2023 セレッソ

【セレッソ】鳥栖戦:左サイドの攻防の裏表

セレッソ 1-2 鳥栖

2023.7.8 @駅前不動産スタジアム

私事ですが、、、先週の福岡戦敗戦後、敗戦のショックで新型コロ助に感染してました・・・(苦笑)

本当に、福岡戦直後から喉の痛み、次の土曜日:少し発熱、日曜日:高熱。月曜日:平熱。月曜には熱は下がってましたが、念のため病院で検査し陽性発覚・・・と言う感じでした。

症状的には、熱は下がっていても倦怠感はある感じでした。また、味覚は問題なかったですが嗅覚に異常が出て、コーヒーを単なる苦い水と言う感じで飲んでました(苦笑)

仕事も、月曜は休んで、火曜以降はテレワーク。今はほぼほぼ回復して、来週から通常業務に。リハビリがてら、鳥栖戦のレビューでも軽く書いておこうかと。

適当に流し読んでみて下さい。

この試合のキーポイント:カピシャーバ

この試合のキーポイントとなったのが、セレッソで言うとカピシャーバでしたかね。どちらかと言うと守備面で。

前半、コンディションの悪いピッチ条件では、カピシャーバのフィジカルの強さは有効だったと思います。が、ピッチコンディションが回復するにつれて、守備時のポジショニングの悪さが目についた感じでしたかね。カピシャーバのポジショニングが悪い・・・と言うよりかは、鳥栖が上手いと見るべきかも知れません。

カピシャーバは、人に食いつき過ぎてた印象でした。そして、左ボランチ:真司とカピシャーバ間の距離が開く。このゲートが開きっぱなしで、そこにパスを通されることで、セレッソ・ブロック内で起点を作られまくってた印象でした。同点に追い付かれるまで、何となく押されてるな・・・と感じてたのは、恐らくはこの辺の要素が大きい。右のクルークスにも似たような事が言えたかな?

同点ゴールを許したシーンが、典型的でしたかね。ココは外回しでしたが、カピシャーバの裏のスペースが使われてボールを前に運ばれたところから進藤のクリアを掻っ攫われて・・・という流れでした。

ここ、何とかして欲しいな・・・・とは思いつつも、カピシャーバの推進力が鳥栖に脅威を与えていたのも事実。小菊さんも、難しい判断だったと思います。

同点後のパッチ充て

同点ゴール自体は鳥海に当たったりしてたので、不運な部類に入る失点だったと思います。同点においつかれてから、カピシャーバ → 上門にスイッチ。個人的に、同点になる前に交代して欲しかったとは思いますけど(苦笑)

上門、こういう所の守備ははっきりと上手いですよね。しっかり、真司とのゲートを絞り、パスの行先が決まってからプレスに行く。この順番をきっちりと守ってくれる。こういう所、安心して見てられる。

上門の投入以降、鳥栖はこのゲートをまったく使えなくなってました。セレッソの守備ブロックは安定したと思います。DAZN観戦組は聞いたと思いますが、DAZN解説:中払さんが、

鳥栖はボールは保持出来ているが、シュートまで行けてない

とコメントしてます。これは、上門が入って守備ブロックが安定したところが大きいと。

小菊さん、こういう所が凄く上手いんですよね。きっちりと、パッチを充て穴を埋める。何が変わったか?をしっかりと観察・確認できてれば、

戦術・方法論の視点でも、小菊サッカーを見るのはとても楽しい

と感じてます。おー、そうやって塞いできたか~、そんな方法論があるんか~、みたいな感じに個人的には見てますね。

サッカーが上手く回らなかった時、まずは守備を安定させる手段を取る。この考え方は、名将と言われる監督に共通してみられる特徴ではあります。ロティーナ、ユンさん、クルピとかもそうでしたし、古くはアリゴ・サッキさんとか・・・ね。

何なら、1994年アメリカW杯決勝、前半30分位でCB:アポローニを交代で入れたイタリア代表監督:サッキの戦術、ここでトクトクと語ってやりましょうかね。今でこそ、僕は選手目線でサッカーを語りますが、当時はゴリゴリの戦術好きでしたのでね。

・・・まあ、病み上がりなので、控えておきますけど(笑)

見ていて、小菊さんもそういう思想で戦術を採ってるのはよく分かります。ただ・・・サッカーはだから勝てるわけでもない。アリゴ・サッキのイタリア代表も、決勝でブラジルに負けましたしね。

そして、

サッカーは結果論でしか語られない

のですよね。仮に最後の失点シーンの直前、レオセアラが決めていれば、それこそ小菊さんの采配ズバリ!と言う感じでしたけどね。レオセアラにクロスを入れたのは、山中でしたしね。

最後の失点シーン、GK:朴のスローが早かったこと。セレッソの選手の切り替えが遅かったのもありますが、これで5人位、セレッソの選手は置き去りを食らった。

また、相手のドリブルも上手かったですよね。DFは『次のプレーでシュートを打たせてはいけない』のがまずあるので、縦に誘導しようとした山中の対応は概ねセオリー通りだったと思います(シュートを打たれる中へ運ばれるのが絶対のNG)。

ただ、ドリブルした人は縦ではなくて、縦+外に逃げるドリブルをしてるんですよね。だから、山中は距離を取られてしまってブロックも引っ掛かけられなかった感じですかね。

もうちょっと、詰めろよ!と山中に言いたい向きもありますが、山中のゴールを守る為の中に絞る動きに対して、相手は外に逃げるドリブル。ここは相手のドリブルの方が上手かった・・・という所かと。

仮にセレッソの選手が何かできたかな?と思うのは、最後の徳真のところかな。徳真は、はっきりと反応が遅れてましたよね。

落下地点に自分が先に入り込めていれば、CKに逃げるとかオフェンスファールになったとか、また違った展開になったかも知れないない。それでも、失点してたかもしれないですけど。

個人的な印象ですが、今シーズンの徳真は粗が目立つ感じですね。副キャプテンと言う立場を重く考えすぎてるかな?という気もしてます。重荷を外してあげても良いようには思いますけどね。それは、徳真の為にならんかも?ですけど。

ギャンブル論

Twitterも最近は、サラーッと流し見しかしてないのですが、試合後のタイムラインに『ギャンブル』『博打』というのを数多く見ました。正直、何の事か?はよく分からないですが、小菊さんのサッカーがギャンブルっぽい?とか、そんな流れ?なんですかね。

何を持ってギャンブルとしているのかがよく分からないので何とも言えないのですが、この鳥栖戦で言えば、

鳥栖の方が圧倒的にギャンブル

に見えてましたけどね。もう、ありありと、はっきりと。

鳥栖は後半、『繋ぐサッカー』を選択してきた訳ですよね。あの、

ボールが止まるかも分からないピッチコンディションで『繋ぐサッカー』の選択

です。これをギャンブルと言わずして・・・と言う感じは個人的にしますけどね。

『想定より早く、ピッチコンディションの回復が見込める』というホームの利はあったと思いますが、天候までは読めないですよね。そう言う意味で、『このまま豪雨にならず、ピッチが回復していく』という前提でのギャンブル的選択だったと。

鳥栖は前半、ほぼほぼ何も出来てなかったのですよね。その上で、ホームで0-1のビハインド。だから、ギャンブルを打つしかなかった。そして、ギャンブル成功した・・・という試合の印象でした。

まあ、ギャンブルと言う言い方を好ましくない人も多いと思いますので、

サッカーはどうやって『リスク』をとるか?が重要

という所だと思います。虎穴に入らずんば虎子を得ず、と言った所なんだと思いますね。ロティーナ好きの人は嫌う思想でしょうけど(苦笑)僕は、それも1つの考え方、サッカーの醍醐味だと思っています。

健康第一

そんな所で、コロ助明けのレビューでした(苦笑)健康の有難みを噛み締めた1週間でしたね。皆さんも、お気をつけて~!!特に、雨に見舞わられた現地組の皆さん、体温低下は免疫力を下げるので、十二分にご注意ください。

元気をもらうために、セレッソは勝って欲しかったですけどね(笑)まあ、仕方ないです。ぼちぼち、頑張っていって欲しいです。

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