サッカー系コラム

【備忘録】2004年ドイツ放浪記!ブンデスリーガも!セレッソの選手も!日本人選手の活躍も見た!【フライブルク】

ゲルゼンキルヘン編

ようやっと、〆に入っていきます。

ドイツ滞在も残すところ2週間と言う頃、ブンデスリーガもウインターブレイクに入る最後の試合、どこかに遠征したいな?と。どうせなら、フライブルクが見たい!という事で、フライブルクのアウェイゲーム:シャルケ04との試合を見に行きました。

ゲルゼンキルヘン

シャルケのホームタウンは、ゲルゼンキルヘン。ここは、ドイツの歴史的に見ても労働者階級の人の街・・・みたいなところですね。炭鉱があって、炭鉱夫の街と言えるかも知れません。

観光名所らしい所もほとんどなく、本当にサッカーか炭鉱か?みたいな街です。ここで生まれた子供は、『サッカー選手になるか?炭鉱夫になるか?』の2択を迫られることがあるようです。まあ、流石にそこまではないでしょうけど、そういった街だというエピソードとしては凄いものがあるなと感じます。

ただ、故にサッカーにも熱い!!!!香川と内田が移籍したので日本でも良く知られるようになりましたが、ルール・ダービーは本当に有名。滞在中にルールダービーがありましたが、特集番組を組まれてた程です(笑)

そんなサッカーに熱いシャルケ、チケットを取るのも困難を極めます。ちなみに、僕はe-bayのネットオークションで買いました。日本でも、ネットオークションなんてやったことないのに、ドイツでそれをすると言うw サッカーにおける原動力は凄まじいな・・と自分でも思いますw

シャルケのスタジアム(当時:アレーナ・アウフシャルケ)

ゲルゼンキルヘンの駅を降りたあたりから、ずっと青い人。

ゲルゼンキルヘン駅

スタジアム前も青い人。

スタジアム前

ずっとこんな感じで(笑)シャルケの人気の高さを感じさせられます。Jリーグで言うと、浦和になるのかな?ただ、体感としては、浦和の倍凄いような印象です。

試合前、首位:バイエルン・ミュンヘンと勝ち点差2だったと思うのですが、バイエルン・ミュンヘンが負け、シャルケがフライブルクに勝てば、シャルケが首位に躍り出てウインターブレイクに入る・・・という試合でした。なので、サポの意気込みも凄かったですね。

スタジアム入場。

圧巻でしたね。当時の最新鋭のスタジアムで、綺麗で広くて最高のスタジアムでしたね。スタジアムには水道管と並行して、ビール専用の配管が敷かれているとのことで、至る所でビールが売られてました(笑)

上の写真はスタジアムに入った所で撮影したのですが、

うわー、こんなスタジアムで観戦できるのか!!

と、ワクワクしながら自分の座席を探してました。幸せな気分でしたね。

ただ・・・・そこから少し雲行きが怪しくなります(苦笑)

購入したのは、アウェイ席。どんどん端に追いやられて行きます。そして、行きついた座席が本当に角の席で最上段。個人的にサッカーは俯瞰で見たい派なので、最上段でも苦にしません。ただ、ここではそれが大きな問題となりました。それは、その座席からの眺めです。

その眺めがこちら。

鉄骨がw

視界の上半分が鉄骨というw いやまあ、フィールドは全部見えるし首を縮めてみれば少し視界は開けますが、それでも邪魔で仕方がない(苦笑)実はネットオークションでも売れ残ってた席だったのですが、恐らくはドイツの皆さんはこれを知ってたんでしょうね(苦笑)

前述のフライブルクのスタジアムの屋根を支える柱もそうですが、本当にこの辺、海外のスタジアムは観客に優しくないです(苦笑)日本のスタジアムは、本当によく考えられていると思いますね。

そして、シャルケ人気を物語ってるのが、このアウェイ席。2階上部の隅っこしかアウェイサポーター向けに開放されてないのですね。恐らく、95%位はホームサポーター用の座席。アウェイ席は5%。でも、その5%のアウェイ席にも明らかなシャルケサポが居座ってました。

アウェイ席のはずが・・

上の写真、確かにアウェイ席に座ったはずの僕の目の前でシャルケの青い旗がw 鉄骨と相まって、視界の1/4でしかサッカーが見れないw

ここ、本当にアウェイ席でいいんやんね?フライブルクが点を取ったら、喜んでいいんよね?

変なプレッシャーを感じながら観戦したのを覚えてますw アウェイ席でも、8割以上はシャルケサポで埋まってたんじゃないですかね。本当、凄まじい人気です。

シャルケ04 1-1 フライブルク

この試合、フライブルクが大健闘。先制を許すも、そこから盛り返して試合を支配。リーグ2位のチーム相手に、同点に追いつき引き分けるという奇跡。

試合終了後

本当、こういうサッカーを最初から見たかった(笑)アグレッシブで良いサッカーを展開してました。

結局、僕が生観戦できたフライブルクは、ホーム試合で4戦全敗、このアウェイで1分。1分4敗という散々たる結果(苦笑)でも、最後に意地を見せてくれたチームに感謝ですね。やっぱり、肩入れするチームができると、サッカーの見方も変わりますよね。ドイツで、サッカーライフを楽しく送れたのもフライブルクのお陰だな~と今振り返りながら思います。

少し余談ですが、2009年に浦和にフィンケさんが来た時、嬉しかったですよね。日本でも、フライブルクが触れられたりするのかな?と言う感じで。

ただ、まあ、フライブルクと浦和とでは、チームの哲学の部分でまったく違ってる印象だったので、はっきりと合わんやろな・・・とは思ってましたけど(苦笑)それでも、フライブルクでも見てたサヌとかも浦和が獲得したので、個人的にはとても嬉しくて、浦和に感謝しているところはありますね。

自分の枠の外に出られる、海外生活をしてみよう!

ここまでお読み頂き、ありがとうございました!お疲れさまでした(笑)

普段は、読み手の事を考えて書いたりしますが、この記事はほぼほぼ僕の備忘録として書きました。なので、読み難かった所もあったかと思います。そこは大変、申し訳なく思います。

ただ、ここまで行きついた方に少しだけ自分の思いも書かせて頂こうと思います。それは、

チャンスがあれば、海外で生活してみましょう!

という所です。コロナで難しい所がありますが、チャンスがあれば強くお勧めしたいですね。

海外で生活するという事は、日本の生活が通用しない場合がある・・という事です。例えば、

  • スーパーで野菜はどうやって買いますか?
  • 電車はどうやって乗りますか?
  • レストランで注文はどうやってしますか?
  • 病気になった時はどうしますか?

これら、日本では簡単に行えることばかりですよね。分からなければ、誰かに簡単に聞くこともできますが、海外ではなかなかスムーズに運びません。

僕自身、ドイツのスーパーで野菜を買おうとした際、どう買えばよいか?が分かりませんでした。そこのスーパーで野菜は秤売りだったのですが、自分で秤にかけて支払いのバーコードを出す必要がありました。このルールを知るのに、ドイツ語の話せない僕は店員さんに聞くこともできません。ただ、1度買い方を知ると、その後はスムーズに進められます。

また、料理が苦手な僕は、食事は外食を多用するつもりでした。ただ、レストランに行きましたが、観光地ではない所のレストランではドイツ語のメニューしかありません。まだ英語なら、このメニューがどんな料理なのか?想像もつきやすいと思いますが、ドイツ語だと何がなんやらさっぱり分かりません(苦笑)自炊とドイツ語の勉強をすることで、その辺の経験値が上がりました。

こういった何気ない日常生活での出来事でも、海外では1つ1つクリアしていく必要があります。ただ、それは自分自信の成長にも繋がります。日本だと逃げられるんですけど、海外で生活する場合は逃げる事はできないですから、強制的に成長を促されるんですね。海外『旅行』だった場合、少し我慢すれば日本に帰ることができるので、成長するには少し弱いと思います。

僕の場合、ドイツ支店長がその辺のフォローをしてくれたので、比較的楽に経験値を積み上げることが出来ました。そういう意味で、手助けしてくれる人がいるのは良いと思います。

異国の地での病気は、ちょっと怖かったですけどね。病気にならなくて良かった(笑)去年、大阪で親子2人暮らしした嘉人が、息子くんに『病気だけはするなよ』と言ってた気持ちは、とてもよく分かります。

そして、しばらくすると経験値の積み重ねが自信になり、

サッカーの遠征に行ってみよかな?

と言う向きになりました。ここまでのブログ記事のように振り返ってみると、自分としてもかなり充実したドイツ滞在だったな~と思うのですが、経験値がそれを豊かにしてくれたのだなと感じます。当初は、ドイツ国内の1人旅とか想像すらできませんでしたしね。たった3ヶ月だったのですが、本当に良い経験だったなと思います。

少しサッカー選手に置き換えると、『弱小国への海外移籍は意味ない』なんぞ言われることはありますが、そんな事はないと思ってます。他人の目から見えるサッカー選手のキャリアとしてはそうかも知れませんが、

海外での生活は、その人のその後の人生を豊かにしてくれる

と感じるからです。ドイツ滞在時に、4部リーグくらいまでの選手が乗ってる名鑑を買ったのですが、4部リーグとかだと全く知らない日本人の方が在籍したりしてました。彼らも良い経験を積んでるんだな~、チャレンジしてるんだな~と励みに思ったことがあります。

今年、坂元がベルギーに、歩夢がスイスに行きましたが、間違いなくとても良い経験が詰めるはずです。海外移籍が出来る、サッカー選手の役得ですよね。彼らが勝ち得た権利だとも思うので、しっかり経験を積んで欲しいです。

このような感じで、チャンスがあれば、どんどん日本の外へ出て良い経験を積んで欲しいな・・と思います。サッカー選手に限らず、多くの方々に。また、海外に限らずも、自分の枠の外に出る事で色んな経験が詰めると思います。海外だと、強制的に自分の枠から出されますので良いですよ(笑)

最後、少し説教っぽくなり申し訳ありません。ただ、これは自分自身に対しても言っていることでもあり、その辺はご容赦ください(笑)自分への戒めも含め、この言葉をこの記事の〆としておきます。長々と読んで頂き、ありがとうございました!

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