2024年Jリーグ開幕まで、いよいよ1週間を切る形になりました。サポーターにとっては、ようやくか!みたいな感じでしょうか(笑)
我がセレッソにおいても、楽しみな新加入選手の存在もあり、今シーズンの期待感も増してるのではないでしょうか?個人的に、今年はかなり楽しみにしています。・・・・まあ、毎年、この時期は楽しみなんですけどね(笑)
そんな所で、今回の記事はシーズン前と言うことで、今年のセレッソを占ってみようかと思います。また、今回の話の軸にしようと思っているのが、
チーム力
という所。
その辺の所で、いつもながらの与太話にお付き合い頂ければと(笑)
(書き留めてた分です。第6回さがっそ大阪のレポートは、また後日に)
チーム力とは?
チーム力・・・ざっくり言ってしまうと、チーム力が高ければ強くて、チーム力が低ければ弱い。文字通りのイメージと言うか、そんな所です。
ただ、このチーム力を推し量る時、色々苦労しますよね(苦笑)?選手は揃った!今年は行ける!と思っても、全然だったり。監督がショボいのであのチームはヘコい!!と思ってたら、上位進出したり。
特に、Jリーグは予測が付きにくいリーグとしても有名ですよね。こういったシーズン前は、順位予想で話が華が咲いたりしますが、予想順位が完璧に当てる人を見たことはない(苦笑)
完璧に当てることは出来ないものの、それとなくは理解したいのがサポの心情ではないかな?と。
そんな所で、個人的な、
チーム力の推し測り方
という所を紹介してみようか?と思います。そして、ここはゴリゴリの理系らしく、
数式を使ってみよう
かと思います。
まあ、そんな大それたことでもないですけど(笑)
チーム力の数式
個人的に考える、チーム力を表す数式は以下。
チーム力 =
『選手の総・能力値』
ー『選手の総・ストレス値』
と言った所です。
何となくはイメージしてもらえると思うのですけど、所属する全選手の出来ることが増えれば増える程、チーム力は上がる。が、選手のストレスがそれを妨げてくる・・・みたいなところです。
プラス要素の『選手の総・能力値』について。チームに所属する選手の能力の総和というところ。当たり前すぎる理論ですが、能力の高い選手が多ければ多い程、基本的にはチームは強くなりますよね。
例えば、出来ることが5個の選手が11人集まると、チームとして出来ることの総和は55個。対して、出来ることが10個の選手が11人集まれば、チームとして出来ることの総和は110個になります。
この2チームは、どちらのチームが強いか?は明確に110個の方ですよね。サッカーなので、それで勝てるかどうか?はまた別物ですが、この2チームで100試合くらいすれば、明確に勝敗数の差は出てくるはずです。
少し言い方を変えて、
出来ることの総和が55個より、110個の方が戦術の幅も広げられる
という事も火を見るよりも明らかだと思いません?
『レベル』という言葉に置き換えた方が分かり易いかも知れません。レベル5の選手に、レベル10の戦術は実行できない・・・と言うような所ですかね。
なので、
『選手の総・能力値』がチーム力のベースになる
のは間違いない所かな?と思います。選手の能力値は数式における『プラス要素』だと。
ただ、プラスがあればマイナスもある。
例えば、所属選手達が
ストレスを溜めながらプレーしてたら、能力を出しきれない
と言う所は容易に想像できるかな?と思います。
『ずっと劣勢を強いられる』とか『連戦による疲れ』とか。能力はあるけど、ストレスによってその力をフルに出し切れない・・というのはサッカー選手でなくても想像はできますよね?
だから、選手のストレスは『マイナス要素』です。このストレス(マイナス要素)については、もう少し深掘りします。
ここも理解してもらえると思うのですが、選手のストレスの増加減は、
監督のマネジメントに依る所が大きい
という所(チームのフロントとかも関与する所と思いますが、ここでは簡略化の為に監督のみで)。サッカーファンなら、至る所で見聞きする話だと思います。
この辺、個人的な監督の仕事のイメージですが、
- 戦術的に目指すサッカーを、選手にやり易いと感じさせること
- この監督について行けば勝てる!と選手に信じさせること
こう思わせる所ですよね。この辺が上手く行かなった場合に、
選手はストレスを感じる
のだと個人的には思います。
具体的に、『戦術的に相手を上回る』『ローテーションで上手く選手をやり繰りする』『選手のモチベ―ション維持に努める』みたいなところですよね。これら全て『選手のストレスにならないように』という事も言えるのではないかな?と思います。
これらを踏まえて、上で紹介した数式を少し変えてみます。選手のストレスの増加減は、監督の能力に依る所が大きい。つまり、
チーム力 =
『選手の総・能力値』
ー『監督の能力値』
と言う風にも置き換えられるかな?と思います。ここで注意書きではないですが付け加えて説明すると、この数式では、
監督のマネジメント能力が高ければ高い程、『監督の能力値』は低くなる
という所ですね。ストレス要素が少ない=優秀な監督という定義になります。
監督の能力は引き算という定義に対し、『いやいや、監督の能力を足し算でしょ!』と言う方も居られると思います。この監督だから上位に行ける!みたいな感覚。ただ、監督の能力を足し算で考えると、幾つか事象を証明できないチームが出てくる感じです。2014年のセレッソは端的で。
2014年当時のセレッソは、曜一朗、蛍、扇原と前年に初代表を経験した選手中心、そこにフォルラン。『選手の総・能力値』はとても高かったチームなので、仮に『監督の能力』が足し算で微増だったとしても、J2に落ちるまでは至らなかったはずの選手層・・・でしたよね。
でも、実際はJ2落ちた事実がある。と言いう事は、チーム力を数式で表すなら、必ず、
『選手の総・能力値』を脅かす『マイナス要素』があったはず
で。監督の能力値を足し算で考えると、どうしてもマイナス要素が見つからず、2014年のセレッソの説明ができないのですね。
マイナス要素を探すと、それは『選手のストレス』だったんだろうな・・・と。あくまで個人的にですが、あの不可解な結果を生んだ2014年は、この数式からそう考えておりました。
数式を深く読み解く
もう一度、数式を書きます。
チーム力 =
『選手の総・能力値』
ー『選手の総・ストレス値』
あくまで僕自身の主観ですが、こういう数式をイメージできます。
この数式を深く読み取ると、別の事も言えるようになります。その1つが、
『チーム力』の出力値の上限を上げるには、『選手の能力値』を上げる他ない
という所です。
上で例に挙げた通りで、選手の出来ることの総和が55であれば、チーム力は最大値は55にしかならない・・・ということ。戦術でチーム力を上げる・・・みたいな話をする人も居られると思いますが、個人的にそういう感覚はないです。55のチームは、55以上の力を発揮することは難しいと。
選手の得手不得手を戦術・システム上でうまく組み合わせて、55以上を出すことも不可能ではないと思います。が、それも恐らくは1割程度のUPで、55→60位が限界かな?と。
なので、良い選手を集める・・・というのは、
チーム力の出力値の上限を上げること
だと思っております。この定義で話すと、
『選手が成長すること』もチーム力の出力値の上限を上げることに繋がる
ということですよね。
反対に、マイナス要素で言えることは、
『選手の総・ストレス値』も、その時々で増減する
という所ですかね。上で、『選手の総・ストレス値』=『監督の能力値(監督の能力が高ければ、この数値が低くなる)』みたいなことを書きました。なので、ここは監督という所を主眼に書いてみます。
少し質問ですが、皆さんは会社の上司、あるいは学校の先生から『こうしなさい!』『あーしなさい!』と言われる事はないでしょうか?大抵の人はあると思うのですが、命令されて動くのってストレスに感じないでしょうか?
同様にサッカーにおいても、監督に『こうやれ!』『こう動け!』と戦術上で強制的に動きを縛られるような所、案外、選手によってはストレスになると思いません?
監督の『戦術を落とし込む』という作業は、選手に対して、少なからず『こうやれ!』『こう動け!』という作業になるはずで。それでチームが勝っていれば良いのですけど、戦術的にハマってないな・・上手く行ってないな・・と選手が感じ始めたりすることもあると思いますよね。
こういった場合、選手がストレスを抱え始めた・・・ということになりますよね?試合を重ねる時間の流れで、変化する可能性のあるものだと思います。
また、選手も我々と同じ人間。上でも言った所ですが、連戦で疲れたとか、監督に対して好き嫌いがでたり。気候の暑い/寒いとかも、人によっては大きなストレスになる訳で。
なので、 『選手の総・ストレス値』 は一定ではないということですよね。プラス要素『選手の能力値』に比べて、変化幅が大きいという特徴もあると思います。
これらの要素を個人的な数式で、
『選手の総・ストレス値』をマイナス要素としている。
という所です。また、
ストレスをマイナス要素とすることで、色んな結果に対して説明が付きやすい。
というのもあります。
ロティーナで上手く行ったチームもあれば、同じロティーナでも1年近く低空飛行を続けたチームもありました。『監督が全然イケてねーwww』とか言われつつ、昨年のようにリーグ優勝したチームもありましたよね。
これらも、チーム力を監督のネームバリューで測るのではなく、『選手のストレスがどうか?』で測るとしっくりくるのではないかな?と。選手のストレスのかかり具合によっては、名将と言われる監督でも降格圏に沈んだりすることもあるんだろうな?と。
ちなみに、上で挙げた2014年のセレッソ降格は、ACL絡みの連戦の疲れ、新監督に寄るやり方の変更、これらが『選手のストレス』になったかな?と。
とりわけ、ACL出場の影響でしょうね。ACLに出場した年のセレッソは、リーグ戦で軒並み成績を落しているので、大きなストレス『マイナス要素』なのだと思ってます。
(ここ数年、毎年のようにACL出場してても成績が落ちないFマリノスなんかは、所属選手に『ACL慣れ』がありそうですよね。だから、ACLに出てもストレスが少なく、チーム力が落ちないのだと思います。
単発でしかACLに出場できてないセレッソは、所属選手にその『ACL慣れ』がないからチーム力が落ちる・・・という所かな?と。)
それなりに筋は通ると思いますが、どうでしょう(笑)?
こんなような所で、改めて書きますが、
チーム力 =
『選手の総・能力値』
ー『選手の総・ストレス値』
という数式になるように感じてます。
ここでも、やはり僕は『選手中心にサッカーを見る』と言う感じですかね。
こんな所で、『チーム力』と言う視点で語ってみました。
この数式は、あくまで僕の視点です。他の方の視点で見れば、また違った見え方もすると思います。戦術好きな人から見ると、掛け算だ!とかになるかも知れませんし、それは人それぞれだと思います。でもまあ、個人的に引き算で考える方が色々と説明が付くな~とは思ってます。
・・・・で、本題のように書いてましたが、あくまで前置き(笑)毎度、前置きが長いのですが本題、
『チーム力を表す数式』で今シーズンのセレッソを占う。
という所に入って行こうと思います。
数式のプラス要素とマイナス要素から見る今シーズンのセレッソ
今シーズンのセレッソについて、数式に当てはめます。
プラス要素
まずは、プラス要素、『選手の総・能力値』というところ。去年の比較という所にはなります。
昨年のシーズン総括を書いたのですが、
この記事内で僕は、
ボランチ・インサイドハーフの『トランジション』の部分が弱かった
がと感じてたと書きました。なので、ここの部分をどう補うか?に注目をしてました。
選手の入れ替えで、新加入選手に期待することになる訳ですが、やはりこの選手ですよね。あちょこと、
田中 駿汰
札幌では、3CBの右。また、昨今の札幌はマンツーマンを敷くことが多く、1vs1の守備にも慣れがある。上で挙げた『トランジションの弱さ』を補う意味でも期待大ですよね。
加えて、183cmと言う身長でアンカー/ボランチというところ。SBが外につり出されて2CBの1人がSBのカバーで開いても、
あちょがDFラインに降りれば、DFラインでの高さ勝負でも負けない。
というのも容易に想像が付きますよね。この視点で言えば、キャンプでクルークスやルーカスフェルナンデスがSBをやってたりしてたようですが、それも、
あちょがアンカーに居るから可能なシステム
という印象すらあります。
本当、こんな選手が欲しかった!!!みたいな感じで。期待が大きいですよね。
また、俺は打楽器w:平野佑一。彼の加入時にポストしたのですが、
いつか対戦時に、
— 土塔えんじ🌸オタク系セレサポ (@dotou_eng_crz) January 12, 2024
『浦和の40番、面倒くさいな』
と思った記憶がある。
泥臭いプレーもいとわない。良い意味で、セレッソの選手っぽくないイメージを持ってます。
期待したいっすね。 https://t.co/QdtRKBq6aE
少し記憶が曖昧ですが、
面倒くさいと思った平野のプレーは守備面だった
と記憶してます。粘っこく守備されて、良い所を止められて・・・みたいな。それが、当時の浦和の40番に持った印象でした。
入団会見時にパス面を強調してましたが、自分の直感を信じて、平野には守備面でも期待したいです。ここでもやはり、『トランジション』というところですね。
こんな感じで、上手く弱点を補える補強は出来てると思います。なので、
数式のプラス要素『 選手の総・能力値 』は、去年に比べてプラス
と言う印象は強いですね。
地味に、ルーカスフェルナンデスの加入も大きいなと思っておりますし、去年、怪我で試合に絡み切れずに終わった渡邉りょうも楽しみだな~と。(この2人、個人的に注目してます)。
続いて、マイナス要素。
マイナス要素
ここは開幕前なので、基本的にはフレッシュな状況ですよね。なので、『ストレス』という側面では、なかなか推し測り難いところはあるのですが、確実に言えることは、
小菊セレッソ 3年目
というところ。
戦術がウンチャラカンチャラと言うのも確かにあるのですが、3年目という事で、
既存選手に悪い意味での『慣れ』が出ないか?が心配
という所はあります。
ストレス・・・という意味ではないですけど、
『慣れ』も悪い意味で出てしまうと停滞を生む
のは誰しもが経験してることではないかな?と。プロ選手なんで、常に意識を高く持ってるとは言いつつ、『慣れ』がそれを邪魔してくる。
上で紹介した数式に当てはめると、
悪い意味での『慣れ』も、マイナス要素になってくる
という所はあると思います。
こう言う所も、新加入選手に期待したい所ですね。良い意味で『慣れ』がないですからね。この視点でパッと名前が挙がるのが、
登里 享平
という所になりますよね。
最強時代を築いたフロンターレの一員、明るさと厳しさを兼ね揃えてそうなのは一目瞭然という所で。他選手への影響も良さそうだし、ノボリが醸し出す空気感的に、
水沼宏太を思い出す
のは僕だけではないはず(笑)ここも良い補強だな~と思わされます。
ノボリには、既存選手にも慣れさせないで欲しいなと思います。まあ、既存選手にも『そんなことはない』と全く疑ってもないですけど(笑)そんな所で、
マイナス要素も今のところは不安視してない
というところ。
なので、プラス面・マイナス面を考慮し、
チーム力 =
『選手の総・能力値』
ー『選手の総・ストレス値(慣れを含む)』
に当てはめても、個人的な感覚ですが、
昨年よりチーム力は上がってる
と言う印象は持ってます。
やってくれるんではないですかね。
楽しんで応援して行きましょう。
そんな所で、シーズン前のプレビュー・・・という言い方で良いか?微妙ですが(笑)を書いてみました。如何だったでしょうか?
個人的に、毎年そうですけど、
セレッソを応援して楽しむ
という所に主眼を置いてます。
少し語弊があるような書き方になるのですが、セレッソの最終順位に対して期待はしてないです。最終的にどんな順位であっても、受け止めます。ってか、サポはそれしかできないですしね。
結果に期待してないと言えど、悲観も全くしてないです。『監督が・・・』とか『フロントが・・・』とか、悲観めいたものもは一切ないです。ブログとかやってますけど『ほれ、言うたやろがい!』みたいなことも言うつもりはありません。絶対に言わない!という保証もしませんけどw
僕がしようと思う事は、
ただただ、セレッソを応援すること。そして、ただだた楽しむこと。
だけですね。
自分が楽しむ手段として、このブログも続けようとは思っております。自分の現状から今年も全戦レビューは難しいと思いますが、書ける時は書こうと思っておりますので、宜しければお付き合いお願いします。
ちなみに今シーズンのブログの目標は、
短く書くこと
ですw 先日、初めてレディースの記事を書いたのですが、
Xにコメントを頂いた方の半数位から、
長いw
と突っ込まれましたので・・・まあ、今回もそこそこ長くなってしまったのですがw 次回から頑張って短く書こうかと(笑)