2021 セレッソ

【セレッソ】名古屋戦: 決勝という舞台における名古屋との差

まずは、一言。

めっちゃ、悔しいやんけ!!!

記事を書くために、改めて試合を振り返りましたが、また更に悔しくなってます。いやぁ、悔しいですね。

そんな所ですが・・・お気付き頂けましたでしょうか(苦笑)? ブログを刷新してみました。

夏頃より作り始めていて、初お披露目という所です。今回の試合よりレヴュー記事もこちらで書かせて頂こうかと思います。

本音を言うと、

ルヴァン優勝レビューで初お披露目したかったな・・・

という所です。青写真通りには行かないモノですね(苦笑)

このサイトの概要も別途、書いて行こうと思いますが、まずは悔しいルヴァン決勝を振り返ります。

セレッソ 0-2 名古屋

2021.10.29 @埼玉スタジアム2002 ルヴァン決勝

ここからは、これまで通りのレヴュー記事を書いて行こうと思います。今後、色々と変えていくかもしれませんが、まずはこれまでのフォーマットに沿って、ルヴァン決勝を振り返ります。

試合内容・雑感

●硬かった試合の入り

試合開始からしばらく観戦していて、まず、

みんな、硬いな・・・

という印象はありました。

普段、あり得ないようなミスが続出してた印象です。開始から10分以内位でざっと見ただけでも、

  • 原川のパスミス(受け側のミスかも?)
  • 乾のドリブルを引っ掛けられる
  • 奧埜の判断が遅く、カットされる(ファールで救われる)

これら、セレッソの中心選手のプレーからもミスを連発。序盤の名古屋のプレスが強い・・・と言うよりかは、セレッソ側のミスで不必要に押されてた印象ですかね。

ただ、上の奧埜がファールを取られたシーン位からは、セレッソペース?という感じにはなっていきました。

●違和感のあった前半

ハーフタイム中に、僕がツイートしたのが以下です。

このツイートの以下の部分。

セレッソはボールを持てる。それを、持ててると捉えるか、持たされてると捉えるか。

この判断が難しい展開だな・・と感じてました。それ故に、何となくお茶を濁すようなツイートで(苦笑)

この前半を見ていて、開始直後を除くと基本的にセレッソがボールを持てていたと思います。ただ、試合をコントロールできていたか?と言われれば、そこまででもない印象で。

そんな状況を上手く表現してたのが、

お互い悪くない内容と思っているのでは?

解説のツネ様。まさに、そんな感じだったかな?と。

ただ、名古屋のチームの特性を考えれば、それはイコール・名古屋よりの試合だったのかな?と、今になってそう思いますね。

●後半開始早々の失点

このコーナーの失点、シーズン通して何回もやられてますよね(苦笑)

ニアサイドでスラされて、裏(ゴール前)にボールを落とされるヤツ。

そして、今回で4回目。流石に、飽きてきたな。ここ、相手の狙い目になってるとしか思えないですね。

しかも、スラしたのが曜一朗ですよね(苦笑)

ヤラれたらアカン奴に、ヤラれとるがな・・・

見てて、こんな言葉が漏れてしまいました(苦笑)そして、名古屋のチーム特性上、先制を許すとかなりしんどい。

繰り返された失点パターン、ヤラれたらアカン奴にやられる、名古屋のチーム特性。この3重苦で、この失点は個人的にかなりガックリきましたね(苦笑)

●カウンターで2失点目

先制を許してしまうと、名古屋の狙いはよりはっきりとします。

先制したチームの特権

解説のウッチーが言うてましたが、カウンターですよね。守備ブロックを強固に組んで、カウンター狙い。定石通りですね。

セレッソはハーフタイムで清武を投入してました。ライン間でボールを受ける狙いがあったようですが、先制を許して名古屋に完全にブロックを敷かれて、清武のスペースがない状態になってましたよね。本当に、タイミングの悪い失点だたなと。

でもって、そんな中でのカウンターからの失点。まさに注文通り、分かり易かったですね(苦笑)陸のミドルや、陸のイーグルショットばりのフィードから嘉人!という惜しいのもありましたが、2失点目で正直、The END。 そんな印象でしたね。


そんな所で、本題に入っていきます。

この試合における、名古屋との差は一体どんなところだったか?という所。

正直に言うと、試合を詳細に振り返るのも辛い所はありますので(苦笑)試合全般の感想と言った内容になると思うのですが、ご容赦を。

名古屋との差

この試合における、名古屋との差とは一体何か?

凄い抽象的な表現になるのですが、この試合をキックオフからしばらく見ていて、

前提条件が既に違ってる

という印象を受けました。

その辺を少し深掘りします。

セレッソのスタンス

その前提条件とは、まずはセレッソから。

セレッソ: 
リーグ戦とスタンスを変えずに試合に臨んでいる

そんな姿勢を感じました。

まず、セレッソのスタメンはリーグ戦のレギュラーメンバーが主体でしたよね。序盤こそ上手く回らなかったですが、落ち着いた後は、ある程度、セレッソのリズムで試合を運べていたと思います。

タイトルマッチであっても、あくまで自分達のやり方・リズムは変えない。そういう意味で、普段と変わらないスタンスを選択したのが小菊さんという所。

名古屋のスタンス

対して名古屋からは、

名古屋: 
リーグ戦とスタンスを変えて臨んでいる

そんな姿勢を感じました。ただ、名古屋に関しては、普段のリーグ戦の試合を常に見ている訳ではないので想像という事にはなります。

試合を見てても、セレッソの選手の試合後のコメントから見てても、名古屋が『引き気味に来てた』のは明確ですよね。特に顕著に感じたのが、マテウスの立ち位置。

前半の飲水タイム後、小菊さんはポゼッション時に丸橋に高い位置を取るように指示したとテレビ解説でありました。その丸橋の位置取りに、対面のマテウスは丸橋に付いて行ってサイドバックのようなポジション取りになってました。結果、マテウスの攻撃面での脅威は半減。

恐らくですが、普段のリーグ戦では、名古屋はこんなにやり方はしてないのではないかな?と。マテウスは、前に出てナンボの選手だと思います。マテウスが前にでれば、相手選手が下がりたくなる。

それでもマテウスを後ろに下げさせたのは、やはり失点を避けたいため・・・という事なんでしょうね。0-0が基本で、慌てずチャンスを伺う・・・という所。

スタンスの違いは前提条件の違い

2チームのスタンスの違いを書いた所で、問題としていた前提条件を書いて行こうと思います。

スタンスの違いをもう少し簡単に書くと、

  • セレッソ:普段と同じ
  • 名古屋 :普段と違う

という事になりますよね。

セレッソ監督:小菊さんは、あくまで普段通りで臨む。ここでの前提条件は、

決勝戦と言う舞台でも、選手は普段通りにプレーできる

という所だったのだと思います。それ前提で、ゲームプランを組んだものだと。

対して、名古屋:フィッカデンティ監督は、

決勝と言う舞台では、選手は普段通りプレーできない

という考え方だったのではないかな?と。

決勝と言う舞台で、選手は緊張で普段通りにはプレーできない。だから、まずは失点のリスクを最小限に抑える。その為には、マテウスを後ろに下げる事もいとわない。

ここに、とても差があるな・・・と感じてました。

セレッソは、普段通りに出来たのか?

セレッソは、普段通りにできたのか?この問いに僕は、

普段通りではなかった

と答えます。試合内容・雑感でも書いた通り、試合の入りはとても硬かった

普段通りのスタメンでしたが、試合に出ていた中堅・ベテラン勢もプロ入り後のタイトルマッチを経験している選手は少ないですよね。意外に乾も初めてのようでしたし、加藤・山田のFWコンビ、歩夢・西尾のCBコンビは勿論ないですよね。案外、原川や奧埜とかもタイトルマッチの経験はないのではないかな?

2017年に経験しているジンヒョン・丸橋・陸も含め、どの選手もこんな大舞台では大なり小なりの緊張はあるはず。緊張をすれば、判断の速さやプレー精度は落ちたりするのは容易に想像がつきますよね。そうなると、簡単なパス交換でも綻びが出てくる可能性はある。

そんな選手達を束ねる小菊さんも、監督としては初のタイトルマッチ。なかなか指示が難しかったのではないかな?と。

恐らくですが、

大舞台だからと言って、やり方を変えるのもリスクが伴う。であれば、普段通りにすべき。

小菊さんの中で、そういう考えがあるのだろうという事はスタメンを見て思いましたね。先の天皇杯:名古屋戦で、改めて高さ・強さを示したチアゴをサブに入れなかったですからね。スクランブル起用も考慮に入れず、あくまで普段通り。

ただ、緊張で普段通りではない選手に対して『普段通りに行こう』という指示は、案外、遂行するのが難しいんではないかな?と。この試合の名古屋のステップの踏み方を見て、痛感したところでした。

こういう所に、名古屋との差を感じました。つまり、

決勝という舞台では、『選手は普段通りにいかない』という前提があったのか?なかったのか?

という所。

フィッカデンティ監督にはその前提があって、序盤は安全志向、そこからチャンスを伺うサッカー。小菊さんにはその前提がなく、普段通りにプレーしようしても上手く嚙み合いきれなかった。勝敗に直結した訳ではないですが、その差が効いての結果だったように感じてます。

小菊さんもこれから

これらを踏まえると、名古屋とは差があったのかな?と。

監督の差と言ってしまえばそれまでですが、

彼らなら普段通りにプレーできる

小菊さんの選手に対する信頼が元になっているとも感じます。そこは、今のセレッソのベースとなってる選手-監督間の信頼関係という所になるので、変えてはいけない所でもあるのかな?と。

今回の敗戦で、小菊さんや選手の中で蓄積された経験があると思います。次は、こうしよう!という考えも出てくるでしょうし。小菊さんも、監督経験2ヶ月ちょと。まだまだ、これから。

今回、悔しい結果になりましたが、期待もできる部分も見えてきた所はあります。そこを、今後の楽しみにしたいと思います。

レビュー記事の最後になりますが、セレッソの選手始めチーム関係者の皆様、お疲れさまでした。また、名古屋グランパスの関係者の皆様、優勝おめでとうございます。

このブログについて簡単に。

以前のブログでは、元々は子育てメインのブログにしたかったのですが、いつの間にかセレッソ系記事を中心とした雑記ブログに変わり果ててしまって(苦笑)

あまりにも、セレッソ系の記事が増えてきてしまって整理するのが難しくなってきたので、今回、独立させてみました。セレサポらしく、ピンク主体のデザイン構成ですw また、セレッソ・サッカー系の記事はこちらで書いて行こうと思いますので、改めてよろしくお願いします。

主にデザイン関係の所ですが、色々と使える機能を増えまして。まだまだ使いこなせてない状態です(苦笑)使っていく上で、また変えていくかも知れません。

そして、いくつか先行して記事を書いています。また、宜しければそちらも読んでみて下さい(笑)

-2021, セレッソ
-, ,