?その何れかだとは思いますが、サポーターは知る術がありません。だから、ほぼ気にせず・・・でした。
ただ、今季のセレッソは出てくる選手全てが楽しみ!というものもあります。久々に見る進藤、今季初出場となる陽と、楽しみな選手も多いな~というのは感じてました。
何より楽しみだったのが、
タガートと清武のコンビ
でした。今季のセレッソの調子が上向きになり始めたのは、2トップが山田-加藤からタガートー清武に代わった頃くらいからでしたからね。
今シーズンは2人とも怪我がちだったので、スタメンでこの2人が前線に並ぶのは本当に久々、ようやく見ることができる!という感じでした。
●序盤:
引いて守る磐田、戦い方ははっきりしていましたね。守備時にブロックを組んだ際、5-4-1というような陣形ですかね。DFライン上で、俗にいう5レーン全てに人を立たせて、MFライン4枚で、その後ろの5枚の間に立つ。そんなイメージで、かなり守備的な陣形。
ただ、磐田が前から来ずボールを持たせてくれたのが、メンバーが多く変わったセレッソにとっては少し助かったような印象はありました。相手が無理に来ないので、序盤はゲームコントロールは容易に出来ていたと思います。
21分、陽も相手を外してサイドチェンジとか、なかなか味のあるプレーも見せてくれました。そこを起点に舩木→タガート→為田のボレー。このプレーから、良いリズムが生まれ始めてたと思います。
そして、ゴールが生まれます。
●タガートのゴール!!!
タガートの綺麗な左足ゴール!!!
いやぁ、このシーン、非常に良かったですよね。翔の即時奪回から、陽の清武へのクサビ、清武からタガートのポスト、タガートのシュートまで流れるような形で全ての選手が素晴らしかったですよね。
まず、翔のプレスが最高でしたね。先日の鳥栖戦のレビューで書きましたが、
翔のプレーはまさにここで紹介したような
相手の背後を取って、ボールにチェックに行く
という所でした。これ、本当に見事だったなと。
陽の縦のクサビも良かったですよね。ボール奪取後に間髪入れずクサビを打ち込んだことで、相手が後手に回ったのは間違いなく。清武がパスを受けた際、相手DF陣はステップバックしながらのプレーになってました。これは、陽のクサビが良かったという所だと思います。
相手がステップバック、つまりは下がりながらのプレーになれば、ポストプレーは効果的。相手CBのベクトルが下がってるのに対して、ボールは止まるなので、密集地帯と言えど、ボールをコントロールする時間とスペースは生まれます。前に相手を引き付けながらタガートに折り返した清武の技術も流石やと思います。
陽ー清武で深さを作って、仕上げのタガート。シュートも上手いし、切り返しも上手かった。DAZN解説:松原良香さんは、コントロールミスかも?と言ってましたが(笑)しっかりと、相手スライディングの逆を取れて冷静なコントロールショット!完璧だったと思います。
メンバーが大きく変わった中で、比較的イージーな展開で先制。先日のホーム鳥栖戦を思わせるような感じでしたかね。
●健勇の体幹
久々に、健勇の話題でも出してみましょうか。色々言われますが、やっぱり健勇は見てしまいますよね(笑)
体幹はやっぱりめちゃめちゃ強いんですよね。西尾も進藤もかなり抑え込まれてて、重心がかなり後ろのチームにあって、前線で起点になってたと思います。重心が後ろ過ぎて健勇は孤立しており、あまり目立ちはしないのですが、個人での対応はやっかいだったと思います。
ただ、ゴール前での健勇は、良かった2017年には戻ってなかったですね。個人的に健勇の良かった頃は、以前にこんな記事も書いたのですが、
味方のクロスを呼び込む動き出しが出来てる時
だと思っています。2018年以降、健勇は
中央で待つだけで、クロスを呼び込む動き出しがない。
と感じています。
この試合、ポストプレーの健勇は厄介でしたが、ゴール前の健勇は『クロスを待ってる』のが見えてたので、そこまで怖くはなかったかな?という印象でした。頑張って欲しいですけどね。
●進藤のオーバーラップ
本日のメインのお題が『進藤亮佑』としますので、ここでまず最初に、進藤に触れておきます。39分(38:56~)のシーン、進藤の魅力満載でしたよね(笑)
このシーン、①セレッソの攻め上がり → ②磐田のカウンター → ③セレッソのカウンターと言う流れですが、全てに進藤が絡むという(笑)
①セレッソの攻め上がり:進藤のビルドアップ能力
中原と陸がクロスして、磐田のブロックの外に中原が出て、そこに最終ラインからパスを通したのが進藤でした。最初のセレッソの攻め上げりは、進藤が起点だったという事ですね。
進藤、中原が良い所でフリーになるのが見えてるんですよね。そして、そこにパスを供給できる技術がある。だから、成立するプレーですよね。
つまり、進藤のビルドアップ能力がある・・という証明となるプレーだと思います。
②磐田のカウンター:進藤の読みと度胸
中原と陸とのパス交換がズレて、ボールを奪われます。中原・陸と置き去りを食らう形で、地味に危ない展開だったのですが、ここで磐田のカウンターを防いだのが進藤。相手の縦パスに対して綺麗なインターセプトを決めて、ボールを奪い返します。
完璧な読み・・・ですよね。相手の攻撃の起点が1トップ健勇のみ・・・という状態もあって、読み易かったと言えばそうです。ただ、それでもしっかりとパスコースに入り切った度胸も褒めるべきだと思いますね。
読みと度胸、CBとして、或いはチームを押し上げる最後尾の役割を持つ選手に必要な能力もある・・・という証明ですね。
③セレッソのカウンター: 進藤のオフェンス力
進藤、ここからオーバーラップを仕掛けるのですよね。右サイドを駆け上げります。
このオーバーラップするタイミングが絶妙でしたよね。陸・中原がプレスバックしているので、後ろ向きのベクトル。このシーンの右サイドでは、前向きのベクトルを出してる選手が進藤のみ。それを進藤は理解していて、躊躇なくそのまま前にオーバーラップ。
結果、チームの推進力を保って完璧に相手サイドの裏を突け、どフリーで右サイド奥を取ることに成功(進藤にスルーパスを出した清武も凄い!)。クロスは相手のブロックに阻まれましたが、あわや!というシーンでした。
オーバーラップするタイミング、その走力、攻撃に切り替える判断、その全てが素晴らしいな~と思います。
進藤はオフェンス力も凄い!
というところですよね。
本当、この15秒位は、進藤の魅力たっぷりでしたよね。このシーンの後、何か予感めいたものがあって、
進藤、今日あるんちゃう?
と何となく感じてました。
そして・・・その予感通り、進藤がやってくれました!
●進藤のゴール!!!
CKから進藤のゴール!!!!
これ凄かったですよね~、滞空時間がエグイ(笑)ちょっとバックステップを踏み気味になってるのに、相手に競り勝つ。その上でボールにも届くと言う。ジャンプ力と背筋、どうなってんねん!な感じですよね(笑)
そうそう、これも進藤の魅力ですよね。ヘディングの高さ、そして得点力!今シーズンここまで、6試合で2得点目。昨シーズンも、9試合で2得点。少ない出場時間でも、きっちりと数字を残してくれる頼もしさがある。見事ですよね。
正直、ここまでの展開で、
今日は進藤が全部持っていきそうやな。
と言う感じでした。それ位、この試合の進藤は輝いていたと感じてました。アピールも抜群やなと。
後半、相手のプレッシャーに押され気味でしたが、そんな中でのカウンター。そこで得たCKから得点と、試合展開的に完璧な流れでしたよね。
この進藤のゴールで、2-0。ただ、サッカーにおける2-0はやはり怖いですね・・・
●失点を許す
1点差に詰め寄られる失点。相手ながらファインゴールでしたね(苦笑)
この失点は、陽の対応が怪しかったかな?後述しますが、判断の難しい所ではあるのですが。
セレッソからみて敵陣の右サイド奥、そこからの相手ボールのスローインでしたが、スロワーとボールを受けた選手の2人に対して中原が1人という形になってました。2vs1の形で中原は抜かれてしまい、相手に前向きでボールを持たれる形に。
この時に、陽が中原のフォローに行くべき?という感じでしたが、陽が動かず。陸が前に出る形になりました。ただ、その陸も別の選手(山田大記!)をマークしてました。故に、陸は山田大記のマークを外さないといけない形に。
結果的に、陸が前に出た裏の山田大記にボールを繋げられ、フリーで起点を作る形。そこから中央に折り返されて、CBの目の前で起点を作られました。
こうなると、DFラインは下げざるを得ないですよね。全てが後追いになる形。そのまま左へ右へと横の揺さぶりを受けて、相手のファインゴールに繋げられた形。
振り返ると、やはり山田大記に起点を作られる前、右サイドで潰すべきだったのだと思います。そう思って見ると、陽の対応がちょっと中途半端だったなと。
陽は、相手のスローイン直後に中原のフォローに行くか、陸が前に出た裏をカバーすべきか、どちらかだったかな?と言う気はします(恐らくは中原のフォロー)。どっちつかずになって、棒立ちになってる感じでしたね。
ただ、この時、奧埜も相手をハメに行って前に出てたのですね。それ故に、陽は定位置から離れたくなかったのかも知れません。その辺、判断の難しい所だとは思います。
1点差に詰め寄られ、
雲行きが怪しくなってきたな・・・
という印象は拭いきれませんでした。そして・・・
●オウンゴール
これは、仕方がない・・・というか、進藤は責められないですよね。CBーGK間のクロスは、触らないとやられてしまいますからね。
この崩され方も、このブログで何度も書いている所ではあるのですが、4-4-2のウィークポイントの1つ、2トップ裏にパスを通された所から始まりました。このライン間、ライン間でボールを繋がれての失点。
この夏に旋風を巻き起こしたセレッソ下部組織風に言えば、システムのウィークポイントを使われて且、
正確なプレーで、どんどん『時間』を溜められていった
という所の崩され方ですよね。左SB:翔の動きを見てると、MF-DF間で前向きにボールを持たれた時、翔の動きが止まるんですよね。いや、『止められた』が正確な言い回しになるでしょうか。
オフェンスの正確なプレーとは、セレッソ下部組織風に言うと、
次に自分がどんなプレーでも選択できる所にボールを置く
という事。これは、ディフェンスからすると
次にどんなプレーを選択されるか?を確認する必要がある
という所に繋がる。故に、ディフェンス側は動きを止めてしまう。ディフェンスが動きを止めれば、オフェンス側には時間的な余裕が生まれる。つまりは、時間を溜めるという所に繋がってくる。
時間を溜められると、相手にどんな選択も出来ますよね。CBとGKの間のクロスは、CBが触らないと相手FWに触れる。進藤はクリアに行ってのオウンゴールなので、仕方の無かったプレーだと思います。
オープンな展開になりつつあった時間帯で、ルーズになった所を突かれたような形でした。上の図でも書いた通り、通常はこのエリアは2トップが絞って対応すべきところでしたが、一瞬の隙と言うか。この時間帯の守備は難しいですよね。交代枠を含めて、色々と見直しをしてもらいたい所です。
●その後は特に何も起きず。
その後は、大きない試合展開は起きず。勝ち試合だったのに引き分けという、夏の中断明けに何度となく見た展開をまた見せられた感じでしたね。うーん、、、何とか修正を頑張って貰いたい所です。
ただ、2失点後、相手の勢いを削ぐようなゲームコントロールをし始めたことは評価すべきかな?と。タガートのオフサイドゴールのように、少し逆転の目も出てきたように感じてました。途中交代で入った、徳真、毎熊あたりは流石だったな~と思いました。
また、この試合に関しては、試合前からアクシデント要素の多いメンバー構成だったという視点では、まあそこそこな結果なようにも。試合展開的には勝ち試合だっただけに、勿体ない・・・というのは本音。何とも難しい印象の残った試合でした。
そんな所で本題へ。この試合、色んな見方が出来ると思いますが、主役はやはり『進藤亮佑』だったんではないかな?と思います。結果的に、オウンゴールまでしてしまいましたし(苦笑)
そんな所で、進藤を取り上げてみたいと思います。
改めて良い選手だな~と思わされた反面、セレッソでの役割が現状では・・・というところを深掘りしてみようと思います。
セレッソで輝き切ってない進藤、その理由。
2021年に、ヨニッチの後釜の筆頭候補として加入した進藤。日本代表候補にも入ったCB、鳴り物入りに近い形での入団だったと思います。
その2021年は自身の怪我もあり、その間に西尾が台頭。昨年のDFラインの軸は歩夢ー西尾で固まり、進藤は期待されるような活躍はありませんでした。今年に入り、歩夢のグラスホッパー移籍もヨニッチの復帰、そして、鳥海の台頭という所で、進藤は更に影が薄くなってきていた印象でした。
ただ、この試合で見せたそのプレースタイルと言うのはとても楽しいものがありますよね。セレサポ的には禁句のように?なってますが、
ワクワクさせられる選手だな~
と感じさせられました(笑)
日本代表候補にも入れる位、能力値が高いのも間違いない。そんな進藤が何故、セレッソで輝けないのか?輝けるにはどうすべきか?という所を個人的に検討してみたいと思います。
システムに相反する進藤の特技
進藤がセレッソで輝けない理由と言うのは、多くの方が想像がつく所だと思います。
小菊セレッソの現在のフォーメーションは、4-4-2。CBは2枚、進藤のポジション的にはこの2CBを担う事が多くなると思うのですが、
4-4-2における2CB: 守備専門
という所になるようなイメージはあります。
これも以前のブログ時代に書いた記事ですが、
ロティーナ時代、2CBは動かさないというのが徹底されてました。相手の4枚の左サイドの攻撃に対して、右サイドのボランチを左サイドまでカバーに動かしてまで2CBは動かさなかった経緯がありました。恐らく、そういうチーム内のルールはあったものだと思います。
ロティーナの薫陶も受けた小菊さん。ここまで1年ちょっと小菊セレッソを見てきましたが、当時のロティーナ・セレッソと同様、
2CBは、あまり動いて欲しくない
小菊さん的にもこう思っているのではないかな?と感じます。相手を敵陣に押し込める為にCBが前に出る事はあっても、オフェンス時にビルドアップでCBが最前線まで入り込むような動きは、小菊セレッソでは見たことがなかったです。
この思想、今日見せたCB:進藤のオーバーラップとは相反するところはありますよね。進藤自身も、オフェンスが好きで隙あらば上がりたいと思っていると思うのですが、小菊さん的には禁止はしてないけど本音を言えば控えて欲しい・・・みたいな所があるんではないかな?と思います。
スカッドの問題
スカッド・・・チーム編成という所で捉えてください。進藤のなかなか光が当たらない理由の1つに、そもそもスカッドの組み方に問題があるようにも思います。
CBが1枚上がったとして、その穴をフォローできる選手が後ろに居ればよいだけの話ですよね。ただ、そのフォローを出来る選手が、そもそも今のセレッソに居ない。それはどういう選手か?と言うと、
『高さ』のある選手
という所ですね。
進藤がオーバーラップで上がった後にボールロスト、相手のカウンターを受けた際を想像します。サイドにボールを送られてて、相手にクロスを上げられたとします。
クロスの対応・・・つまり、ハイボール処理ですよね。こうなると、単純に『高い選手』が欲しい所です。
進藤のオーバーラップで空けたポジションのカバーは、ボランチかサイドバックがするような形になるはずです。故に、この試合のスタメンで言うと中で守る可能性があるのは、
- CB:西尾(180cm)
- 右SB:陸(171cm)
- 左SB:翔(177cm)
- ボランチ:奥埜(171cm)
- ボランチ:陽(171cm)
と、西尾・翔は計算できるとしても、次に続く選手が軒並み171cm。他の選手は、高さ面で不安があると言えます。
この試合に出ていないレギュラークラスでも、
- 左SB:山中(171cm)
- 左SB:丸橋(178cm)
- ボランチ:徳真(168cm)
- ボランチ:原川(175cm)
と、高さで計算できる選手がいないのですね。丸橋は身長的には大丈夫ですけど、攻め上がる事が多いですからね。
こう考えていくと、そもそものスカッドの組み方に問題があるようにも感じます。高さの部分で勝負できる選手が、そもそも所属選手に少ない印象。そういう所もあって、唯一?高さ勝負が出来る、
2CBは、あまり動いて欲しくない
小菊さんは思ってるんじゃないかな?と感じます。
DFラインをカバーする選手にはやはり高さは欲しい所ですよね。強化部の好みもありますし、小菊さんが(CBを動かさないという前提で)オーダーしなかったのかも知れませんが、この辺、個人的には疑問に思う所はあります。
現在の進藤の立ち位置
進藤が得意なプレーでアピールすればするほど、小菊さんの思想と相反してしまう。ジレンマとでも言えるのでしょうか。小菊さんも進藤が攻撃的なプレーをしたいという事は理解していると思うので、結果的に、
右SBという所に落ち着かせよう
としてる節は感じます。
CBとして使うには、少し不安。CBではなくサイドバックであれば、オーバーラップをしても大きな問題は出にくい。そんな所。
ただ、右サイドには本職の陸が居る。陸は身体も強く、連戦でも試合に出続けられるタフさがある。今、セレッソの象徴的な選手の1人にもなってきてるので、なかなか外すことは出来ないですよね。
進藤が、陸にポジション争いで勝てば良いだけのことではあります。そうなんですけど、CBからのオーバーラップとSBではやはり趣は少し違うと思いますので、なかなか難しい。
そういう所で、現状の進藤はCB+右SBのバックアップ要員になってる所は感じますよね。ただ、そこにも陸が立ちふさがります。陸のタフさから、右SB交代というのは基本的には行わない。
後は、右MF:毎熊が元々は右SBの選手である・・・という所も、地味に進藤の名前が挙がって来ない要因になっているような気がします。陸に緊急トラブルがあった場合、右MFに中原を入れて毎熊を右SBで使うこともできますよね。
だから、もしSBを交代するのであれば左SB。左SBのバックアップ:翔は、進藤と同じくCBでもプレーできますしね。
- 進藤:CBとして3-4番手、右SBとしては3番手
- 翔:CBとしては4-5番手、左SBとしては2番手
同じSB/CB兼用でも、左SBの方が交代する可能性が高い。その右と左とで違ってくる交代の必要性の差で、翔:ベンチ入り、進藤:ベンチ外が多くなってる印象はありますね。
そんな感じで、
翔がCBとして計算できるようになり、毎熊が右MFとして台頭してきた頃から、進藤のベンチ外が増えてきている
印象はあります。チームのバランス的な所ですね。
進藤的には、なかなかな苦境だと感じます。あれだけの能力があるのに、なかなか現状のセレッソでは日の目を見ない(苦笑)非常に勿体ないようにも思います。
では、進藤の苦境を打破するには、どうすれば良いか?という所を検討してみます。
進藤が苦境を打破するには? 2人の選手に期待。
進藤がセレッソで苦境に陥っているのは、まとめると以下のような形になります。
- 4-4-2というフォーメーションにおけるCBの縛り
- 身長の高い選手が少ないスカッドの組み方
- 右SBが本職でない且、陸・毎熊・翔の存在。
主観ですが、このような印象をずっと持ってます。
このシーズン終盤になってフォーメーションを変更するのは、また1からの組み直しになってしまう。そうなると、別の問題が出そうな所なので、あくまで、
4-4-2のCB:進藤として、どうやって輝かせるか?
という所を命題にします。
そして、フォーメーションを変えないという事は、必然的に『やり方』ではなくて、
『人を変える』という作業で、進藤の日の目を当てたい
と考えます。
具体的に、名前を上げましょうか。まずは、
右SB:毎熊晟矢
ですね。毎熊を右SBに下げて、進藤とDFラインの右を組ませるイメージです。
やはり、高さのあるサイドバックはやはり貴重ですよね。また、左上がりの多いセレッソに対して、右サイドバックに高い選手を置けるのも良いと思います。毎熊が残って、進藤が上がる・・・というのもなかなか面白いコンビネーションではないかな?と思います。
毎熊は178cm。現在のセレッソでは、前線での競り合いのターゲットになる事も多く、高さ強さも期待できる。
ポジション的にも高さ的にも、CB:進藤のフォローに打ってつけの選手
だと個人的には思っています。
ただ、ここでも松田陸の存在が(笑)これを実現するには、毎熊が陸に勝つ必要があるのですね。結局、進藤自身が陸に勝つことと同義になってしまいます。こういうポジションの適正とかを考えていくと、進藤に対する陸は本当に高い壁になってると感じます。
そして、もう1人を挙げようと思います。それが超大穴、
ボランチ:石渡 ネルソン
ですね。
石渡ネルソンくん、身長185cm!!! 単純に高さのあるボランチは、それだけで本当に魅力的だなと思いますよね。 念のため、奧埜や徳真に魅力がない・・・と言ってる訳ではないです。が、奧埜や徳真にはない選択肢が生まれるのもまた事実だと思います。
それこそ、石渡ネルソンくんがボランチに居れば、『進藤さん、クロスが来ても弾き飛ばしておきますので、どうぞ上がってください!』という安心感のあるフォローもしてくれそう(笑)
セレッソで高さのあるボランチと言えば、古くはセレッソ初期のボランチ:ベルナルド、2005年の優勝争いの立役者:ファビーニョ、香川-乾のコンビを操ったマルチネスとか、凄い選手が多い。そういう選手達と重ねて見てしまう所はありますね。
進藤のフォローと言う面でもなく、彼が大成すれば、本当にセレッソの先は明るいな~という思いはありますね。
そんな感じで、最後はかなり妄想に近い記事になってしまいました(苦笑)進藤に幸あらんことを。今回の試合を見て大いにその魅力を感じましたので、応援しております。
【さがっそ大阪】始めました。
ご存じの方も居られると思いますが、ゲームイベント:『さがっそ大阪』を始動させました。
ゲームの概要は、大阪の街を使った『謎解き』と、大阪メトロの一日乗車券を使った『散策』、そして『チーム対抗戦』と言ったところです。参加して頂いた皆様の協力の下、2022年8月15日に記念すべき第1回目を行い大好評でした!
ルールは第1回のもの(近いうちに再整理します)ですが、以下のようなところです。
https://note.com/dotou_eng_crz/n/n1d1ef251ab9b
知らなかった!と言う方は、是非、上のページで内容を確認してみて下さい。そして、
また、近いうちに第2回を開催します!
ので、興味の沸いた方はTwitterのコメントなりDMなりでお問い合わせください!
次回の開催日は追って告知しようと思いますが、
第2回さがっそ大阪(テスト回):
9月末 ~ 10月頭に実施予定
という所です。次回もテスト回、無料の予定です(笑)
こちらも、どうぞよろしくお願い致します。