改めまして。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
2022年1月5日、遂に・・・というかこの日を迎えてしまいましたね。坂元の移籍。
#坂元達裕 選手 #KVオーステンデ 🇧🇪に期限付き移籍合意
— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) January 5, 2022
🗣「常に挑戦するという自分のテーマの中で、どこかで安定を求めている自分に気付き、今回新しい地でチャレンジする事を決めました」
ベルギーでも華麗な切り返し、期待しています🌸
タツ、頑張れ👏✨#セレッソ大阪https://t.co/rUpDENkPln pic.twitter.com/T7c9UxyWlN
予想し得ることでしたので、ある程度の心つもりはありましたが、いざ決まるとやはり寂しいもんです。それと同様に、
海外でもドリブルを見せつけて欲しいな!
という思いがあります。
そこで、2022年の1発目のブログ記事として、坂元を取り上げてみようと思います。
実は、当ブログで坂元をメインのお題(試合の内容・雑感では多かったですが)として取り上げた事がほとんど無かったのですね。セレッソから次のステージに向かう坂元にエールを送る意味も込め、個人的に感じてた坂元評なんかも合わせて書いて行こうかと思います。
セレッソで見た坂元達裕
個人的に、山形時代の坂元は知らないので、セレッソで2年見たのみの印象を語ります。
とりあえず、技術面 (プレースタイル) とメンタル面を。
技術面(プレースタイル)
坂元のプレースタイルを1言で言えば、個人的には、
ボール・ロストの少ない選手
というのが2年見てきて一番しっくりくる所かな?と感じてます。
分かり易いドリブルという武器があるので、それをメインに語られることが多い選手ですが、そのドリブルの下地となる技術が本当にしっかりしてた印象です。故に、ドリブラーという枠ではなく、マルチタレントな印象に近いですかね。そして、技術がしっかりしてるから、ボールロストも少なかった・・・という事は言えるかな?と思います。ロストをしない・・という視点では、少しプレースタイルは違いますけど、川崎の家長と同じような効果を生める印象は持ってましたかね。
仕掛け所というよりかはビルドアップの所の話になりますが、1stタッチがとても上手かった印象もあります。プレスを掛けられても、1タッチで相手の足が届かない所にボールをコントロールしたりしてたんですよね。相手が2-3人と来ても、その誰もが触れない中間の所に、1stタッチでボールをコントロールしたりする。
何気に凄い技術を、サラッと見せてくれるやん!
と思ってました(笑)
ただ、それ故でか、セレッソでは最終的にそのビルドアップで起点になる事が多かったです。ここはね、セレッソのチームとして良くなかった所かな?と。特にチームが上手く行ってない時が顕著でしたが、坂元というリソースをビルドアップで消費してた印象がとても強かったですね。
ビルドアップ時にサイドバックが片上がりになる場面では陸が下がることが多く、それに引っ張られて坂元が高い位置でボールを持つことが少なかったのが痛かったかな。あの切り返しを、ペナルティーエリア周辺ではなく、センターラインを少し超えた所位でボールを前に運ぶために使ってるのを見るたびに、少し悲しい思いに駆られてました(苦笑)
この辺、チームとしてもう少し坂元に活躍の場を与えてあげて欲しかったなと感じてた所です。
少し話は逸れましたが、技術がしっかりしている・・という所は間違いないと思います。ドリブルに限らず・・・という所ですね。
メンタル部分
個人的に坂元を語る上で、ドリブルやプレースタイルより注目すべきだと思っているのがメンタル部分ですね。
読んで頂いているセレサポの皆さんに質問です。
坂元のプレーを見ていて、『いや、それちゃうねん!』とか『何やってんねん!』というような強い不快感を多く感じてた方は居られるでしょうか?恐らくですが、居ないのではないかな?と思います。僕自身は、坂元に対してほとんどそういった不快感を感じたことはなかったです。
これは、
坂元が当たり前のことを当たり前にしていたから
だろうな・・・と思います。
個人的な印象でしかないですが、坂元のメンタルを語ると以下のような事が言えるかな?と思います。
- 今すべきことを、淡々とこなす。
- チャレンジに行ける時は、必ずチャレンジする。
- 判断に迷いを感じない。
- 負けていても、焦りを見せない。
- 相手を恐れない。
これら、サッカー選手として当たり前の事ではあるのですが、坂元はきっちり実践できていたと感じてます。そして、当たり前の事を当たり前に出来るのが実は素晴らしいんですよね。
この辺をまとめて言うと、
どんな状況下でも全くブレない選手
という事が言えるのかな?と思います。常に安定している印象が強かったです。
上で挙げたように、技術がしっかりしてるから自分のプレーに自信があるんだろうな~というのは感じます。それ故に、メンタルでもブレない。心・技・体の相関関係ですよね。
代表や海外チームから選ばれる要素を持つ坂元
坂元自身、2021年にセレッソ所属選手としてA代表を経験。そして、今回の海外移籍。ここから更に個人的な主観が強くなる所ですが(笑)、何故、坂元は代表に選ばれ海外移籍を果せたのか?という所を深掘りして行きます。
当然、上で挙げたような『技術』×『メンタル』の高さという所は基準として満たせていると思います。ただ、それらを含めてもう一つ、代表や海外チームに選ばれた要素がある・・・と個人的には感じてます。
その要素は、
倒れずにプレーをやり切る事
という所ですね。
Jリーグの試合を見てると、一般的なJリーガーは、
ファールを受けたら倒れる
ということをするんですね。ファールを貰う事でFKを得られるので、有りと言えば有りな個人戦術だとは思います。
ただ、代表や海外で活躍するような選手は、
相手に倒されるまで、倒れずにプレーを続ける
という所を実践していると見受けてます。
相手からファールを受けて、
『自分の意図で倒れるか?』
と、
『ファールを受けても倒れずにプレーを続けるか?』
という選手の判断の違い。100%とは言いません(当然、ファールを貰った方が良い場面では貰う方が良いです)が、代表や海外に行く選手はほぼ間違いなく後者の選択をしている印象です。
『ファールを貰う』というプレーは良し悪しがあって、『今の所、倒れずにプレーを続けてたら、1つ有利な展開に進められたんと違う?』と感じるシーンも多く見受けます。また、何度かこのブログでも挙げてますが、
ファールを受けるとプレーが切れるので、帰陣して立て直す時間を相手に与える
という相手の利点にも繋がりかねないですからね。自分が優位に立てる!と思って貰ったファールで、相手を助けてる可能性がある・・・という感じですね。
また、ファールかどうか?の判定は、
レフェリーが判断する所で、選手がコントロールできない領域
ですよね。Jリーグのような正確無比な判定(度が過ぎる所もありますけどw)であれば、この『ファールを貰う』戦術は通用するかも知れません。ただ、怪しい審判も多い国際試合や、デュエルが1つの基本となるような欧州では『ファールを貰う』戦術は通用しない可能性が高いと考えます。
『国際試合でも戦える選手』に成り上がるのか?あまり良い言い方ではないですが、『Jリーグ専用の選手』に成り下がるか?の分かれ目になる所だと思います。それが、
倒れずにプレーをやり切る事
という所だと感じてます。
そして、セレサポの皆様なら分かると思いますが、坂元は基本的に倒れずにやり切りますよね。少なくとも、坂元自身が意識しているのは間違いなく、本人がそのままのコメントを残しています。
(坂元)
レベルが高くなるにつれてフィジカルの部分の強さも上がっていくと思いますし、倒れずにやり切るプレーが自分にはまだまだ足りない。そこは自分がトレーニングして強くなっていかないといけないと思います
https://www.footballchannel.jp/2021/06/16/post425993/
この辺り、僕自身のサッカー観の所ですが、香川や乾、清武が巣立っていった頃から感じていたものです。その後、曜一朗や蛍、拓実らのプレーを見てても感じてました。彼らは、わざとらしく倒れない。
その流れで、半年前の代表戦で坂元のこのコメントを見た時、
あー、坂元は間違いなく巣立つな(苦笑)
と嬉し悲しく思った記憶があります(笑)
個人的な主観の上の更なる余談ですが、『倒れずにプレーを続ける事』と言う考え方、実は、
クルピの教えなんではないか?
という気もしてます。前述の通り、過去のセレッソの流れから『倒れずにプレーを続ける』選手が海外に巣立っていきましたが、そこには毎回、クルピの姿がありました。今回も半年だけでしたが、坂元もクルピに師事する形になりましたしね。ロティーナ時代に選出されなかった日本代表も、クルピになってから選出されてますしね。
まあ、あくまで想像ですけど(笑)
期限付き移籍の意味
ここまで、これでもか!と坂元を上げてきましたが、少し厳しいことも書いておこうかと思います。
発表された坂元の契約形態が、
期限付き移籍 (2022年1月4日~2022年6月30日)
ですよね。半年間の移籍期間。
悪い言い方をしてしまうと、現時点で坂元が海外挑戦に許された時間はたった半年しかないのですね。これの意味するところは、
ちょっと試してみようかな?
KVオーステンデの立場から見ると、恐らくはこんな感じなのではないかな?と推測します。KVオーステンデが本当に欲しい選手であったなら、有無を言わずに買い取って貰えたでしょうからね。正直ベース、高い評価をされているとは言い難いと思います。
KVオーステンデは、現時点(2022.1.6)でベルギーリーグの14位です。国際的なマーケットから見ると、坂元の現時点の評価は、
ベルギー14位のチームに買い取ってもらえなかった選手
という感じになります。良い選手だろうけど、即買いまでは至らない。KVオーステンデに対する坂元は、昨年のセレッソで言うと新井晴樹を獲得したような感覚なんではないかな?と思っています。坂元、そして新井には失礼ですが(苦笑)、当たりだったらラッキーやね!位な感覚。
個人的に見ると坂元の海外挑戦は喜ばしい反面、冷静に見ると実はかなり厳しい挑戦だな・・・とも感じてます。海外初挑戦で半年、下位のチームに対して攻撃の選手、ボールが前線まで回ってくるのか?守備に忙殺されないか?考え出すと、どこまで出来るのか?というのは圧倒的に不安が出てくると思います。
ただ、これについて一言だけ。
半年で結果を出して、買い取るに値する選手だと証明しろ!
これ以外にないですね。結果を出せば、全てが覆る。プロであれば、自分の価値は自分で高める。
ただ、坂元ならそれが出来ると信じてます。頑張れ!!!!
セレッソのサカモトといえば
もっと、色々と書きたい事はあるのですが、更に長くなるのでこの辺でまとめ・・・というか余談というか(笑)
坂元が移籍した翌1月6日、この人がセレッソに帰ってきました。
本日 #酒本憲幸 アンバサダー初出社✨
— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) January 6, 2022
スーツを着てのお仕事に少し緊張の面持ち…
改めてよろしくお願いします💪#セレッソ大阪 pic.twitter.com/nJUnmefBcm
一回だけ、やらしてもらいますね。
ミ(屮°(▼)°)彡屮 シャケェェェェェェ!
ご清聴ありがとうございましたw
坂元の記事に、シャケ。本当に余談で恐縮ですが、シャケこと酒本憲幸さんは現役時代(特に若い頃)、
セレッソのサカモト選手
と実況や解説によく間違って呼ばれてたんですよね(苦笑)その度に、
サカモトちゃうわ! シャケモトや!!
とくだまいてました(笑)
まあ、僕のも間違ってて実際はシャケモトでもなく、
『サケモト』
なんですけどね。ご存じでしたか?w 変な話、僕だけかも知れないですが、既に『サケモト』がめちゃめちゃ言い辛いですw
そんなシャケが2018年末にセレッソを退団し、その翌々年の2020年シーズンに加入したのが坂元。坂元は、移籍初年度の最初から不動のスタメンとなりました。
当然ですが、そこからセレッソの試合を見るたび、
セレッソのサカモト選手
と実況や解説が言うんですよね。そして、その度に僕はフラッシュバックして、
サカモトちゃうわ! シャケモ・・・あ、、、坂元のことかw
となってましたw 本当に『セレッソのサカモト』呼びに慣れるまで、しばらく時間を要してました(苦笑)シャケは偉大だな~とこんな所でも感じてましたw
そして、そんな実況・解説の『セレッソのサカモト』呼びにようやく聞き慣れた今、坂元のベルギー移籍。本当に頑張って欲しいなと思います。
アホみたいな〆になりましたが(苦笑)こんな所をもって、坂元のエールとさせて頂こうと思いますw また、大きくなって乾や清武のように帰ってきてもらいたいですね。
坂元の前々所属:山形を調べてみた@Supportnik
ひではちさん(@hide_cerezo)が開設されました『Supportnik』で、坂元の前々所属となった山形を調べてみました。なかなか、山形との対戦がないので紹介するのが難しく、かなりごり押しですが(苦笑)
個人的にですが、過去に遠征した中でも、もう一度伺いたいアウェイのNo.1かも知れないですね。2010年に伺ったのですが、当時のガラケーの写真で恐縮ですが(苦笑)
天童市にお邪魔した時に見た、セレッソの幟。写真は1つだけですが、通りにズラッと幟が並べられてました。
そして、山形駅。駅とメインストリートの入り口付近にセレッソの旗。主要駅の一番目立つところに、モンテディオの旗ではなくアウェイチームの旗ですよ。
ちなみに、これらの幟や旗は、
試合の前日に掲げられていました
年1回しか訪問しないアウェイチームに対して、本当に素晴らしいおもてなしですよね。感動しながらホテルで寝た記憶があります(笑)
そして、この山形遠征において、今もっとも後悔しているのが、
素晴らしい焼肉屋さんに出会えたのに、店名を忘れた
ということです・・・(苦笑)
本当に山形牛が美味しかったし、アットホームでとても暖かい空気感が心地よくて。それらトータルで、今まで行った焼肉屋さんでも最高のお店でした。山形を再訪することがあれば、もう一度、伺いたいと思っているお店です。
ひではちさん(@hide_cerezo)の『Supportnik』の思想を聞いた時、群馬の水沢うどんとこの山形の焼肉屋さんだけは紹介したく、めっちゃ検索したのですが、この焼肉屋さんだけ見つけられず(苦笑)そのまま、紹介しきれずにいます。
もし、この記事を偶然にも山形サポーターの方が見られていて、『あそこかも?』とピンときたら教えて頂けきたいです。試合前夜に伺いましたが、山形サポーターがたくさん来店されてました。ざっと記憶を振り返ると、
- (僕が伺ったのは2010年11月です)
- ホテルのチラシに、お勧めとして載っていたお店でした。
- 山形駅から少し遠かったです。徒歩20分以上はあったかと。
- 商店街のような所ではなく、オフィス街のような所にあった記憶があります。
- 30人も入れば満員。テーブル席が10席もないような小さ目の焼肉屋さん。
- 家族で経営されていたようです。そのまま、超アットホームなお店でした。
- 僕は酒が飲めずウーロン茶でしたが2杯目以降は無料でお替りをして頂き、食後に柚子茶を出して頂きました。
- モンテディオの選手も来店するようなお店、下村東美・田代有三・増田誓志のイケメントリオの来店時の写真が飾られていました。
- お店のお姉さんが、増田誓志ファン(ちかしくん!ちかしくん!言うてましたw)
本当、再訪したいと言いつつ店名を記録し忘れる失態(苦笑)ガラケーの時代は画質も悪く、今思うと写真を撮るのもあまり習慣化されてなかったので、店内や店外も撮ってなかったです(苦笑)
ただ、もう10年以上前、店が大きくなってるかも知れないですし、移転してたり最悪で無くなってるかも知れないですよね。特定は難しいですかね・・・
何か情報がある方は、ご連絡をお待ちしております(苦笑)最後に、当時の遠征で食べたB級グルメの数々を。