2023 セレッソ

【セレッソ】横浜FC戦:サイドバックが感じるストレスの距離

セレッソ 1-0 横浜FC

2023.8.20 @ニッパツ三ツ沢球技場

完勝!!!

点差こそ1点差でしたが、危なげなく勝ち切れた!と言う感じだったでしょうか。良い勝利だったと思います。

ちょうど、この日のタイミングで、ギリッギリのスケジュールでこなしてた仕事がひと段落。ホッと一息ついて、ブログでも書きます(笑)

試合内容・雑感

●いつも通りのスタメン

最近では、見慣れたスタメン・・・と言う感じですね。怪我人続出で、ギリギリのメンバー構成と言う感じでしょうか。本当に頑張って貰いたいですね。

対する横浜FC。山根永遠が居ますよね。セレッソU23から巣立った選手で、当時、凄く期待していた選手。お父さん:山根巌も元Jリーガー。お父さんは僕と同い年なので、その当時はお父さんに注目してて、その流れで息子の永遠にも期待・・・みたいな流れでしたね。

そんな永遠の所属する横浜FC、

ユニフォーム・・・フロンターレっぽくない?

と思ってました(笑)背番号の上には、『FRONTIER』と『FRONTALE』と似たスポンサー名も書いてありましたし(笑) 

余談はその辺で、ここの所調子の悪いセレッソにとっては、勝たないといけない所でしたね。

●たまにはシステム論的な話でも

このブログでは、あんまり戦術論とかシステム論とかの目線で語ることは少ないのですが、今回は少しその目線で話をしてみますかね。

横浜FCの守備陣形が、3-4-2-1。ですが、ボール非保持時の守備ブロックを敷く時は、5-4-1と言う感じの布陣に見えてました。3-4-2-1の『4』の両サイド(永遠含む)が、サイドバックの位置まで降りるような感じで。

横浜FCの守備ブロック

可変システム・・・みたいな言い方になるのですかね。ただ、話の題材的には、守備ブロックとして5-4-1で進めます。

この5-4-1の守備ブロックは、一般的に、

システムの中で、守備力が一番高い布陣

みたいな言われ方はしますよね。5レーン全てをDFラインで埋め、その5人の間をMFラインの4人で埋める。だから、オフェンス側はパスを入れる隙がほとんどない・・・みたいな所。

去年の2022カタールW杯で、スクランブル体制時の日本代表が逆転勝利を勝ち取った際に採用してたシステムと言えば、馴染みも感じますでしょうか。あの時も、5-4-1の布陣にしてからは、ドイツ・スペイン相手に失点はしなかったですしね。

では、どうやって攻略するか?という所の話になってきますが、今回のセレッソは5-4-1の崩しのお手本のような感じでしたよね。

●5-4-1に対するセレッソの攻略法

横浜FCの守備ブロックの5-4-1。ゴール前では強固さを発揮する一方で、このシステムの弱点と言えるのが、

前にプレスをかけ辛い

という所かな?と思っております。

勝つにはやはりボールを奪いに行く必要はある。ただ、1トップで5枚がDFラインに張り付くので、前線のプレスが弱いのですよね。保持の上手いチーム相手だと、ボールを奪えずにずっと耐えないといけないシチュエーションに陥りやすい。

チームによっては5-3-2みたいな形で、2トップにプレスを掛けさせて、MFの『3』でスライドを頑張らせるやり方も見かけたことがありますが、横浜FCはそんな感じではなかったです。

では、横浜FCのプレスの掛け方はどうだったか?そこが、セレッソのボール保持時の1つのキーポイントとなる所でしたね。

個人的にこの視点で見てましたが、セレッソがCB-ボランチでボールを回していると、横浜FCが最初にプレスをかけ始めるのが5-4-1の『4』の両サイドの選手。

横浜FCのプレスの開始

まあ、セオリー通りと言えばセオリー通りで。

こうなると、セレッソの狙い目は分かりますよね?相手が矢印の根本、つまり、

プレスを掛けにきた両サイドMFの選手の裏のスペース

ですね。この狙いは、明確にあったと思います。

最初、セレッソは横浜FCの1トップの両脇(5-4-1の最初の起点となる所)で、真司・陽・鳥海・進藤らで起点を作りながら、横浜FCのプレスを誘います。そして、横浜FCのサイドMFが釣られたのを見て、その選手の裏を狙う・・というのは形。

横浜FCのサイドMFを釣ると、そこで1vs1を作り易いですよね。

セレッソの狙い

このエリアの攻略を、あの手この手、色んなパターンで狙ってた印象です。図では毎熊で書きましたが、カピシャーバ・翔・クルークスらもそのエリアを使ってました。はっきりと、完全に用意してたもの。今風に言うなら『デザインされた形』という所ですかね。

分かり易い例が前半終了間際、(44:57~)の毎熊のカットインからのシュート!のシーンですね。

この時間帯、セレッソが圧しに圧してた時間帯。それに抗うべく、横浜FC:山下#7がプレスに行こうとしながら、背中で毎熊を消そうとしてます。スピードのある山下は、そこからカウンターに行く狙いがあったのだと思います。

が、その判断の裏を突く、毎熊の進入と陽の見事なスルーパス。結果、前に出た山下の裏に侵入した毎熊が、シュートまで行った・・・というシーンでした。

この試合で、一番綺麗に狙い通りが出たシーンではないかな?と思います。

見事に、5-4-1のサイドMFが前に出た裏のスペースを突くことが出来た!

と言う感じですよね。

でもって、毎熊の判断、チャレンジも秀逸でしたよね!!!

ボランチのカバーが緩慢だったのを見逃さず、1stタッチでポンと一個前にボールを出してボランチをかわすのとか、センス抜群(笑)

先日、ブライトン:三笘がえぐいドリブルシュートを決めてましたが、毎熊のタッチはこの時の三笘のボールタッチに似てたなと。三笘のシュートから2つ前のタッチです。

相手CB2人のどちらも届かない所にボールを出して・・・みたいなタッチ、こういうの大好物(笑)毎熊のこの時の1stタッチは、この三笘のタッチに通じる位に痺れました。三笘と同じくゴールを決めてくれてたら、もっと最高でしたけどね(笑)

少し話が逸れましたが、セレッソの狙いは、

横浜FCの両サイドMFが前に出たの裏のスペース

というところだったかな?と。そこを徹底的に突いてる感は感じました。

その狙いが結実したのが、先制ゴールだったんではないですかね?

●レオセアラのゴール!!!!

レオセアラ、10点目!!!!!久々の2桁スコアラー、なんか嬉しいですよね(笑)

このシーン、レオセアラのゴール前での動き出しが秀逸ですよね。カピシャーバがクロスを上げる直前で、相手の前にスッと出る。何度か、このブログでも書いてますが、

相手より前に出る

ことの重要性を改めて感じます。単純に、相手より早くボールを触れますからね。それが相手ゴール前なら、シュートに繋がる訳です。

レオセアラのような点の取れるFWは、この動きが秀逸・・・と言うか、考え方が凄いなと。10回クロスが来て、10回ともシュートを打とうとするFWは、どうしてもボールがどこに落ちて来るか?を見る。それは、つまりボールを待つ形になるのですね。

その場合、確実にクリアしたいDFも同じ動きを取るので、クロス10回ともFWは相手DFとの競り合いになる。競り合いになると、まともにシュートは打たせてもらえず、結果的に点が取れない。

レオセアラの場合、そうではなくて、

10回のうち2回で良いのでフリーでシュートを打つことを優先する。

という発想。まず、フリーになって、そこにボールが来れば確実に決められる。回数が少なくなっても、フリーでシュートを打つ分、DFと競り合ってシュートを打つよりか得点に繋がる可能性が高い。

レオセアラのゴール前の動きを見てると、そんな感じの『割り切りが見える』と言う風に感じてます。3年連続2桁、納得の動き出しの質の高さですよね。シーズン終盤も期待したいです。

でもって、ゴールシーンを振り返ると、

実は、翔のポジショニングが抜群に良い

というのはありますよね。その辺りを説明するのに、先に紹介したこの試合のセレッソの狙い

プレスを掛けにきた両サイドの選手の裏のスペースを狙う

が関連してきます。

真司がボールを持った際の翔のポジションに注目して、改めてゴールシーンを。

カピシャーバの1vs1を制した所に大きく目が行きますが、重要なのはカピシャーバがサイドチェンジを受けた際、相手サイドMFの裏のスペースでボールを受けた・・・という事ですね。それによって、1vs1の状況に持ち込めたと。ここ、前述の狙い通りです。

そして、その状況を生んだのには、翔のポジショニングが大きく効いていたと思います。

このシーン、翔は大外レーンではなくて中寄り、インサイドレーンで真司の横に立ってました。ここで、

横浜FC#50をピン止めする形になっていた

と思います。真司が翔にパスを出していれば、翔にプレスを掛ける役が横浜F#50だからです。

翔がインサイドレーンでポジション度したお陰で、#50が翔に食いつき、結果、カピシャーバが1vs1の状況になったと。

仮に翔が大外でカピシャーバをフォローする動きを取って入れば、横浜FC#50も翔に引っ張られて外よりのポジションを取っていた可能性があったと思います。

翔が大外レーンに居た場合

こうなっていれば、結果的に#50もカピシャーバに近付く形になります。最終的に、真司のサイドチェンジを受けたカピシャーバは、相手のダブルチームに会っていたかも知れません。カピシャーバと言えど、ダブルチームでは難しかったかも知れません。

・・・・いや、今のカピシャーバであれば、2人相手でも簡単だったかも知れないんですけど(笑)でも、ここは、

翔のポジショニングが効いたお陰で、カピシャーバが1vs1の形に持ち込めた

という所にしておきましょう(笑)本当、地味に~~翔が効いてたなと思いました。

勿論ですが、その他の選手も素晴らしかったです。真司のサイドチェンジ、カピシャーバのドリブル、上門のポケット進入、

何故そこに毎熊!?

右SB:毎熊の左ニア突っ込みとか(笑)本当、色んな選手の素晴らしい動きが噛み合っての素晴らしいゴールでした。ただ、中でも、あまり誰も触れない翔の所に触れてみました(笑)

●セレッソの4-5-1/5-4-1

試合終了後に真司も言ってましたが、

2点目を取れば勝ち確定やな

と言う空気感はありました。が、なかなか上手くは運ばず。そんな中で、セレッソもシステム変更。

まずは、4-5-1。MFラインで5レーンに人を埋めて、DFライン4人でカバーするような形。

守備面では、前述の5-4-1と同じ発想も、5-4-1よりMFラインで人を残す分だけ攻撃力もある・・・そんなイメージ。守備の安定を図りつつ、勝利を決める追加点を狙うようなチームとしての狙いでしたかね。ただ、これが、なかなかハマらず(苦笑)

この4-5-1はMFラインが動けてこそのシステムだと、個人的には思います。交代したカピシャーバとか、やはり疲れてましたよね。真司も足をつったりしてましたし、MF陣は軒並み足が止まってたような印象で。

MFラインがフィルターになれないのであれば、カバー役のDF陣がもろにその圧力を受ける。DF陣もしんどい感じでした。カバー役は失敗が許されないのでね。心理的負担も大きいと思いますよ。

特に、試合を通じて上下動の激しいSBにとって、試合終盤の4-5-1変更はかなり負担が大きいと思ったりします。疲労してる中で、失敗の許されないカバー役なんで(苦笑)翔がイエローを貰った時、めっちゃしんどうでしたもんね(苦笑)

そんな感じで、4-5-1のシステムは機能はせず。ただ、諦めの判断も早く、ヨニッチ入れての5-4-1にスイッチ。これは、ハマりましたよね。

ボール非保持時にサイドMF/SBが相手にチャレンジに行っても、CB1枚がカバーに行ける。CB1枚がカバーに行っても、2CBは中央に残る。その内、1枚はヨニッチであると。

しんどそうだった翔も、5-4-1は鳥海がカバーに来てくれる(鳥海がカバーに来ても、中央に2CBが残る)と思えると、心理的負担は減りますよね。試合終了まで、もう一踏ん張りしよう!という勇気も湧くと思います。

勝ってる試合の5-4-1という手段/選択肢は、やはり効果的だと思います。そんな感じで、何とか?見事に?逃げ切り勝ち。


そんな所で、本題へ。前回はレビューっぽくなかったお題だったので(苦笑)今回は、ちゃんとしたサッカーを。

上の試合内容・雑感でも、SB中心の話題にしてみました。で、もう少し、SBを掘り下げます。

題して、『サイドバックのストレス』と言った所ですかね。

サイドバックのストレス

サイドバックは、今でこそ戦術上の重要な役割を担うポジションですが、昔はチームの一番下手な選手、或いは、下級生が経験を積む為のポジションと言う認識でした。時代は大きく変わりました(苦笑)

そんな重要なサイドバックと言えど、基本はDFという事に成ります。なので、まずは守備というところ。

まあ、今時のSBは、戦術上で重要な役割を担うので『まず守備!』みたいな感覚でもないのですが(苦笑)今回の話題の中心は、SBの守備というところです。まずは、前置きから。

2本の線が生み出すサイドバックのストレス

DFの習性として、1vs1の絶対的セオリーがあるのですが、それが、

ボールとゴール(中央)とを結んだ線上に立つ

ということ。

守備の1vs1の基本

言われてみれば簡単な事ですが、とても重要な所です。これが完璧にできれば、理論上、絶対に失点はしません。ただ、人間は壁(平面)ではないので、それを100%実行するのは不可能で。でも、それを守ろうとすることで、失点が減るのは間違いのないところです。

SBの守備も、基本的に考え方は同じ。必ず、ボールとゴールの線上に立つのが基本。自分のマークする相手がボールを持った際に、直ぐにその線上に立てるようにする意識は常に持っていると思います。

ただ、SBにはもう1つ守らないといけないラインがあるのはご存じでしょうか?勘の鋭い方は分かると思いますが、それが、

オフサイドライン

です。通常、オフサイドラインはCBの誰かが決めてると思いますが、SBは常にそのラインを見てそれより下がらないことも基本になってきます。もしそれが守られなければ、DFラインにギャップを産んでしまう。それは即ち、こちらの隙、穴になる訳ですね。

なので、これはボール非保持時の話ですが、その際のSBは常に、

  1.  オフサイドライン
  2.  ボールとゴール(中央)を結んだ線

この2つを意識してポジショニングしないといけないのですね。

ただ、厄介なのが、

この2つの条件は、ほとんどの場合が2つ同時に揃わない

という所ですね。優先順位的には、自分のマークする相手がボールを持ってなければオフサイドライン、自分のマークする相手がボールを持っていれば『ボールとゴールを結んだ線』に立つという感じです。この考え方が、サイドバックの守備時の基本にはなると思います。

ただ、基本的には、自分の所でやられたくない・・・というのはあるはずなので、『守る』という視点だけで言えば、出来ることなら『ボールとゴールを結んだ線』に立ちたいと思うのがDFの心情だと思います。でも、まずは味方が決める『オフサイドライン』も守る必要があるので、自分の立ちたい所とは乖離してくるのですね。

ここに、サイドバックのストレスが生まれてきますよね。この距離がストレスになると。

SBが感じる距離のストレス

特に、自分のマークする相手が足の速い選手だったり、カピシャーバみたいな強い選手だった場合、そのストレスは尚更です。マークを話す形になるので、怖いはずです。数年前、三笘と対峙してた陸は本当に大変だったと思います(苦笑)

また、相手チームも11人いる訳ですので、1試合で自分のマーカーがボールを持ってない時間の方が比率的には長いはずです。だから、サイドバックはオフサイドラインを守ることの方が多く、試合中、ずっとこのストレスに犯され続けてる感はあると思います。

これ、システム論で語ると、もう少し面白い所が出てきたりします。小菊セレッソに合わせて書いてみます。

システム上のサイドバックのストレス増減(4-4-2)

小菊セレッソは、このブログでも何度か書いてますが、4-4-2が基本線。特徴的なのが、

密集した4-4-2であること

というのは知られた所ですよね。

そして、その4-4-2の密集ブロックをスライドさせることで、相手のサイド攻撃を抑える。全員攻撃、全員守備のスタイル。

こういうスタイルなので、例えば相手が右サイドでボールを持っている際、

左の翔は、サイドチェンジが怖いやろな~(苦笑)

といつも思っています(苦笑)

相手が右サイドでボールを持った際、セレッソの4-4-2ブロックもスライドして右に寄ります。それが密集なので、逆のサイドの翔はフィールド中央付近まで寄る事に成ります。

この時に、翔の対面の相手が大外に張ったポジショニングをしていたら・・・・ストレスとなる距離も大きくなりますよね(苦笑)

サイドに寄れば寄るほど、逆サイドのストレスの距離が大きくなる

密集で片方に寄る分、SBが戻らないといけない時の距離が大きくなってしまう。すなわち、ストレスも大きいという事。だから、翔は

絶対、右サイドで決着をつけろよ!少なくとも、サイドチェンジはさせるなよ!

と思っているのではないかな?と想像しています。

プロなんで『来るなら来い!絶対に止めてやる!』というところでしょうけど、本音を言えば、こういうのもあるんじゃないかな?と(笑)プロと言えど、人間ですからね。

小菊セレッソの戦術は、SBが本当に大変だなと思っております。この視点で見ると、小菊セレッソの弱点はサイドチェンジという所はあると思いますが、だから密集でプレスを掛けて、相手がサイドチェンジをする時間を奪うやり方がハマるのだと思います。

でもって、次に5-4-1へ変更した場合ですね。

システム上のサイドバックのストレス増減(5-4-1)

試合終盤のシステム5-4-1への変更。

5-4-1に変更したセレッソは、相手にボールを持たせる流れが多いですよね。だから、ボールを持たれて負担も大きい・・・と思いつつも、システムの恩恵に与かれるのがSBですよね。

フィールドの横幅を4人で守るのと、5人で守るのでは、担当のエリア幅が違ってくるのは明確ですよね。密集で右サイドに寄ったとして、翔のポジションはインサイドレーン位に留まれます。そうなると、4人で守る時よりストレスとなる距離は短いですよね。

5バックと4バックの比較

直感的にも分かることではあるのですけど、DFライン4人と比べて5人はサイドバックのストレスが大きく下がるイメージは持ってます。上の試合内容・雑感で書きましたが、

鳥海がカバーに来てくれる(鳥海がカバーに来ても、中央に2CBが残る)と思えると、心理的負担は減りますよね

(試合内容・雑感より)

SBの負担は、CBがカバーに来てくれる安心感もそうですが、自分自身のフォローすべきストレスの距離も低くなることも挙げられますよね。

効果的に、5バックの導入はすべき・・・というのは1つの持論ですね。

試合終盤の疲れた時に5バックにしてくれて、翔は、

小菊さん、助かる!ありがとう!

と思っていたりするんではないかな?と(笑)だって、人間だものw

冗談はさておき、こういう視点で見ての想像も、楽しいのではないかな?と思います。

サイドバックのストレス目線で別の見方も出来る。

そんな所で、今回はサイドバックのストレス目線で書いてみました。補足的にですが、この視点で更にもう少し広げてみると、もうちょっと面白い所が見えてきたりします。

まずは、カピシャーバの凄さ・・・ですかね。

カピシャーバは、柏戦、今回の横浜FC戦と2戦連続で相手のサイドの選手を抜いてアシストしたのですが、両チームとも5バックを敷いた状態でした。つまり、SBのストレスが低い状態で相手をブチ抜き。やっぱ、半端ないっすね(笑)

後は、毎熊ですかね。

上の試合内容・雑感のゴールシーンでも書きましたが、

何故そこに毎熊?

右サイドバックでありながら、ゴール前で左のニアサイドに突っ込んでるんですよね。

こういう毎熊の勇気ある飛び出しを見てて、

自分のマーカーに対する『ボールとゴールを結んだ線』 から大きく離れて、怖くないんかな?

と思ったりします(毎熊を咎める意味ではないです)。

怖くないはずはないと思うのですよね。ただ、

  • 相手ボールになれば、全力で戻れば良い。
  • 自分が上がったスペースは、味方の誰かがカバーしてくれる。

恐らくは、毎熊はそう思ってプレーしてると思うのですよね。だから、

そう信じられるから、あの推進力が生まれる。

と言う風に思ってます。

また、別の見方で、攻められた時に自分がマークを付く人は、基本的には同サイドの選手。逆に言えば、自分が攻め上がった時にマークの付く人になる場合が多い。そう捉えると、

自分がやり切れば相手も下がるから、そのラインは気にしなくて良い。

とも思っているかも知れません。システム云々より、最終的には1vs1の考え方。そこで勝ってしまえば、全ては解決する。

毎熊、カピシャーバのプレーを見ながら、チームは上手く回ってそうだな~とは感じます。特に毎熊のオーバー/アンダーラップは、チームの支えなくして不可能なものですよね。これを続けて欲しいですね。

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